e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃    やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓    経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃    2005. 6. 15 Wed. vol.243
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◆今月(6月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 □吉岡憲章のコラム   『経営って何? 今、点検すべきこと』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報『成人病予備軍 半健康人』『半身浴でぐっすり』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】         タクシードライバーのモットー
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】  安易に取引銀行を増やすな
 03:【公認会計士による経営者のため実践的・会計講座】          
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┃01┃経営発展のヒント   『タクシードライバーのモットー』
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  今日乗ったタクシーの座席でふと前を見ると助手席の背中に葉書大のカード
がかかっていた。そこには"私のモットー"のタイトルで「私はいつも安全運転
を心がけ、お客様にちょっと得をした気分になっていただけるドライバーになり
たいと思います」とあった。

 ドライバーの人柄が感じられるようで、思わず口元がゆるんだ。やがて目的地
に到着の寸前に、ドライバーが「ここでメーターを止めます」と言った。そこか
ら100メートルも走れば基本料金が終わることを私は何度も乗っているので
知っている。私は降りるときに「運転手さん このモットーは言葉だけじゃなか
ったね。ほんとにちょっと得した気分になったよ。ありがとう!」とお礼を言っ
た。

 これまでにも申し上げたが、私の経営支援に当たってのモットーは次の3つ。
  1.社長の視線に立つ
  2.未来を見据えた展開をする
  3.現場主義に徹する
いつもいつもこの3項目を頭において経営改革の前線に立つことにしているが、
本当にそのとおり実行できているかを反省する日々でもある。

 時には、皆さんもわが社を経営するに当たってのモットーは何か、を考えてみ
るのも大事なことだと思う。


                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『安易に取引銀行を増やすな』
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6月〜7月、金融機関の動きが激しさを増すボーナスシーズン。法人先には賞与
資金融資、企業の従業員や一般個人には定期預金や投資信託の売り込みなど。
そしてもっと厄介なのは、ボーナス資金融資をきっかけとした、新規取引の売り
込み。今まで、ビジネスローンを武器とした新規取引参入について述べてきたが
ボーナスシーズンを迎え一層の激しさを増すこととなる。

銀行から企業への売込みは「既存の銀行より金利が安いですよ」「ボーナス資金
を融資させて頂ければ、実績がつき、これからの融資はし易くなりますよ」。
たしかにボーナス資金融資だけを考えれば、低金利融資は可能。例え貸出金利を
1.0%以内としても全く問題なし。ボーナス資金の返済は6ヶ月。この金利で狙っ
ている企業と取引ができればお安いもの。

特に、メガバンク。ボーナス資金を多めに融資し、余った資金で経営者名義での
投資信託の購入。融資は低利であっても、投資信託購入などによる手数料収入に
より、全体としての利益を確保できる仕組み。そして次の狙い。不動産を担保と
した中長期資金の融資か、おなじみのビジネスローン。

資金繰りに困って新規取引したメガバンクに「うちの銀行も融資したいんですが
バランスがありますから。こういう資金はメインバンクに相談して下さい」と融
資の拒絶。

困った中小企業経営者は地元の既存取引銀行へ融資の打診。地元銀行としても困
ったときにだけ相談に来て面白いはずがない。一言二言はいやみを言っても、地
元の金融機関として最後は融資することになる。

新規に取引銀行を増やすことを安易に考えてはいけない。経営者として都合の良
いことばかりやっておいて、「最後はメインだから面倒を見てくれるはず」こん
なことがまかり通るほど、銀行は甘くない。
 
         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士による経営者のため実践的・会計講座 『経営分析って何?』
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辞書によれば"分析"とは、「物事を要素的なものに分け、その要素・成分・構
成などを、細かい点まではっきりとさせること」と定義している。
自然の定理を求める理化学の分析とは異なり、千変万化の"(企業)経営"を対
象としている"経営分析"での分析手法としては大きく2つに分類される。

   定性分析 : 従業員意識調査など数値を用いない分析手法

   定量分析 : 企業経営上の諸数値を基に行う分析手法

さて、企業経営上の諸数値の中で「会計数値」は、複雑な"経営"という対象を"
金額"というある意味において共通的・客観的・絶対的尺度で表示するものであ
り、また加工(計算上の)し易いという特性も有している。
このような優れた属性のため「経営分析」≒「会計数値を用いた分析」が主流と
なっている。

わが未来事業においてもコンサルティング予備調査として種々の手法での分析
を行っているが、その主力となっているのは「会計数値を用いた分析」(以下、
「財務分析」という)である。
本稿から数回に分けて未来事業で実際に使用している分析手法をご紹介するの
で、よく理解していただき読者の皆様の経営に役立てて頂きたい。

              「比較」の大切さ

皆様が"あるものの価値を評価する"場合どのような観点から評価しますか? 
類似しているものと「比較」することにより「この点は劣っているがこの点は優
れている」として評価することが多いのではないですか。
財務分析においてはこの「比較」を多用するが、比較の対象物により大きく分け
て2つの手法がある。

    期間比較 : 自社の財務数値を月次、年度など時系列的に並べるこ
           とにより、増減などの傾向を読み取る(ex.対前年、
           月次推移など)

    他社比較 : 同業種、同規模の他企業の財務数値を自社数値と比較
           する(使用する他企業数値としては中小企業庁「中小
           企業の経営指標」が一般的である)

              「比率」の大事さ

絶対金額(売上額など)だけでは分析しきれないために用いられる。
セクハラめいた話にはなるが「比率」とは女性のプロポ−ションと同様で、ある
箇所・部分だけで判断するのではなく全体のバランスを重視した考えなのである。
代表的なものには、利益率・回転率などがある。

以上説明した「比較」「比率」はそれぞれ独立した手法ではなく、「比率」にお
いても「比較」の手法を用いて分析をするのである(ex.売上高粗利益率の前年
比較、在庫回転期間の同業他社比較など)

次回は、財務分析でよく使用される「比率」を体系的に説明することとする。

         【未来事業・コンサルタント  公認会計士 西山太郎】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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