e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 4.26 Wed. vol.287
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       コミットメントとチャレンジ 
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 プライドを捨て早い再建策を打つ
03:【コンサルの視点】         経営不振は誰のせい?
 04:【経営相談Q&A】         工事原価とはどういうものか
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┃01┃経営発展のヒント   『コミットメントとチャレンジ』
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 「わが社は今期の経常利益計画を3億円とする。皆で目標達成に向けて頑張ろ
う!」と期初を迎える。取引銀行にもこの計画を報告して引き続きの支援をお願
いする。

 やがて1ヶ月目を終えてみると、残念ながら売上、利益共に目標に10%ほど
足りない。こんなことが2、3ヶ月も続くと、銀行の担当者から「一体どうしち
ゃったのですか。本当に改革をやっていないんじゃないですか?」と言われるよ
うになる。

 こんな状態が継続し、やがて「社長の言うことはまったくあてにならない。う
そつきだ!」とまで言われる。以前よりはずいぶん良くなっているし、全社員も
一生懸命がんばっているけれどあと一歩足りないだけなのだ。もとより嘘をつく
気持ちなどは全くない。どこで歯車が狂ったのだろうか??

 まず、計画には“コミットメント計画”と“チャレンジ計画”があることを認
識して欲しい。コミットメントには“公約”という意味がある。外部にしかも銀
行に報告をする経営目標は“コミットメント”の位置づけになる。コミットメン
トが達成できないときには経営者は責任をとるということだ。

 社内的に取り決めた経営目標はどちらかといえば“チャレンジ計画”だろう。
「全員でこれに達成するために頑張ろう」と少し高いハードルを設定して、それ
に向かってチャレンジすることになる。したがって達成しないリスクはかなり大
きい可能性がある。

 コミットメント計画としてはこのチャレンジ計画をさらに煮詰めて、本当に達
成できる経営指標に設定する。これを銀行などに“お約束の目標”として公約す
る。さらに保守性が要求される資金繰り計画はこのコミットメント計画を展開し
て作成することだ。そうすれば“うまくいった場合の資金繰り”のような甘い判
断をしないですむはずだ。銀行から信頼を失うこともない。ただし社内的にはあ
くまでもチャレンジ目標を貫いてほしい。

 一生懸命やっていてもあと一歩、二歩で計画に達成できず、それを批判されて
リズムを狂わせたり、自信をなくしたりする社長がどれほど多いことか。それは
コミットメントとチャレンジの区別を理解できないところに原因があることも
大きな要因だということを分かってほしい。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『プライドを捨て早い再建策を打つ』
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 「景気回復」「株価安定」「預金金利上昇」など、景気の良い報道がされてい
るが、これは1部の大手企業のことであり、中小企業に及ぶのはまだ先の話だ。
相談に来る経営者の多くは銀行に対しての不安神経症患者が多く、どうしても銀
行のことを気にしがち。特に資金繰りが苦しく、返済が出来ない状態になりそう
な時などはなおさらだ。

 銀行から借りたものについては、約定通り返済しなければならないのは当然の
ことながら、資金繰りが逼拍している状態において、無理をして約定通り返済す
ることについては考えもので、考えなければならないことは、経営の安定だ。

 約定返済を緩和・猶予してもらって、約定金額を少なくし返済期間を長くすれ
ば、経営が安定していく。銀行との返済条件猶予の交渉においては、事業計画・
返済計画の資料を用意するが、それよりもっと大切なことは、経営者として銀行
に対していかに誠意を示すことができるかどうかということだ。銀行に頭を下げ
に行くことは、つらい。しかし、銀行からみれば経営不振・危機に陥っている経
営者が過去を反省し経営の再建策をいかに早く打つかを見たいはず。

 そして一番の注目点は、危機に陥ったときの経営者の立ち振る舞い・人間性・
度量など。こうなったときは、プライドなど捨て去り銀行にいち早く事情を説明
し、相談すること。

    1人で悩まないこと。そうすれば、打開策が生まれてくるはずなのだ。

        【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃【コンサルの視点】    『経営不振は誰のせい?』
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 売上の低迷している中小企業の社長に「この2〜3年売上が減少していますが
原因は何でしょう」と質問すると、景気のせいとか、競合が激しくなっていると
か、大抵外部要因を挙げる。内部要因を挙げ対策を講じているという話は聞いた
ことがない。

  不振原因を外部のせいにばかりしているのでは、対策の打ちようがない。

 内部の不振原因を分析し対策を立てなければならないが、従来からの仕事の仕
方に慣れてしまっているため原因がなかなか見つけられないのだ。

 こういった企業に対して、新しい視点で問題点を見つけ、改善の提案をしてい
こうと思う。
       【未来事業・マネジメントコンサルタント 能多 ハツ雄】
 
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┃04┃【経営相談Q&A】  『建設業の原価、工事原価とはどういうものか』
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Q: 建設業の場合、売上高に相当するものを「完成工事高」、それに対応する
   原価に「完成工事原価」があると聞きますが、製造業の原価とどのように
   違うのか教えて下さい。

A: 建設業の原価というのは、そもそも用語からして、他の業種とはかなり違
   います。原価は、製造原価でも売上原価でもなく「工事原価」と呼びます。
   売上高は「完成工事高」です。
   もっとも、建設業では完成までに長期間を要することも多いので、完成工
   事高がなかなか計上できないこともあります。

   そこで、工事原価を支出したときには、いったん「未成工事支出金」とい
   う費目で計上し、工事が完成した時点で「完成工事原価」に振り替えると
   いう手順を踏みます。

   この完成工事原価が、完成工事高(売上)に対応する原価です。
   是非、この原価の違いを十分理解してコスト感覚を身につけ、自社の原価
   低減活動に役立てて下さい。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】


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