e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 11.9 Wed. vol.264
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        経営のスピードアップを図る
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 優良経営者はメインを大切にする
 03:【コンサルの視点】         旅館・ホテル業の現状と改革
 04:【経営相談Q&A】         減価償却費について
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┃01┃経営発展のヒント  『経営のスピードアップを図る』
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 経営改革のお手伝いをしていると似たような業種・業態でもどんどんと成果が
上がってくるケースと、いつまでたってもなかなか結果が現れてこない企業がで
てくる。一体どこがどう違うのだろうか。

 まず、スタートが違う。私からのアドバイスを実行するために社長をはじめ社
員全員が走りながら(対策をしながら)侃々諤々のやりあいをする。一方はいつ
までたっても議論や言い訳をしあい、なかなか実行に入らない。これを小田原評
定という。

 スタート後、しばらくすると改革活動に「リズム感」が現れてくる。皆でやろ
うと決めたことは、まるでロックのリズムに乗るかのようにタイミングよく実行
がなされる。他方はいつまでたっても「やっているのか、いないのか」もよく分
からない。第3者に感じられないような程度ではほとんど効果は現れてこない。

 やがて、1ヶ月目が終ると自分たちの実行した結果が数字として出るのが楽し
みで、売上の速報や試算表を早く見たいと思い、資料のまとめを催促すらするよ
うになる。片方では「さあそろそろこれから始めようか」というような雰囲気の
ままだ。

 以上は、私が誇張して述べたものではない。同じような規模の会社でもこれだ
けの違いが現実にあるということ。この違いこそ社長自身の違いなのだ。つまり
これが「経営のスピード」の違いなのだ。同じ排気量・馬力の自動車でもドライ
バーの運転によって車は早くも遅くも走る。経営も同じだ。

ここで、我が経営のスピードアップに取り組んでみようではないか。これが改
革の差、すなわち儲けの差になるのだから。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『貸出金利の相談も地元銀行へ』
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中小企業にとっての貸出金利ほど恨みに思えるものはない。景気動向や公定歩合
により、世間一般の金利が動くことは理解できても、実際に銀行から言ってくる
貸出金利には何となく理解できないこともある。

短期プライムが下がっても、一向に自社の貸出金利は下がらない。銀行に引下げ
の申出をして初めて引下げの検討を開始する。やっと回答が来たと思えば、「短
期プライムの下げ幅の半分だけを下げさせていただきます」当然、短期プライム
の下げ幅の半分は、銀行の利益となる。

銀行の収益管理の基本は、支店ごとの独立採算性。銀行本部で一括仕入をされた
「お金」は、各支店におろされる。この「お金」のことを、「本支店レート」と
いい、各支店はこのレートを基準にして、これより高く貸せば儲かり、安くすれ
ば損をする。メガバンクは地方銀行に比べて、銀行本部での一括仕入レートが低
いために、支店の本支店レートは低く、企業への提示レートが低い。

貸出金利引下げ一つにしても、正直に下げすぎると「この店の支店長は他の店の
支店長と比べて顧客交渉力がない」と思われる。そのために、支店長はむやみに
引下げには応じたくないのが本音。

この動きが激しいのが、メガバンク。儲けるだけ儲けて、儲けることができなく
なったら、(企業が簡単に金利引き上げに応じなくなったら)「他行との取引を検
討して下さい」となる。

  地元銀行には、借入れの時に駆け込むだけではなく、
    金利を含めてわが社の政策全般にわたって相談に乗ってもらうとよい。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ コンサルの視点    『旅館・ホテル業の現状と改革』
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最近劇的な市場の変化に伴い、中小旅館、ホテルからの“SOS”が多くなった。
売上の減少と材料費、一般販管費の削減がうまくいっていないのが現状である。

売上減少要因
1.手配団体旅行の減少
2.法人旅行の減少
3.大手旅行代理店からの一般客減少
4.中年男性客の減少
5.宴会利用客の減少
6.コンパニオン・花代売上の減少
7.持込による飲料・冷蔵庫売上の減少
8.売店の売れ筋商品の変化による減少等

このような変化のなか、多くの旅館・ホテルでは
1.地元直販営業の強化
2.募集団体への取り組み・営業強化
3.宿泊料金の柔軟な対応
4.女性向け企画や高齢者向け商品企画の独自の設定
5.忘・新年会等の宴会客への取組み強化
6.会食会場の整備
7.飲料メニューの商品・価格の見直し
8.売店の品揃え見直し
9.料理メニューの見直し
10.サービス体制の見直し等

しかし、これらの事がわかっていても「生き残れないのでは?」と思う経営者が
増えている。いざ、現実と向き合うとどうやってよいのかわからない、そのま
まにしてしまう、いたずらに時は過ぎて行く。 

そこで“思い切った適切な改革をスピードをもって実行する”ことが求められ、
以下のようなコスト削減に早速取りくんでみよう。
                         (単位/百万円)

             現状        コストダウン後       
     売上    1,000  (%) 1,000  (%)   
     原価      240(24.0)  190(19.0)
     売上総利益   760(76.0)  810(81.0)
     販管費     745(74.5)  720(72.0)
     営業利益     15( 1.5)   90( 9.0)

原価  :老舗ほど高いが、仕入努力し、業界平均の19%に下げる(昔からの 
     悪い習慣を引きずってはいないか?)
販管費(特にベースコスト)
    :業界平均の72%まで下げる知恵をだす
営業利益:売上対比9.0%確保する。
材料費 :旅館の命である料理方針は経営者が決めるもの、料理長に献立を任
     せ放しではいけない、
     今までの「宴会料理」から「楽しい食事」「食の癒し」を新鮮な食材を安価
     で探してお客様に提供。

       【 未来事業・マネジメントコンサルタント 油木 愛三 】

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┃04┃ 経営相談Q&A    『減価償却費について』
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Q:私の会社では、減価償却費を決算に算入していません。どういう影響が考え
  られますか?

A:あなたの会社はいつまでの期間、営業するおつもりでしょうか?
  2〜3年という短期間で会社を閉じられるならそれでもよいでしょう。
  しかし、通常の会社は何十年も継続して営業し、発展させようと考えます。
  そのような会社の決算に減価償却費を算入しないでいると、どうなるか?
  1.資産が不良・陳腐化して廃棄しなければならなくなった時点で、損失を
    計上せざるを得ず、その期の利益が大きく損なわれます。すなわち、経
    営に歪みがでることになります。
  2.減価償却費を算入しないコストで売価見積りをしていると、投資分の回
    収ができず、必要な内部留保ができないと言えます。内部留保がないと
    資金的に考えても、手持ちのお金で買い替えや、新たな投資が出来ませ
    ん。

  いづれにしても、減価償却費を算入せずに決算をしている経営者は、その影
  響云々よりその資質を疑われることになるでしょう。
  
    【 解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹 】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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