e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 3.29 Wed. vol.283
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        経営は戦争だ
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 日銀の量的規制緩和策解除
 03:【コンサルの視点】         キャンペーンもオンリーワンで
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┃01┃経営発展のヒント   『経営は戦争だ』
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 昔々私が音響メーカーに勤めていたときに、こんなことを体験的に学んだ。

「音の良し悪しを決める要素はステレオのハード(機械)のウェイトを1とする
と、音楽を聴く部屋や環境はハードの10倍も音に影響を与える。さらに聴く人
の身体や心の具合はまたその部屋の10倍も音質を左右する」。

 すなわち、機械からでる良い音を良い部屋(これを音場と言う)で聞くと10
倍も良くなり、さらに健康な身体と楽しむ心で音楽を聴けば100倍もよい音に
聞こえる、ということだ。

 これを経営、たとえば飲食業に当てはめて考えてみたい。厨房で一生懸命につ
くった料理を素晴らしい雰囲気で食べると、そのおいしさは10倍になる。さら
に行き届いた接客が伴うと100倍もおいしく食べられる。逆にいくらおいしく
作られた食事でも、心の伴わない形式的な接客をされると「2度とこの店には来
ない!」となる。

 良い雰囲気はホールの照明やテーブルクロスやお皿・・・などによってかもし
出される。私はこれを「見えるこころ」と表現している。またホール係の何気な
い思いやりやいたわりを「見えないこころ」と呼んでいる。

 この「見えないこころ」を“お客様が見ることができた”とき、お客様は感動
する。その結果、お客様はお店のファンになってくれる。この積み重ねが繁盛店
を築き上げていくことになる。

 この「見えないこころ」を意識した行動をすることは接客業だけでなく、全て
の業種・業界に共通な「繁栄のための基盤」だと私は信じている。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『日銀の量的規制緩和策解除』
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「3月9日、日銀が量的規制緩和策を解除。」この発表をしたとたんメガバンク
が先陣をきって、定期預金金利の引上げを発表。その後、地方銀行にも波及。た
だし、定期預金の上げ幅は、たかが、0.03%から0.08%で、騒ぎ立てす
るほどの上げ幅ではないが、さすがメガバンクは対応が早いと思わせるだけで、
依然低金利には変わりない。

このとき、経営者として認識しなければいけないことは、預金金利が上がれば貸
出金利も上がるということだ。いくつかの経済指標が示すように、景気は回復基
調にあり(ただし、地方の中小企業の実態を反映していないという意見もあるが)
今後、預金・貸出の金利が上昇していくのは、経済金融の当然の流れだろう。

銀行から貸出金利引上げの呈示がなされたら、まず交渉することで、それは固定
金利貸出が可能かということ。中小企業の多くの貸出金利の決め方は、変動金利
で金利が下げ基調にある場合は、変動でも良いが、上げ基調の場合は現在の金利
で固定しておいた方が、金利負担が軽減する。

次に留意することは、貸出金利の引上げにすぐに応じないことだ。それは、下げ
基調のときの銀行の対応が、即対応してくれたのか、或いは、公定歩合引下げに
応じて、フルスライドしてくれたのか、銀行は過去の実績をもとに、貸出金利の
上げ幅を検討するはず。銀行が儲かっていない企業に対しては、予想以上の上げ
幅呈示も考えられるからだ。

経営者も、金利上昇局面においてはそれなりの理論武装をして対応策を検討する
必要が生じてきている。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『キャンペーンもオンリーワンで』
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 先日、友人とある大手の電気店に行った。その店は、100人に1人は無料に
なる、というキャンペーンを行なっており、店内はとても賑わっていた。

買い物を終え、友人が会計を済ませている時、突然店員の動きが止まった。私達
は何が起こったのか始めは分からなかったが、店員が鐘をならし、「おめでとう
ございます。」と言われた時に初めて私達が100人目に当たったのだと知った。
そして、一斉に周りの人達の注目を集めてしまった。

何か商品がもらえるという企画は良くある。しかし、自分の買った商品がその場
で無料になるというキャンペーンは、今までになかった。当たれば、周りのひと
も「自分も何か買えば当たるかも知れない」と思い、売上もあがることになる。

友人は当たったとたん、「あ〜、もっと高いものでテレビかなんか買っておけば
良かったな」と言った。今までにないキャンペーンでなければ話題にならないし、
物も売れない。この電気店も他店では行なっていないオンリーワンキャンペーン
を企画したのだ。

   商品開発も大切だが、キャンペーンはそれ以上に重要だと思う。

また、人間はつくづく欲深い生き物で、次からつぎに新しい事を提案すれば、購
買意欲にもつながるのだと感じた。

         【未来事業・アシスタントコンサルタント 加藤 幸恵】 


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