e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃   2005.3.23  Wed.  vol.232
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆今月(3月)のホームページ◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 □吉岡憲章のコラム 『会社と自分のデミングサークルを回す』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/

 □経営者のための健康情報『花粉症に負けない体づくり』『花粉症対策食品』
   →→→ http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm

◆目次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 01:【経営発展のヒント】       天に向かって唾は吐けない
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】6ヶ月間の資金繰りを立てる
 03:【公認会計士による経営者のための実践的・会計講座】
 04:【経営相談 Q&A】     在庫削減の方法について教えてください
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃01┃経営発展のヒント   『天に向かって唾は吐けない』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 社歴の長い会社の経営改革は少々時間がかかることが多い。これまでに培って
きた「社風」が変革を妨げる要因となっているためと思われる。

 社風は社長をはじめとする幹部・社員が毎日繰り返し行ってきた業務の積み上
げることによって作ってきた会社の環境なのだ。この社風が世の中の変化に着い
ていけなくなった時に経営は厳しさを増す。

 したがって厳しい経営を強いられている原因を突詰めてみると、幹部が長期間
にわたって同じ組織の責任者を続けていることに起因することが多い。同じ仕事
を続けていると、人間は段々と保守的になってくる。中には10年以上も同じセ
クションの長についていることもある。これでは「いままで通りにする」ことが
前提となってしまうことも当たり前だ。

 彼らにとって改革をすることは、これまでの自分の仕事のあり方を否定する
ことになる。つまり"天に向かって唾を吐く"と唾は自分に返ってくるからだ。
だから変革に挑戦しないことになる。

 そこで、幹部クラスで同じ組織の長を3年以上続けている場合には、他のセク
ションに異動させることが重要な施策となる。仕事ができる幹部は最初の3年で
成長し結果を残す。それでも結果を出せない幹部は不適だと考えるべきだろう。

 ただし社長だけは異動をするわけにはいかない。したがって社長は頭の中を異
動(考え方を変えること)させることによって「こころを異動する」ことが何よ
りも大切になる。
                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


◆―――◆ 『トロール船式会社発展法 小冊子』 無料進呈! ◆―――◆

  吉岡憲章の『経営者』として、また『コンサルタント』としての、
   生きた経験が詰まった『トロール船式会社発展法』小冊子。
メルマガ読者の方にプレゼントいたします。申込方法は文末をご覧ください。

◆◆―――――――――――――◆―◆―◆―――――――――――――◆◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『6ヶ月間の資金繰りを立てる』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

多くの中小企業が、資金繰りに苦しんでいる。資金繰りの悪さから、手許の現金
が不足して、会社経営が窮地に立たされている企業が多くなってきている。

会社の目的は利益をあげること。経営の仕事は潰れない会社を作ること。資金繰
りは、経営者にとって最も大切な仕事。資金を如何に上手く銀行から調達するか
が、経営者の腕のみせどころとなっている。

企業の改革の指導をするケースのなかで、銀行から最初に要請されるのが、資金
繰りのチェック。毎月融資の依頼がある企業が多くなってきているという。

    経営者にお願いしたいことは6ヵ月間の資金繰りを立てること。

資金の不足を埋められないのなら、銀行にお願いして融資を受けなければならな
い。しかし、資金が足りないのが判っていてもなかなか銀行には言い出せない。
このことが、企業と銀行との信頼関係が悪化する要因となっている。

常に銀行からの融資に頼っている中小企業の経営者は、例え来月足りないと判っ
ていても、つい「来月は大丈夫です。」といってしまう。これでは悪循環。

6ヶ月の資金繰りを作成し「現状このような状態です。今のところ○月と○○月
に融資をお願いしたい。但し、今こういう努力をしているので、全額は必要ない
かもしれない」などと説明すればすむ。

その場限りの言い訳ではなく、6ヶ月先を見越した資金繰りをありのまま説明し
現状、企業として行なっている努力を説明しなくてはいけない。こういう説明の
繰返しが、銀行と企業との信頼関係醸成の第一歩であることを、肝に銘じて実行
して頂きたい。
         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃03┃公認会計士による経営者のための実践的・会計講座
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             「経営分析って何?」

辞書によれば"分析"とは、「物事を要素的なものに分け、その要素・成分・構
成などを、細かい点まではっきりとさせること」と定義しています。
自然の定理を求める理化学の分析とは異なり、千変万化の"(企業)経営"を対
象としている"経営分析"での分析手法としては大きく2つに分類されます。

・定性分析: 従業員意識調査など数値を用いない分析手法
・定量分析: 企業経営上の諸数値を用いて行う分析手法

さて、企業経営上の諸数値の中で「会計数値」は、複雑な"経営"という対象を
"金額"というある意味において共通的・客観的・絶対的尺度で表示するもので
あり、また加工(計算)のし易さという特性も有しています。このような優れた
属性のため「経営分析」≒「会計数値を用いた分析」が主流となっています。

わが未来事業においてもコンサルティング予備調査として種々の手法での分析を
行っていますが、その主力となっているのは「会計数値を用いた分析」(以下、
「財務分析」という)です。本稿から数回に分けて未来事業で実際に使用してい
る分析手法をご紹介しますので、よく理解していただき読者の皆様の経営に役立
てていただければ幸いです。

             「比較」の大切さ

読者の皆様が"あるものの価値を評価する"場合どのような観点から評価してい
ますか。類似しているものと「比較」することにより「この点は劣っているがこ
の点は優れている」として評価することが多いのではないでしょうか。

財務分析においてはこの「比較」を多用しますが、比較の対象物により大きく分
けて2つの手法があります。

・期間比較
・他社比較

             「比率」の大事さ

絶対金額(売上額など)だけでは分析しきれないために用います。セクハラめい
た話にはなりますが、「比率」とは女性のプロポーションと同様で、ある箇所・
部分だけで判断するのではなく全体のバランスを重視した考えなのです。
代表的なものには、利益率・回転率などがあります。

以上ご説明した「比較」「比率」はそれぞれ独立した手法ではなく、「比率」に
おいても「比較」の手法を用いて分析するのです(ex.売上高粗利益率の前年比
較、在庫回転期間の同業他社比較など)。

次回は、財務分析でよく使用される各種の「比率」を体系的にご説明することと
します。
         【未来事業・コンサルタント 公認会計士  西山 太郎】

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃04┃経営相談 Q&A   『在庫削減の方法について教えてください』
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  Q 在庫は諸悪の根源と言われますが、増えないようにするにはどういうこ
    とに注意すべきでしょうか。

  A 在庫が増加すると、資金が逼迫する(出金だけの一方通行になる)、陳
    腐化・経時変化・不良品化により多額のロスが発生する、売価が下がる
    余分な保管場所が必要になる、等々良いことはありません。

    在庫管理を強化するのは当然ですが、つぎのようなことに注意するのが
    よいでしょう。
  
1.経営者が在庫に対する意識を持ち、適正在庫を設定しその目標に向けて日常
  自らが過敏に反応すること。
2.今ある在庫(特に余剰在庫)について、なぜ在庫になっているかを徹底的に
  究明し、再発防止策を考え、実行すること。
3.在庫の保管場所、スペースを決め、その枠からはみ出さないように管理し、
  はみ出しそうな場合は報告させ、その場で原因を究明すること。
        
      【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  乾 辰樹】

◆お問い合わせ・お申し込み◆――――――――――――――――――――――

 お問合せや小冊子のお申込は必要事項をご記入の上、下記へご連絡ください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 ※小冊子ご希望の方は、「件名」に 「小冊子 希望」 と明記ください

 お申込はメールにて こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp

◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2004  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket