e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 6.07 Wed. vol.292
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 □吉岡憲章のコラム 
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       「目的論的」に考えよう
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 融資肩代わりをする新規銀行
03:【管理栄養士のちょっと一言】    今年もクールビズでいこう
 04:【経営相談 Q&A】        改善の取組み方の順序は
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┃01┃経営発展のヒント   『「目的論的」に考えよう』
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 経営改革を進めるにあたって、「どんなことをやろうか!?」と経営者は思い
悩む。売上を上げる方法は? 経費を削減するためには? 皆のやる気を出させ
るためには?・・・と、尽きることはない。

 そんな時、巷のコンサルタントと呼ばれる人のなかには「皆で一生懸命考えて
対策案をいっぱい出そう!」とか「アイデア会議をやればいいじゃないか!」と
指導するケースも多い。

 例えば、“売上を増加するために何をするか”というテーマでアイデア会議を
するとどうなるか。

 出てくるアイデアは、宣伝をもっとする、売れる商品を扱う、営業マンを増や
す、扱い店とのコミュニケーションを図る・・・というように分けられる。ここ
までは良いのだが、この方法でこれらをもっと追求をしていくと、例えば“もっ
と宣伝をする”については、新聞に広告をする、テレビコマーシャルが良い、雑
誌にも広告を出そう、立て看板がいいかもしれない、やはり口コミだ、フリーペ
ーパーを使った方がよい、いやチラシだ・・・・と限りなくアイデアは出てくる
だろう。

 しかし、こうやっていくらアイデアをたくさん出してみたところで、宣伝の方
法を並べているだけだ。やがて数多の項目がでたけれど、結局どれもこれも一般
論であまり役に立つ感じはしない。そこで実行まで行かずに終る。これがアイデ
ア倒れというやつの典型だ。つまり「方法論」を議論していただけなのだ。

 大事なことは、広告宣伝をすることによって、“どれだけの売上増加を期待す
るか”ということをまず明確にすることだ。例えば1千万円の売り上げ増を計画
するならば、使える宣伝費はせいぜい50〜70万円程度だ。この予算で効果的
に宣伝するにはどのようにすればよいか。

 地域に密着した業態の事業ならば、いかに地域限定の媒体を使うかだ。地方テ
レビCMを流したところで、会社名を認知してもらえるためには効果的だが、購
買のモチベーションにまでは至らない。購買につなげるためには、盛りだくさん
の方法を伝えることができる方法が一番だ。

 つまり、目的を明確にせずはじめからアイデア的方法論を出すのではなく、ど
れだけの売上を増加したいのかという目的や目標を明確にして、そこに使える予
算とその範囲での効率的宣伝方法を検討してみる。このような考え方を「方法論
的思考」に対応して「目的論的思考」という。数多くの対策案を並べるのではな
く、数少ないけれども、効果的な対策をドリルのように鋭く突き出していくこと
が成果につながっていくのだ。

 目的に徹した展開こそが効率的な改革につながっていくのだ。

                【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『融資肩代わりをする新規銀行』
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メガバンクも多くの地方銀行も不良債権処理に見通しをつけ、今期からは新規融
資先の開拓に力を入れている。景気が上向いてきたとはいえ、新規の設備投資を
行なう企業は一部分であり、特に中小企業にとっては、まだまだ積極的な資金需
要はできない。新規の融資先を増やす手立ては、他行の融資の肩代わりだ。

メガバンクならば、決算書で債務超過でなければ融資をするという、借りやすさ
をうたい文句にしたビジネスローン。地方銀行ならば、地元の企業同士を紹介し
お互いのメリットを享受しあうといったことを武器に新規融資先を増やす作戦。
融資の資金使途は、資金需要がないために他行肩代わり。

銀行が新規融資先開拓のために融資の売り込みに来て、喜ばない経営者はいない。
口では、「この忙しいときに、銀行と会う時間なんかない。」「銀行と会う時間
があるならば、仕事をしていた方が良い。」などと言っている。しかし、本当は
逆で嬉しくて仕方がないはず「俺の会社も銀行に認められるようになったのか」

新しく取引を開始する銀行との間で注意しなければならないことは、

     今まで取引をしていた銀行の悪口を言わないこと。

万が一、一方的に銀行のほうが悪かったとしても、その話を聞かされるのは同じ
銀行員、基本的には銀行の立場で聞いている。銀行員にもノルマがあり、新規融
資先を増やしたいために経営者に相槌をうってはいるものの、心の中では(将来
はうちも同じように言われるのか)と。

また、融資の全額肩代わりにせよ、一部肩代わりにせよ、必ず既存の融資銀行へ
の説明をして、理解を得ること。地方銀行ならなおさらで、理解は得られないに
しろ、説明をする行為は絶対に必要。そして、当面は口座は残しておくこと。新
規銀行との関係を十分確立してから、取引を解消しても遅くはない。

        【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士のちょっと一言   『クールビズ』
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 夏を軽装で過ごし温室効果ガスの排出削減につなげようという「クールビズ」
の取り組みが2年目を迎えた。

 冷房の設定温度を28度に上げる代わりに、涼しい服装で仕事をしようと、
クールビズは昨夏、政府主導で始まった。しかし、環境省のアンケートで、冷房
温度を前より高く設定したと回答した企業は32、7%だった。
また、営業職の人や、中小企業の間では、ノーネクタイだと取引先や親会社を訪
ねる時に失礼なのでは、と気を使い、今ひとつ浸透していない。

 さて、6月の今で最高気温30度という日があるのだから先が思いやられる。
気温の変動は仕事をしていく上でも、作業効率に関わる重要なものであり、経営
者の視点として見ても、従業員の作業効率を上げるということは利益に直結する
意味で重要だ。 

 国で定められている「快適職場指針」では「作業環境の管理」や「労働者の心
身疲労の回復を図るための施設、設備の設置・整備」など事細かに定められてい
る。いずれにしても、これから暑い夏に突入していくわけだから今一度、仕事場
の環境を見直してみるのも良いのではなかろうか。

 結果、作業環境の適切な整備こそ、作業の能率UP、経費の節減、製品の高質
化、つまり生産性の向上につながっていくのだ。

 6月1日からは学生は夏服である、そろそろ会社にもクールビズで出勤してみ
ては? その前に今年こそは「クールビズでお越しください」という案内表示を
受け付けなどにおいてみてはいかがであろう。
                    
       【未来事業・管理栄養士 吉岡 美保】

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┃04┃経営相談 Q&A   『改善の取組み方の順序を教えてください』
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Q: 機械部品加工の中小企業です。
   改善の取組みとして、作業改善を優先すべきか、直ぐに設備改善を行うか
   迷っています。どのようなステップで行えばよいか教えてください。

A: 物造りの原点はすべて人です。
   改善は人の意識いかんにかかっています。
   改善を行う前に、取組まなければならないのは意識改革が最初に必要とな
   ります。

   次に取組むことは作業改善です。
   物を造るには材料から製品までの作業があります。徹底してその工程の作
   業改善を行うことが大事なことです。

   このようにして、機械設備は作業のニーズから生まれます。
   お金の面から考えても作業改善を十分行った後に、最後に設備改善をする
   とよいでしょう。

なお、改善は次の「カキクケコ」作戦を頭に置いて順々に進めることをお奨めし
ます。
   カ・・・観察(現場や品物をよく見ること)
   キ・・・記録(データをとること)
   ク・・・工夫(データを解析し、アイディアを出すこと)
   ケ・・・検討(出されたアイディアをさらに検討し、改善策を作ること)
   コ・・・行動(改善策を実施すること)

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】

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