e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 11.24 Wed. vol.266
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        マトリックス分析をしてみよう
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 担当者が転勤になったとき
 03:【コンサルの視点】         古いものに新しいものを
 04:【経営相談Q&A】         口約束でも契約ですか?
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┃01┃経営発展のヒント  『マトリックス分析をしてみよう』
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経営改革のための施策を検討するとき、どのような点に着目したら効率的だろう
か。気のついた点からどんどん対策を進めれば良い、という考え方もある。しか
し、やみ雲に気のついたところから潰していくことは、着手しやすい利点はある
が、どちらかというとそのためにかえって全体的な効果の面からは期待できない
ことが多い。

 そこで統計をかじった人は、ABC分析をして大きな問題点を把握することに
なる。つまりパレート図を描いて大きい方から対策を進めていくということだ。
2−8の法則ともいわれるように、大きい方から2割程度の項目で全体の8割を
占めることになるから、全体に対する効果は期待できる。

 ところがこのパレート図では、ある一面だけからの着眼点しか見えない。これ
をより前進させて2次元的に把握する方法が「マトリックス分析」といわれる手
法だ。ABCD分析ともいう。

 たとえば、わが社の粗利をより大きくするためにどのようにすればよいか、と
いうことについて考えてみよう。

まず、X軸(横軸)を売上高、Y軸(縦軸)を粗利率として、製品ごとにその売
上金額と粗利率をグラフ上にプロットしてみよう。グラフ上に全製品のプロット
がされたら、グラフ内を縦線と横線を使って4つのゾーンに分けてみる。つまり
A,B,C,Dの4ゾーンに分けられることになる。

Aゾーン 売上金額も大きくて粗利も高いという「儲けのゾーン」だ
Bゾーン 売上金額は小さいが粗利は高いという「売上増加対象ゾーン」
Cゾーン 売上金額は大きいが粗利は低い「粗利改善ゾーン」
Dゾーン 売上金額も粗利も小さい「継続中止ゾーン」

もうお分かりだろう。B⇒A C⇒Aの対策を実行する、Dゾーンは捨てるか無
視する。これがもっとも利益をアップさせるため効果的な戦略のスタートだ。こ
のことを把握せずに全体を表面的に眺めていても解決はできない。今まで、無視
しなければならないDゾーンのことばかりに時間を使っていたということも分か
るはずだ。何とムダなことをしたのだろうか。

ぜひ、マトリックス分析をすることが改革の大きな効果につながることを理解し
てほしい。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『担当者が転勤になったとき』
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「面倒見の良い担当者が、転勤してしまった」「どうも、担当者とウマがあわな
い」という話をよく聞く。あまりにも担当者と親しくまた、面倒見の良い担当者
だと、その人が転勤したときは大変でそれが担当者であっても、支店長であって
も同じだ。

銀行員は3年前後で転勤するのだから「担当者のリスク」を考え、銀行での人脈
作りをする必要がある。転勤のとき「次の担当者に、良く引継ぎをしておきます
から、今まで通り出来ますから大丈夫ですよ」この言葉、信じてはいけない。担
当者が変われば、企業に対しての見方も変わるのだ。

担当者の他に、渉外課長・融資課長・副支店長・最終権限を持つ支店長、これら
のラインで融資が決まる。人脈作りは、担当者だけという個人だけではなくライ
ンを意識して行なうことが必要だ。「担当者リスク」をかぶってしまう企業は、
ラインの特定の人に重点的に寄りかかり、他の人に目を向けなかったことによる
ものが多い。

また、人脈作りで侮れないのは、窓口の女性たち。彼女たちに人気のある会社と
そうでない会社では、対応の違いが歴然で、その評判が日誌や会議で融資の可否
を決めるラインまで達する仕組み。「○○会社はいくらお願いしても総合振込み
の期日に間に合わず、単票の振込みを大量に持ち込んできます」「○○会社は、
決済資金はいつも足りなくて3時過ぎて入金します」担当ラインが聞いたら、ひ
っくり返りそうな発言で、いだいていたイメージと180度違うことになる。

逆に、女性たちの言う評判の良さもラインに伝わる。女性には財務内容などは全
く関係なし。「今日は、忙しくて大変でしょう。仕事が終わったら皆さんで食べ
て下さい」と、さりげないクッキーの差し入れが企業の株を上げる。

担当者の交替に左右されない取引のこつは、特定の人に偏らない銀行支店での人
脈つくりと日々の付き合いを大切にすることだ。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ コンサルの視点    『古いものに新しいものを』
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週末、安い定食屋を見つけた、と友人から連絡があり早速行ってきた。郊外にあ
るその店は、昔ながらの食堂を一般に開放している形の店だが、何段もの棚の上
に一品ずつ皿に盛りつけたおかずが、数多くそろっていた。自分の好きなものを
自分の好みの量だけ食べられる、という方式。

これは正直言って私の食欲をそそった。メニューの写真を見て注文しても、実際
とは違い、食欲がなくなる場合もあるものだ。

市内では、今風の喫茶店がはやっているが、このような昔ながらの店でありなが
ら、新しい業態を取り入れてがんばっていると思うと、なんだかうれしくなる。

現在は、新しいものが入れかわり立ち代わりはいってくる世の中だが、全部が全
部新しくならなくてもいいのだと思う。単に流行に流されることなく、これまで
の古い形の中にある良さを大事にした上で、新しいものを取り入れていくことも
大事な事だと思う。是非伝統も大事にして、これからにつなげて欲しい。


         【未来事業・アシスタントコンサルタント  大野 真実】
         
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┃04┃ 経営相談Q&A    『口約束でも契約ですか?』
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Q: 取引先と軽い気持ちで打ち合わせをしたのですが、それでも契約として成
立しますか?

A: はい、立派な契約です。
   契約は、契約書が無くても、双方の合意で成立します。相手から依頼があ
   って、打ち合わせをすると、取引は成立しています。契約書があるほうが
   契約の成立を証明し易いだけです。 口約束だからといって安易に安請け
   合いをすると契約は成立してしまいます。

個人事業・法人事業に拘らず、利益行為をする場合には、商法が適用され
ます。商法では、民法上の契約より簡易性・迅速性が要求されるため、様
々な定めがあります。営業上の法律の知識は、是非マスターしておきたい
ものです。

更に、昨今では、ネットでの取引が増えてきており、例えば著作権等の知
的財産権の侵害も大きな問題となる場合もあります。折を見て危機管理(
リスクマネージメント)の一環として知識の吸収が望まれます。

     【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  石井 照章】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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