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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃ やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓ 経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃ 2005.5.25 Wed. vol.240
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◆今月(5月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
□吉岡憲章のコラム 『利益は最重要テーマ、それよりもはるかに
大事なのは事業を通じて社会に尽くすこと』
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◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
01:【経営発展のヒント】 主要顧客の事業計画を知れ
02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 ビジネスローンには要注意
03:【コンサルの視点】 ブランド指向
04:【経営相談Q&A】 損益分岐点はどうなるか
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┃01┃経営発展のヒント 『主要顧客の事業計画を知れ』
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日ごろ取引をしていただいている顧客を既存客という。あなたの会社はその既
存客をどのくらい持っていることだろうか。小売店や飲食業などの不特定顧客を
相手にする事業ならば数百〜数千人もいるだろう。一方で製造業や建設業の下請
けの場合は数十社程度となる。
そこで、下請けの場合を考えてみると、この数十ある中でわが社の売上げのほ
とんどは数社に限られてくる。この数社が主要顧客ということになる。全売上げ
の70%程度を占めているはずだ。
ところで、この数少ないがわが社の経営の柱ともいうべき主要顧客とどのよう
なお付き合いをしているのだろうか。
昔からの長い付き合い、購買部長と仲が良い、毎日のように(納品に)行って
いる・・・やはりきめ細かいお付き合いをしているから仕事もくれるのだろう。
さて、これほど深い付き合いをしている(つもり?)の顧客だが、本当にどれ
ほどのことを知っているのだろうか?目先の情報は有り余るほど知っていると思
うが、その顧客がどのような将来の経営計画を持っているかについて把握してい
るだろうか。
将来の経営計画とは事業計画と言っても良いだろう。例えば商品計画、生産投
資計画、拠点戦略、外注政策・・・。このように考えてみると「さて〜」と返事
に詰まることが多いことに気づくだろう。
相手の経営計画が良く分からないようでは、当然のことながらしっかりと対応
できるわが社の顧客戦略を立てられるはずはない。突然工場移転なんていうこと
が分かって、「知らなかった、どうしようか!」と途方に暮れることになる。
ぜひ主要顧客の幹部に事業計画を聞かせてもらったらよいと思う。これを聞か
せてもらえないようでは"お付き合いもたいしたことがない"程度ということだ。
【経営プロデューサー 吉岡 憲章】
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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『ビジネスローンには要注意』
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またまた都市銀行がとんでもないことを、起こそうとしている。
ビジネスローン、というもので3月決算なのに、3月の申込が前期の決算書でも
良く、試算表も全く必要ない。つい最近までは、融資目処が年商10億円で5千
万円と言っていたが、私どもの顧問先に送られてきた、案内を見たところ、年商
30億円で1億円まで融資可能になっている様子。
これまで都市銀行は「一見さんお断り融資」であったが、このビジネスローンは
過去の取引は全く関係なく決算書だけでの審査で債務超過ではなく黒字であれば、
来店不要で借りられるという優れもの。特に都市銀行は、地方都市の法人先にも、
ダイレクトメールを送っている。
地方の中小企業においては、まだまだ苦しい状態の資金繰りなのだから都市銀行
から“選ばれた企業”と錯覚した経営者は早速申込む。通常の融資審査とは違い、
資金使途・返済条件の検討などの審査が全くないのだから。
しかし簡単に借りられる資金ほど、怖いものはない。業績悪化や資金繰り悪化に
よる、返済方法の変更などの検討の余地は全くない。返済が遅れた場合は、あっ
という間に取引停止状態となる。
積極的にビジネスローンを推進している都市銀行の取引対象企業は、
あくまで大企業。最後まで、面倒を見るのは大企業に対してのことだ。
地方の企業は、いくら資金繰りが苦しくとも地元地方銀行との取引を中心と考え
るべき。決してビジネスローンのうたい文句、「簡単に資金調達ができる」など
という、まやかしに騙されていけない。こんな時にこそ、地元銀行との今まで以
上に強固な信頼関係の構築に注力をしなければいけない。
【未来事業・取締役チーフコンサルタント 奥山 孝司】
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┃03┃コンサルの視点 『ブランド指向』
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私たち夫婦は身の回りのものについて、いわゆる"ブランド品"には、全くと
言っていいほど興味を示さない(なのに、お金が貯まらないのは、また別の次元
の話ではあるが)。私自身が、今有名なブランド名をあげよと言われたら、一生
懸命考えて、2〜3しか出てこない。
私が初めて海外に出張した時、'せめて最初くらいは'という殊勝な心がけで、
高価なバッグ(私の少ない小遣いから考えれば)を買って帰った。しかし女房は
「ありがとう」の一言でお蔵入り(まるでチョコレートと同じ感覚)。5年以上
もして、今持っているものがダメになったからといって、押入れから取り出して
持ち歩いていたところが、友達から「良いバッグを持っているね。高かったでし
ょう」と言われて、やっと気がついたのだろうか、改めて「ありがとう」と言っ
た。要するに二人とも、"ブランド"より、機能を優先しているのだ。
私が訪問する会社を見ると、バブルの名残もあるのだろうが、いわゆる
"ブランド品"まがいのものが会社内にゴロゴロしている。
・小規模の会社であるにもかかわらず、大企業ばりの大きく・複雑な組織、
・立派な応接室・社長室に、革張りの応接セット、絵画
・使用予定もないのに、高かったからと、それも賃貸倉庫に眠っている設備
等々、数え上げたらきりがない。
会社を取り巻く環境は、ますます厳しくなっている。ここらで、過去の"ブラン
ド指向"から、機能を優先した会社運営が重要なのだ。
【未来事業・マネジメントコンサルタント 乾 辰樹】
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┃04┃経営相談 Q&A 『損益分岐点はどうなるか』
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Q 月商8百万円の木工品製造業経営者です。赤字が続いていますが、
損益分岐点は850万円といわれ、パート2名を補強し880万円まで
売上を伸ばしました。
ところが依然赤字で、今度は分岐点は900万円といわれ困っています。
A 損益分岐点は、売上から原材料や動力費など直接費(変動費ともいう)
を除いた収益(限界利益といいます)が、固定費をカバーできるよう
になる売上高です。貴社の資料を分析した結果は下記の通りです。
1.固定費は510万円で、以前の限界利益は480万円
(変動比率40%、限界利益率60%)で、30万円の赤字。
2.売上拡大に努力してきたが、毎月の給料も30万円増えている。
従って、今の固定費をカバーできる損益分岐点は
540÷0.6→900万円にあがった。
今後は直接費のコストダウン、固定費の節減、更なる売上拡大で
損益分岐点を乗り越えてください。
【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 篠山 眞之】
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
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