e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 10.5 Wed.  vol.259
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        三位一体で3Mをフル回転
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 メガバンクか、地銀か
 03:【コンサルの視点】         収益を上げた愛知万博に学ぼう!
 04:【経営相談Q&A】         なぜ、利益がでない?
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┃01┃経営発展のヒント   『三位一体で3Mをフル回転』
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 経営を立て直すも、成長させるにも最大の基盤となるものは3Mだ。この場合
の3MとはMAN(人)、MONEY(資金)そしてMANAGE(経営)のイ
ニシャルだ。

 「企業は人なり」といわれるほど会社を構成する人財が成長の根源となる。社
長をはじめとした人間集団がどれだけ燃える集団になりうるかということだ。わ
が社の改革・発展のために「自分が何をするか」という目的意識を全員が持つこ
とと、それを実行するためのスキルを磨き続けるかだ。

 「先立つものは金」ともいう。いかに人材が揃い、技術や意識が高くても肝心
の資金がなければ高邁な理念や夢もそれだけで終わり実現しないことになる。目
先の資金繰りが厳しいと社長の頭の中は真っ白になる。何をやっても「支払はで
きるだろうか」という不安ばかりが頭をよぎる。内部留保ですべてを賄えれば理
想だが、現実にこのような中小企業はほとんどない。

 しかし、人や金が足りてもこれらの貴重な財産を効率よく使わないと利益はで
ない。「昔は良かったが・・・」とこぼす社長が多い。かつて儲かっていたこと
もあったが、それが今は厳しい経営に追い込まれたのは、すべてそのときの人や
資金を食いつぶしたからだ。経営の目的はより利益を出して、より成長すること
にある。そのためには人と金を効率よく使い、管理することが幹だといえよう。

社長を中心として会社は得意技を磨き上げる。金融機関は資金的なバックアップ
をする。私たちはより利益をだす、さらにそのために大事な社員のレベルアップ
させるための経営のお手伝いをする。

会社・金融機関・未来事業の3者が一体になって、それぞれのプロの技術を結合
させる。こうすることによって、どのような厳しい経営に追い込まれた会社でも
立て直しができ、さらに大きく成長することが実現することになるのだ。

「自分だけで悩むことなかれ」と申し上げたい。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック   『メガバンクか、地銀か』
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大企業の資金調達は伝統的な銀行借入が減少し、債権発行などの直接金融にシフ
ト。銀行の仕事は、「金を貸す」から「債権を発行するお手伝いをする」になっ
た。大企業に対しては、今までのような融資手法が、商売にならなくなっている
ということ。そのため、企業との取引解消は、収入源を失うという意味からも相
当の痛手。

     メガバンクの地方進出の現象、それは収入源確保のため。

メガバンクの魅力は情報量と借入方法の多様性。地方銀行よりも顧客ニーズに合
わせての、借入方法の提供が可能。中小企業の借入は、「国内円」と決まってい
たものがメガバンクの進出により、デリバティブ商品やスプレット商品など選択
に広がりが出てきた。中小企業にとっては従来にないメリットだ。

メガバンクが、中小企業に積極的に参入する場合の融資姿勢は「リスク重視」で
取引を開始するときは、採算度外視。しかし、2回目以降の融資は「格付け」重
視。格付けの低い中小企業に対しては、貸出金利の引き上げ。あるは取引解消。
地方銀行では考えられないようなドラスティックな取引戦略の展開となる。

メガバンクのリスク管理の徹底により、金利やリスク負担が大きくなってもメガ
バンクとの取引を優先するのか、或いは、金利が少しぐらい高くても大事にして
くれる地方銀行との取引を優先するのか。多くの中小企業は地方銀行との取引を
優先するだろう。賢明な選択である。

メガバンクと地方銀行、採算が悪くなれば顧客のことなど全く無視して、いつで
も即、撤退するメガバンクか、未来永劫地方に立脚した経営を目指している地方
銀行を選ぶか。取引開始にあたっては、良く検討をして頂きたい。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『収益を上げた愛知万博に学ぼう!』
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 愛・地球博が10日前に閉幕した。
3月の開幕当初は、目標の1500万人を達成できないのではとの見方もあった
が、予定より700万人以上多く、最終的には大阪万博や大阪花博に次ぐ国内第
3位の入場者数となった。インターネットや海外旅行が拡がっても、やはりお祭
りは人を引きつけるということだろう。

愛知万博を成功に導いた要因として、来場者の声を吸い上げ、早い時期に「カイ
ゼン」を実行したことが挙げられる。いの一番に行ったことは、「手作り弁当の
持ち込み解禁」であった。このことにより万博はグッと身近なところに感じたも
のだ。また、入場者がスムーズに流れるよう人気パビリオンでは入場のための整
理券配布、休憩用ベンチの増設、雨よけテントの設置など、来場者の不満に耳を
傾け、「手を付けられる部分は全て見直した」ところが大きいと言える。

最初伸び悩んでいた入場者も、このように「カイゼン」を重ねることにより右肩
上がりに伸びていった。この中でも繰り返し入れる全期間入場券を使った延べ4
40万人のリピーターが数字を押し上げたのも見逃せない。入場券収入は当初見
込みの425億円を150億円以上上回る見通しだ。ご当地愛知県の雇用も好調
で7月の有効求人倍率は全国の0.97倍を大幅に上回る1.68倍に達した。
経済効果もそなわってまさに万博様々だ。

私は仕事柄、愛知万博の盛況は経営改革に通じるものがあると感じた。まず最初
にお客様のクレームを早く察知して「カイゼン」を行ったことが効を奏し、計画
以上の入場者数を呼び込めたのではなかろうか。企業で言えば「初期流動管理」
を徹底的に行った結果と言える。

また、痒いところに手をのばし、行き届いたサービスはお客様が何回も来たくな
るものだ。その結果、リピーターの数を伸ばし、売上収入計画の35%増しとな
った。このようにして愛知万博は6ヶ月間で収益を出したのだ。

   愛知万博に学ぼう。
     黒字経営にする経営改革はスタートの6ヶ月間が勝負である。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント  石黒 和男】

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┃04┃経営相談Q&A   『なぜ、利益がでない?』
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 Q:私の会社では、既存事業に行き詰まりを感じ新規事業開拓に力を入れてお
   ります。お陰で、売上高はそこそこ増えてきたのですが、利益がいまいち
   です。どうしてでしょうか?

 A:あなたの会社では、商品の売価決定の仕組みはどうやっておられますか?
   ある会社で、こういうことがありました。新商品を出したところ、予想外
   に飛ぶように売れて大喜びしました。ところが、決算を締めてみると大赤
   字になっていたのです。どうしてでしょう。原因を調べてみると、実は見
   積を間違えていたのです。

   会社にとって、「売価は命」です。売価の設定を間違えると、大変なこと
   になります。
   1.見積レートが正しいか?
   2.売価の決定が、営業担当者任せになっていないか?

   等々をチェックして下さい。売価見積をお客様に提出する前に、必ず経営
   者がチェックする仕組みをつくってください。

      【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  乾 辰樹】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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