e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 9.21 Wed.  vol.257
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       超現業態を果たす
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】融資は経営者の資質にかかっている
 03:【コンサルの視点】        顧客の視線に立とう
 04:【経営相談Q&A】        ポイントカードの本来の活用法
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┃01┃経営発展のヒント   『超現業態を果たす』
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 多くの中小企業が現在の業態から抜け出られないでいる。ほとんどが自分で決
めた、または後を継いだ「この業態」を変えようとは思っていない。それはまる
で呪縛にかかっているかのようにさえ見える。

 会社の本業は大事だ。しかし本業もいつまでも同じ業態で進めていればやがて
衰退の道をたどることになる。絶えず本業をさらに発展させ、時代に対応するた
めの変化を続ける必要がある。

 商社という業種を考えてみると通常は“右から商品を仕入れ、左に供給する”
という業態をイメージするだろう。いかに売れ筋の商品を仕入れるかがポイント
となることは間違いない。

 学校給食を中心として営業をしている食品商社がこれからの少子高齢化社会に
対応するためにどうしようかと悩んだ。そこで注目した市場が高齢者対象の病院
や特養施設だ。このための商品を探したが、どこにでもある商品がほとんどで、
後発商社としては付加価値も取れない。

 やがて、「それでは自分たちで商品を企画してみよう」と思いたって、マーケ
ティングを行ってみた。その結果、咀嚼や嚥下に支障のある高齢者を対象に、口
に含むだけでのどを通っていく和菓子を考えた。「スルット和菓子」と名づけ評
判を呼んでいる。

 さらに、四国で食材を中心に地域の小売店に卸している商社がある。小口注文
が多く、まるで便利屋さんのような機能を果たすことが存在価値となっている。
この先何とか経営を発展させたいと一念発起した社長は、「お得意さんがウチに
望んでいることは何だろうか?」と主要顧客をまわって聞いてみた。

 その結果、お客様が希望していることは“便利屋ではなく、儲けさせてくれる
ユニークな商品の提供をしてほしい”ということだった。そこで社長は「よし、
それならわれわれでマイ商品を開発してやろう!」と決心した。

 先代から伝わる「お酢」を応用した商品を、社員たちと一緒に毎日毎日試行錯
誤を繰り返した結果、「飲む酢」を完成させた。地元の柑橘類を使用した「柑橘
王国」はこうやってデビューしたのだ。近いうちに全国に認知されていくことな
るだろう。

 既存の商社という業態の枠を超えたところに、会社の発展の道を見つけること
ができるのだ。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック
┃ ┃        『融資は経営者の資質にかかっている』
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銀行一支店当たりの平均的な貸出社数は、小さい支店で150社、大きな支店で
は800社以上。融資担当者一人当りの担当社数は平均100社前後。

資金需要が旺盛な会社は、経営者が銀行に頻繁に来店したり、或いは支店長が積
極的に会社に訪問したり。しかし、多くの会社の資金需要は年に2〜3回前後。
融資決定権者の支店長・副支店長が取引先に会う機会がないということは、融資
案件が廻ってきたときに、どんな会社であるか思い浮かばないこととなる。

「○○さん、この会社なかなか思い浮かばないんだけど、どんな社長だったか
な。」・・支店長も着任挨拶以降、一度も経営者と顔を合わせないというケース
     も。このようなケースとなると、融資審査以前の問題。
「○○さん、どうしてもこの会社思い出せないな。店頭には良く来ているの?」
「良く見ると、業績があまり良くないけど。どうしてもウチの銀行でやらなけれ
ばいけないの。○○さん、ここの社長とは親しいの?」

銀行の融資は「経営者に資金を融資する」ということ。業績が悪く、担保も満足
でない場合の最後の砦は、「経営者への評価」であり、銀行から見れば

      経営者は決算書以上に企業の将来を担うバロメーター。

「先月の試算表が出来ましたので報告をさせて頂きます」「ちょっと、窓口に用
事がありましたので寄りました」「経営の担当者が変わりましたので、挨拶に来
ました」「半期が終わりましたので、中間決算の報告にきました」

業績が良好な企業ならば、黙っていても支店長の方から企業訪問。しかし、業況
が悪くなってから初めて支店長を訪問しても全く無意味。「他行から見捨てられ
てウチの銀行に来たのでは」「何で、いまさら来るのかな」銀行は、一度これだ
と思い、信じる企業には徹底的に支援するが、一度疑ってしまうとそれがズッと
尾を引く。

銀行取引においても、企業同士の付き合いと同じように取引の基本は人と人との
コミュニュケーション。業績が芳しくない会社の経営者は、意識して支店長と接
する機会を持つことが必要となってくる。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点       『顧客の視線に立とう』
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 先日、出張のため飛行機を利用したが、某飛行機会社の接客サービスに対して
不満を言いたい。

 搭乗予定の便名をあらかじめ予約しておけば、自動発券機にて航空券を購入す
ることができるが、社名宛の領収書が欲しかったため近くにいた地上職の女性に
その旨を伝えたところ「こちらではできないので○△番窓口へ行って下さい。」
という対応。

 仕方なく○△番窓口へ行ってみると、そこは航空券の予約・購入カウンターで
あり、長蛇の列であった。出発時刻までは相当余裕を見ていたため長時間待ちも
覚悟していたのだが、私と同じことを希望している他の客が、その長蛇の列に並
ばないで近くを通りかけた地上職の女性に声をかけて領収書をもらっていた。私
も便乗してその職員に頼んだら、自動発券機で印刷された領収書に手書きで社名
を入れるだけのことであった。

 これだけの事務であるのならば、領収書発行専門窓口を設ければよいし、もっ
と単純に自動発券機のサポートに従事している地上職がその業務に応じればよい
訳であり、顧客サービスの不十分な一面を垣間見た。

 経営で大事な事は、常に顧客の視線に立って満足してもらえるサービスや商品
を提供していく事だ。公共交通のような半官半民企業は感じないかもしれないが、
競争の激しい一般企業がこのような対応をしていたら顧客を失い致命的打撃にな
るであろう。
         【未来事業・マネジメントコンサルタント  志村 佳夫】

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┃04┃経営相談 Q&A      『ポイントカードの本来の活用法』
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Q: 地方で中規模な食品のスパーを営む者です。近頃、お客様から「おたく
   はどうしてポイントカードをやらないの」と質問を受けます。
   ポイントカードの本来の活用法等についてお教え下さい。

A: ポイントカードの本来の目的は、お客様を同業の他店舗に行かせず、
   固定化を進め、繰り返しの来店による安定した売上を上げる事です。
   又、カード作成時のデータから、買い物の動向を分析し、店内商品構成
   などの適正さなどもチェックできます。(厳密に言えば、もっと活用方法
   はあります)

   しかし、現在の多くの導入結果を分析すると、単なる、値引券にしか活用
   されておらず、本来の目的より掛け離れているのが実情です。
   ポイントカードのメリット、デメリットを貴店なりによく把握、分析し、
   実行して行く必要があります。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント  油木 愛三】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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