e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 5.17 Wed. vol.289
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今月(5月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム 
       『過去にこだわるより、未来にこだわれ』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報
   『春の海は自然のテラピー・蛤の効用』『フルーツビネガーで健康に』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       企業は人なり 
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行との信頼関係を構築する
03:【コンサルの視点】         人として、組織としてのモラル
 04:【経営相談 Q&A】        コンプライアンスとは?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント   『企業は人なり』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ウチの社員はダメだ」「いくら鍛えてもちっとも理解できるようにならない」
そして「ウチのような小さな会社に就職するのはもともと期待できない人間だか
ら教えがいがない」と嘆く社長が多い。

 「企業は人なり」という言葉どおり、会社を構成し支えているのは間違いなく
役員・社員たちだ。この人たちが素晴らしい技術と鉄のような団結心のもとで業
務に当たれば会社は大きく成長し繁栄していくことに間違いはない。それこそ理
想的な「人財集団」だ。

 そこで、社長は一生懸命に社員たちを教育しようとする。外部セミナーに出席
させたり、参考資料を渡したり、OJTを行ったり・・・。しかし、その結果なか
なか期待する効果が表れず、結局冒頭のような思いに至ってしまうわけだ。

 確かに「企業は人なり」ということに寸分の異論もない。ただしこの「人」と
は一体誰を指すのだろうか。幹部や社員のことだろうか。

 中小企業において、その成果を決する要因のおそらく80%以上「社長」では
ないだろうか。つまり、方針を決めるのも、取引先の決定も、人事も組織も、儲
かるも損するも、ほとんどが社長にかかっている。つまり、「社長次第」という
ことだ。とすると中小企業における「人」とは「社長自身」を指すと考えても過
言ではないだろう。

 果たして、社長自身の「人」はどうなのだろうか。皆の先頭に立ち、社員たち
のこころを把握し、事業の先行きを熱く語れるような、“社長としての人財”に
なっているだろうか。経営のプロとして相応しい経営技術を身につける努力をし
ているだろうか。

 中小企業においては、まず「企業は社長なり」とこころに刻むことだ。これが
自ずと社長の行動に表れたとき、社員たちは素直に社長から学ぶようになるだろ
う。経営者自らが向上する努力を積み重ねていこうではないか。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

◆―――◆ 『未来・経営ナビゲーション ご購読のご案内』!! ◆―――◆

  あなたが願う会社の姿とは?

  あなたの夢の実現に役立つノウハウを、当社のコンサルが豊富な実体験を
  基に執筆します。
  起業から再建、さらに発展まであらゆる局面において不可能を可能にして
  きた未来流経営戦略。

  ※購読料として、1,000円(一年分、送料込み)を頂戴いたします。

  ご購読希望の方は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

  1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
  ※ご希望の方は、「件名」に「未来ナビ 希望」 と明記ください

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行との信頼関係を構築する』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「先生、来月資金繰りが厳しくて銀行へ借入の申し込みをしたんですが、銀行が
なかなか良い返事をくれない。どうしたらいいでしょうか?」「銀行は、資金が
不足するはずはない。キャッシュフローは、充分あると言っているんです」

中小企業が資金繰りに苦しむ大きな要因は、銀行借入金の返済。この企業の場合
も、資金繰りを確認すると借入金の返済が大きな要因。キャッシュフローより銀
行返済額のほうが大きければ、返済能力は乏しい、資金不足が生じると言うこと。
キャッシュフローは経常利益+減価償却で算出。この算式で表される数字より、
銀行返済額が大きいということだ。 

ただし、気になるのは銀行が「キャッシュフローが充分あるはず」という認識を
持っている点。このようなケース、多々あるのも事実。毎月報告される試算表か
ら算出されるキャシュフローでは返済も充分にできるはずなのに、資金繰りでは
資金不足。多くは資金繰りで生じる資金不足が正しいはず。

