e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2006. 2.22 Wed. vol.278
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        塵つもる
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 決算書と試算表に関心を
 03:【コンサルの視点】         議事録は、後々になって役に立つ
 04:【経営相談Q&A】         損益分岐点売上高による管理
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┃01┃経営発展のヒント  『塵つもる』
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 私は千葉県にある全国信用金庫研修所に、金融マンのためのセミナーへ講師と
してお邪魔をすることが多い。そこの講師控室としてあてられる応接室の壁にか
けられている書を拝見し、毎回感銘を抱く。

 それは「掃けば散り はらへばまたも塵つもる 人の心も 庭の落葉も」と円
覚寺管長が書かれたものだ。人の心の中に掃ってもはらっても次から次へと雑念
が積もってくるものだ。このことをよく知ってそれ以上精進せよ、との教えと思
う。

 経営改革を進めると、ある時点から利益に数字的な効果が顕著に表れはじめて
くる。経費削減策をどんどん進めていくことによって、ムダがみるみるうちにな
くなってくるからにほかならない。

 しかし、ほっとしているのも束の間、利益の向上は停滞しはじめてくる。理由
は、せっかく削減したはずの経費がまた増えているためだ。手を打ったはずだが、
いつの間にか対策が停止している、新しいムダが発生している。こんなことに気
がついて、また思い直してムダ取りに挑戦する・・・。

 こんなことを繰り返しながら経営改革は進んでいく。「利益や改革に対する思
い」が強ければ、やがて目標は達成されることになる。その執念が薄ければいつ
までたっても成果は表れない。すべては経営者の“こころに溜まる塵”がムダと
なって経営結果に表れてくることなのだと思う。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『決算書と試算表に関心を』
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 決算書は、一年間の企業の通知表。同様に、試算表は一ヶ月間の企業の成績表。
残念ながら決算書・試算表を読める経営者は、そう多くない。銀行が決算説明や
毎月の業績説明を求めても、仕事にかこつけて行きたがらない。「決算書なんか、
読めなくてもいいじゃないか。利益が出れば、銀行には文句を言われないだろう」

「俺が解らなくても、うちの経理はしっかりしているから大丈夫」こう思ってい
る経営者が多い。決算書を読めてはじめて、経営が成り立つ。経営者が決算書を
読めない中小企業の多くは、税理士に決算書を作ってもらってはじめて、黒字か
赤字がわかる始末。このような中小企業ほど、経営危機に陥るのが早いのもの。

 試算表は経営状態をリアルタイムに映し出す。銀行が煩く試算表を出せと言う
から作成するが、言わなければ作成しない。試算表を作成していない企業は、会
社が儲かっているのか、いないのか、何が原因で儲かっていないのか、全く判ら
ない。

「数字は俺の頭の中にある」こううそぶく経営者。2月になって、初めて10月
頃の試算表が出てくる企業。これらは、現状の把握が全く出来ていない証拠だ。
このような企業こそ、銀行が見放す企業の典型。

 一般企業の業績は、回復基調にあるとの報道があるなか、まだまだ地方中小企
業には回復基調が浸透されてきていないのも事実。一方、銀行はといえば過去の
お荷物の整理がつき、いよいよ攻めの体制に入った。攻めの体制=企業選別とい
うことだ。

「銀行の言うことを聞かなければ、銀行にも考えがありますよ」このような銀行
も多くなってくるはず。中小企業にとって、銀行の支援なしでは生きていけない。
経営者が本当に経営に参画すること――それは、決算書・試算表に関心を持つこ
とから始まる。

このことを肝に銘じて、行動に移していただきたい。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点  『議事録は、後々になって役に立つ』
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 月に何回か、あるいは週に一度、会社によっては毎日毎日、会議をしていると
思いますが、皆さんは会議の議事を録っていますか。当然ながら、議事録を作っ
ている会社が多いでしょうが、たまに議事録を作成しない会社があります。

 議事録をなぜ作成する必要があるかといいますと、それは忘れてしまうからな
のです。人間ですから・・・1ヶ月前の会議に何を話合ったのか忘れてしまい、
会議参加者各々が思い出しながら、議論するため、内容が重複することもあれば、
議題自体が消滅してしまったりしてしまいます。

経営改革を推し進める会社にとっては、当然進捗が遅くなったり、方向性がずれ
てしまったりと、非常に危険なことになります。会議直後は記憶に十分あること
だし、議事録を作成するのが非常に面倒くさいのは理解できます。

しかしながら、前回の会議内容を忘れてしまったり、確認したい事態が起きたと
き、作成されていた議事録により解決できたとしたら、それは目にみえない利益
となって会社に還元されるのです。そのときの喜びのためにも、面倒くさいと言
ってはいられません。

          【未来事業・アシスタントコンサルタント  島森 段】

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┃04┃経営相談Q&A  『損益分岐点売上高による管理』
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Q:「あなたの会社の損益分岐点は?」と俗によく聞かれますが、正しい損益
   分岐点売上はどのように算出し、管理すればよいのですか?

A: 損益分岐点売上とは、利益をゼロとしたとき、現状の固定費を賄うための
   必要売上高であることはご存知のことと思います。

   算式は、損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率であらわされます。
   また、限界利益率=(売上高−比例費)÷売上高 です。

  この算式から分かるように、損益分岐点売上高を正しく把握するには、
  自分の会社の比例費と固定費を正しく分けることが重要です。
  売上(生産)高の増減によって変動して発生する費用か、関係なく固定的に
  発生する費用かの区分を明確にして下さい。製造労務費でも、生産に応じて
  増減させることができれば比例費です。

  次に、損益分岐点売上高は小さいことが良いわけですが、そのためには、
  「固定費を下げること、および限界利益率を上げること」を“管理する”と
  言います。
  正しく算出した損益分岐点売上高を下げて、利益を確保しましょう。

      【回答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  乾 辰樹】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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