e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 7. 6 Wed. vol.246
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◆今月(7月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 □吉岡憲章のコラム   『半年間の実績利益は計画どおりだったか?』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】        もう半分が過ぎた
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 メインバンクは都銀か、地銀か 
 03:【コンサルの視点】         厳しい物流業界を救うには?
 04:【経営相談Q&A】         研究開発の落とし穴
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┃01┃経営発展のヒント   『もう半分が過ぎた』
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 から梅雨、史上最高気温そして新潟への豪雨と異常気象が続いた6月が終わり、
いよいよ盛夏をむかえた。

 ということは、早いもので今年も半分が過ぎたということになる。この機会に
年初に立てた本年の計画に対する進捗はどうなっているかをぜひ確認をしてほ
しい。

 「少しやばいよ」「景気が思ったより良くないからな」とアナログ的な思考で
終わらせるのではなく、計画と対比してこれまでの実績がいかがなのかを数字で
煮詰めてほしい。

 ただし、確認するにもステップがある。まず計画利益に対してこれまでの実績
利益はどうか、から始めることが大事だ。もし、未達であればそれは事業別、商
品別、顧客別などを分析してどの部門、どの商品そしてどの顧客が利益の足を引
っ張っているのかを冷静に認識することだ。

 次にその利益未達となっている要因(部門、商品、顧客など)に対して、何を
やろうと計画していたのかを確認してみる。その計画した施策は本当に実行した
のだろうか、それとも掛け声だけで終わってしまったのか、中途半端ではなかっ
たか。

 ここまで詰めてみると、この先年末までに何をしなければならないのかどうや
れば計画利益を達成できるのか分かったようなものではないだろうか。

 今ならばまだ間に合う。さっそく進捗を確認してみようではないか。


                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『メインバンクは都銀か、地銀か』
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最近、都市銀行で目立つ施策。それは、借りやすさをうたい文句としたビジネス
ローンでの、地方進出。地方中小企業にとって、一昔前までは、都市銀行の小切
手帳・約束手形帳を持つことが一種のステータス。しかし、中々取引までには結
び付かなかった。今はどうかというと、比較的簡単に都市銀行との取引が可能。
都市銀行は、地方都市での中小企業取引に躍起。狙いは地方銀行からの、メイン
バンク奪取。

メインバンクを決める重要ポイントは、2つ。

 1.自社の規模に合った銀行であること。銀行のネームバリューだけでは、
資金調達は出来ない。
 2.自社の内容や資金繰りについて良く話を聞いてくれるところ。ただし、
   担当者の力量によるところが多いので、銀行全体の方針を確認すること。

都市銀行の最近の特徴、それは格付けや自動審査による機械的融資審査。特にビ
ジネスローンは回答まで3日前後、融資実行までは1週間程度と迅速。口座のな
い企業からの申込を積極的に受け入れ、早期決着型。取引開始も早いが、駄目と
判断したときの引きも早いのが特徴。

次に、地方銀行。中小企業に対して、企業内容・技術力を積極的に評価。格付け
システムを導入していても決算書に現れない部分も評価し、融資に結びつける努
力を怠らない。コミュニュケーションをじっくりとり、付き合うことが可能。た
だし、金利が多少高いのと、結論を出すまで時間がかかるのが難点。

景気回復が叫ばれているが、地方まで届いていないのが実情でまだまだ資金繰り
が苦しい状態は続いている。無理に都市銀行と付き合っても自社の担当者がおら
ず、融資を誰に相談すれば良いのかわからないのが実情。逆に取引があまりない
が、常に支店長や融資担当者が挨拶に来てくれる、地方銀行。こういう銀行は、
色々なことを相談できる、本当のメインバンクだ。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点    『厳しい物流業界を救うには?』
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先日、トラック運送事業者の集会があった。今、トラック運送業者は原油価格が
高騰している影響をかなり強く受けている。更には排ガス規制に対応した設備投
資もかかり、採算は厳しい状況。それなのに運賃単価は逆に6〜8%ダウンして
いるという。

業者団体の責任者が言うには『情けないことに、物流はこの世にはなくてはなら
ない事業にもかかわらず、水と空気のような存在で、全く顧客から有り難味を感
じてもらえていない。あって当たり前の業界で、さらに情けないことにこうした
状況の中、集会に参加した業者の中で、荷主と運賃値上げ交渉をしたという業者
は1社もない。それでいて赤字だといって嘆いている』と言うのだ。

販売単価は企業の生命線。従ってどの企業にとっても価格に対して鈍感であるわ
けはない。販売単価を上げられるものなら上げたいというのが本音。しかし価格
を上げることで顧客が自社から逃げていくことが本当は怖いのだ。一番乗りで自
社だけが運賃を上げるわけにはいかないから、同業の各社がどのような状況で、
事業経営をやっているのかを確認するために集会に出てきたわけだ。特に差別化
の難しい業界は価格の横並び意識が強い。

しかし、ここで感じてもらいたいことがある。何故このような状況下で運賃単価
が下がったのか。価格を守っていくことは経営者にとって自社の生命線を守る戦
いのはずだ。

一体どれだけの経営者が自社の経営環境を顧客に対して理解を求めるために身体
を張って訴求しているだろうか。単価の交渉、数量の交渉。これらは営業マンの
役目ではあるが特に事業存亡のかかる単価交渉は中小企業にとっては経営者の重
要な役目でもある。自社に閉じ困らず、顧客を回り、本音の戦いをしていれば、
単価は上がらずとも安易に下げることは防げるはずだ。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント  廣澤 耕一】

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┃04┃経営相談Q&A      『研究開発の落とし穴』
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Q: 売上高9億円の電磁材料メーカーの社長です。以前大手メーカーにいたころ
   から研究開発に従事し、独立後も特殊材料の開発によって電子部品メ−カー
   の信頼を得てきました。ところが、新規の金属被覆法の開発に手間取り、直
   前に完成させた電極材新製品の販売も進まず、窮地に立っています。

A: 出来上がった電極材新製品の販売に注力し、投資資金を回収しなければ次の
   発展のための基盤が固まりません。開発活動は直ちに商品化に結びつけなけ
   れば企業活動は成り立たないのです。社長は研究者である前に経営者として
   以下のような改革を直ちに実行してください。

   ・製品別販売計画および実績、原価計算制度、製品別損益などの管理を行い
    資料作成を会計士任せにせず、社長自ら経営状態を把握する。
   ・当期および中期の開発計画を策定し、社員にも公表する。
   ・年間販売計画、販売行動計画を作成し、毎月の実績発表会を行う。
   
         【未来事業・マネジメントコンサルタント  篠山 真之】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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