試算表から算出されるキャッシュフローと、資金繰り上のキャッシュフローの差
異の原因を、試算表及び資金繰り表を調査した結果、下請け業者などに払う未払
い金の未計上。この操作、なんと数年以上にわたってのもの。これでは利益がで
ても資金繰りは厳しいはず。銀行担当者が言うこともうなずける。

このような操作を見抜けなかった要因は、関連会社を数社持ち資金繰りに困ると
関連会社との間で資金繰りを操作。しかし、今回は関連会社にも資金がなく問題
点が浮き彫りになった。このような行為により、銀行と企業との間の信頼関係は
音を立てて崩れた。銀行は支援打ち切りを検討している。

取引存続のために最も必要なことは、銀行と企業との信頼関係の醸造だ。しかし、
一旦崩れるとなかなか修復は難しい。信頼回復の特効薬は、少しずつでも、銀行
との信頼関係の構築につとめること、これしかない。

        【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

◆◆―――――――――――――◆◆◆◆◆◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃コンサルの視点     『人として、組織としてのモラル』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ニュースを目にすると次から次へと物騒な事件やモラルの欠けた話題が後を絶
たない。 あまりの多さにそれぞれの事件は以前よりかなり早く風化される。マ
スメディアの速度に慣らされてしまっているのか、世間の風潮か・・・私たちも
それぞれのニュースを強く受け止めることなく、「またか」と思う。恐いことだ。

 思いやりや道徳心の欠落した社会と叫ばれる昨今ではあるが、一方で人として
の成長も遂げていると私は思う。一部の事件はそうした世間の成長から外れた所
でおこる。それは私利に走った身勝手なもの、目先のものに囚われたものが多い。

 生きている意義や目的、長期的な計画を考え続けると、日々の行動もそれに沿
ったようになる。またその想いが強ければ強いほど、人は幸せにより近づける。

 組織も同様。目先の利益にとらわれ、そのときは良かれと思ってとった行動や
仕方なくとった行動、私利に囚われた行動、「バレなければ・・・」という安易
な考えが、時として組織の屋台骨を崩す。

 社員のとった行動は個人レベルであったり、また管理する側の問題でもあるだ
ろうが、“人”として、道徳を鑑み、その行動が“罪”なのかを熟慮すること。
それらが組織内のモラルとして反映されていれば、問題は少なくなる。

 個人として、組織としてのモラル。共に世間のモラルとかけ離れてしまえば正
しい選択もできない。正しい理念を掲げ、組織としての方向付けを明確にして、
情報を共有化し、組織内に浸透されて行けば、正しい方向へ進んでいくのだ。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント 荒川 卓士】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃経営相談 Q&A     『コンプライアンスとは?』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q:「コンプライアンス」という言葉が最近多く叫ばれるようになりましたが、
  どういうことを言うのですか?

A:「コンプライアンス」という言葉は、簡単に言えば「法律遵守」であると
  いうことはおわかりだと思います。

  法律とは、憲法、民法、労働法、等基本的な法律はもちろんのこと、会社
  経営に関わるあらゆる法規制を言います。
  最近マスコミの話題になったマンションの耐震強度偽装、ライブドアの粉飾
  決算、ホテル東横インの問題、等々全て何らかの法律に違反しているために
  ニュースになり、世の中に裁かれることになるわけです。

  会社経営者は、自社の経営活動の遂行にあたって、どのような法律が存在
  するかを知っておく必要があり、もちろんそれを十分に理解しておかなけれ
  ばなりません。

  「会社は、世の中に貢献した結果として利益を得て、その利益をまた世の中
  に貢献するために使う」ことが基本ですが、このコンプライアンスがあって
  こそ「世の中に貢献」出来ると言えましょう。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹】

◆――――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』無料進呈! ◆――――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
  メルマガ読者の方にプレゼントいたします。

  申込み方法は、こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX をご記入の上
 ※ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください

◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せやお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 
  こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2005  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket