e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 3.22 Wed. vol.282
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        経営は戦争だ
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 キャッシュフローを確認する
 03:【コンサルの視点】         女は愛嬌、経営者は・・・?
 04: 【経営相談Q&A】         営業に求められることは
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┃01┃経営発展のヒント   『経営は戦争だ』
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 「出る杭は打たれる」ということわざがある。少々目立つことをやると周囲か
らボコボコにされてしまうことをいう。それが怖くて周りと仲良くして行こう、
と思うからやることも何となく特長がなく、消極的になる。

 ご近所付き合いをする上では必要な生活の知恵だろうが、経営においては少々
事情が異なってくる。同業者や協力会などで「お互いに協力し合って頑張ろう!」
って具合に隣の社長と肩を叩き合って、和気あいあいの雰囲気で付き合っている
のを見かけると、思わず「サークルじゃあるまいし、???」という気持ちにな
る。

 ずっと以前のことだが、私は経営の実務を体験するためにある大企業の下請工
場を経営していたことがある。協力会に入ったが、はじめの頃は最後輩工場のた
め受注もままならず、インストアシェアも微々たるものだった。このままだと売
上の増加などはとても期待できないし、その前に潰れてしまうことは充分に予想
された。

 そこで、私は挑戦する企業を決めた。“敵”が決まれば戦略はおのずと決まる。
毎日の朝礼時に「○○製作所を追い越せ!」と従業員全員で叫ぶことで、皆にこ
れは戦いであることを意識させた。敵の社長以上に私は顧客のキーマンに接する
ようにした。そして6ヵ月後には私の会社がついにシェアで勝ることができた。
○○製作所はまもなく廃業に追い込まれた。

 この繰り返しによって、2年後に私の会社は第1位の占有率を得ることができ
た。ライバル会社の経営者たちは、それこそサークル活動のような雰囲気だった
から私に負けたということになる。

 決められた升の酒を取るか取られるか、それは戦場とおなじだ。この意識のも
とで、多く取ったものが生き残り、妥協したものは死ぬことになる。これが経営
の実態であり、“経営はライバルとの戦争だ”と心に刻むことが肝要だと思う。

 「そんなことをしてまで、成長したくない」と思う社長は、経営の場から一刻
も早く退場した方が無難だろう。ライバルを駆逐しなければわが社が無くなるの
だから。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『キャッシュフローを確認する』
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「先生、銀行からの融資がなかなか出なくて。3月の資金繰りに当てているので
どうしたら良いのか困っているんです。」

この企業はサブメインの銀行から運転資金の名目で毎年借入をし、1年間で返済
し、再度、同金額の融資を受ける、この繰返し。当然、3月には今まで通り融資
を受けられるものとして、資金繰りに計上したが、融資が実行されないので慌て
ふためいての相談となった。

銀行が妥当性ありと考える短期運転融資は、納税資金・賞与資金・工事引当資金
など。今回相談のあった企業の運転資金の使途、これは赤字補填資金と言おうか、
手許資金補充資金といったもの。このような借入は各銀行に存在するも、企業の
業績が回復すれば、貸し増しをしたり返済期間を長くしたり。逆に業績が悪くな
れば、回収のみを行い次回は貸さないという方針の資金。

銀行が融資するか、しないか、決める時の基本的な考え方はキャッシュフロー。
毎月のキャッシュフローより返済額が上回ってしまう企業は、融資を返済できな
い企業であり、業績が悪化したり、銀行の方針が厳しくなったりした場合は注意
することだ。経営者は毎月の試算表をみて、自社のキャッシュフローを確認し、
充分に確保できていない場合、短期の折り返し資金は、既得権ではないことを肝
に銘じ、銀行と交渉に当る必要が生じてくる。

金融一言辞典:【簡易キャッシュフロー】・・経常利益+減価償却で算出する。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点     『女は愛嬌、経営者は・・・?』
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 松下電器の創業者である松下幸之助について書かれた本の中に、「偉くなるほ
ど愛嬌が大事」と書いてあった。「愛嬌」という言葉は「愛敬」が転化した仏教
語で、仏や菩薩の表情を指し、慈悲深く優しい表情のことをいうとのこと。むや
みやたらに愛想を振りまいて人に気に入られようとすることとは違う。

 なるほど奥が深い言葉だ、と思う。私は仕事柄、様々な業界の経営のトップに
立たれている方々にお会いする機会があるが、ムスッとした無愛想な仏帳面の男
性経営者が多く、大変さびしいことであるが、またお会いするのがおっくうにな
ってしまうことがある。(すみません)

明るく優しい人のところには人は集まり、暗い人のところには人は集まらない。
つまり、人が集まらないような経営者では、仕事がうまくいく訳もない。人も仕
事も情報も集まってくるよう、経営者も日頃から愛嬌のある表情づくりが大事と
いうことだ。

 情報化社会の現代では、いかに多くの人に情報を持ってきてもらえるかが経営
の勝敗を分けるのかもしれない。「女は愛嬌」とはよく言うが「経営者も愛嬌」
なのだ。
         【未来事業・アシスタントコンサルタント 稲葉 由香】 

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┃04┃経営相談Q&A   『営業に求められることは』
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Q:営業に求められることはなんでしょうか?

A: 営業に求められることで、最も重要なことは商品を販売することや、サー
  ビスを提供することにより発生した売掛金を必ず回収することです。

  新規開拓の場合は売掛金がまだ発生しませんが、この場合も取引をするた
  めの材料をそろえていかなくてはなりません。

  新規取引の場合の注意点

1.信用調査により、過去の経営者及び企業の歴史、主要取引先を把握する
2.商業登記簿謄本の取得(起業してからの社歴を把握、代表取締役が違う
  場合もある〜要注意)
3.過去3期分の決算書の取得〜不審な点は相手に確認(見せない場合が多い)
4.アポなし訪問〜生の企業の雰囲気を感じる〜これが一番肝心な情報源

特に換金性の高い商品を扱っている場合には、取り込み詐欺等の被害にあう可能
性が常にあります。経営者メンバーが若くないにも関わらず業暦が極端に短い場
合や事務所しか構えていない法人、取引が少額の場合は現金引換え決済し、お互
いが慣れてきた3ヶ月位に大口の取引を提示し掛売りを提案してきた場合などは
要注意です。

商取引の場合も現地、現物、現実の3現主義で取引先の実態把握をすること。
 
      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 廣澤 耕一】

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