e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃   2005.3.3  Thu.  vol.229
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◆目次◆――――――――――――――――――――――――――――――――
 01:【経営発展のヒント】       わが商品を持とう
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】都市銀行が中小企業を狙っている
 03:【コンサルの視点】     コスト戦略(特に材料費)が儲けをうむ
04: 【経営相談 Q&A】       整理解雇について教えてください
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┃01┃経営発展のヒント 『わが商品を持とう』
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 わが国の中小企業240万社のうち、"わが商品"を持っている会社はおおよ
そその1割にも満たないだろう。残りは製造業でも下請けであったり、不動産・
建設業界や小売業や卸売業、サービス業などが占める。

 商品の企画ができない、開発力が無い・・・さまざまな"わが商品"を持たな
い理由があるだろう。しかしもっとも大きな要因は経営者自身が"わが商品"を
持ちたい、持とうということに対して真剣ではない、ということだと思う。

 たとえ小売店でも卸売業でも、売れると思われる商品を探して右から左へ流せ
ばよいというものではない。

 お客様のニーズはまず流通業に伝わる。したがってここに携わっている人は製
造業よりも生の情報ははるかに早く把握できる。生のニーズを知ることができる
ことは、"わが商品"を考える上でものすごく有利な条件下にある。

 売れる商品は開発力や技術力ではない。発想力なのだ。リスクもあることだか
ら初めのうちは量は考えないでも良い。手作りでもよいし、スケッチでも良い。
自分で考えたアイデアをお客様に見せてみることだ。

 飲食業ならわが店のオリジナル料理を作ってみることだ。それをなじみのお客
様に試食してもらう。「美味い!」と言ってくれたらしめたもの。どんどんと味
や盛り方を磨き上げる。やがてわが店ならではの商品ができあがる。

 一般的に下請けの粗利は20〜25%程度のもの。わが商品ならば50%前後
になる。これは社長の熱意と努力に対する報酬と考えてよい。

 ぜひ「わが商品」の実現に向けて進もうではないか。

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『都市銀行が中小企業を狙っている』
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都市銀行が、中小企業向け融資専門店の出店を積極的に行なうという。特に支店
のない地方都市で新規開拓を行ない収益拡大を図っていく。地場の中小企業を回
って、ビジネスローンなどの定型商品を販売していくという。

都市銀行にとっては、収益拡大のためには大企業より金利のとれる中小企業への
融資を強化しなければならない。大企業を相手にするより、まだまだ資金繰りに
余裕がない、言うことを良く聞く中小企業を相手にしたほうが、メリットが大き
いと判断しているのであろう。

経営者にとっては、都市銀行と取引することは手形小切手支払による信用力強化
また都市銀行の厳正な融資審査?に耐え得たとして、さらに評価されたこともあ
った。しかし、最近では厳しい融資方針に転化した都市銀行取引の中小企業の倒
産が増えてきたのも事実。

    中小企業は銀行の知名度や規模に拘束されることなく、
                   最適な銀行を選択してほしい。

それは利便性・立地条件の有利を生かし地銀・第二地銀との取引ということ。地
場の中小企業取引を堅持し、どのような企業に対しても門前払いをすることなく
極力企業の要望を充足することで経営維持を図っている。満額回答が出来ない場
合でも、何らかの妥協案を提示するなどは頼り甲斐のある金融機関。

一旦中小企業からの撤退方針を表明しながら、収益確保のために手段を選ばず再
度、中小企業取引を回帰してきた都市銀行より、終始、地域密着型金融機関を標
榜してきている地銀のほうが適している。融資などという一時的な甘い言葉に惑
わされることなく、未来永劫の取引、企業存続のために必要な金融機関は何処な
のか、今一度考えて頂きたい。

         【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点   『コスト戦略(特に材料費)が儲けをうむ』
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利益を上げるには、売上を伸ばすか販売管理費を含む材料費等を削減するか、の
どちらかしか方法はない。新規顧客の開拓や既存顧客の拡大を図って〔売上を伸
ばす〕ことは今の世の中かなり厳しく前年比並みであればよしとすべきである。

   それでは材料費等仕入コスト削減のポイントは
          “よい物を安く仕入れる”のが最も重要な事。

とわかっていても、いざ実施しようとすると、なかなか思い切った行動がとりに
くいものだ。「いざと言う時に無理が通らなくなる」「仕入には相手方との呼吸
が必要だ」「古い付き合いなのでそんなに簡単には変えられない」

しかし、どうだろう。このまま続けたら改革どころか沈んでしまう。古い付き合
いの仕入先を切りなさいと言っているのではない、よい物を安く仕入れる交渉を
することが最重要課題なのだ。

取引の力関係からも、情にながされていては、せっかくのビジネスチャンスを逃
すことにもなりかねない。冷静かつ客観的な判断を実践していかなくては、仕入
コストの削減は実現できない。

仮に売上げが年商1億円のホテルで、今まで材料費が売上対比28%だったとしよ
う。これを業界平均18%まで下げれば
          28百万−18百万=10百万円の利益
を生むことになるのだ。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント  油木 愛三】

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┃04┃経営相談 Q&A   『整理解雇について教えてください』
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  Q 整理解雇についてわかりやすく教えてください。

  A 会社側の都合で一方的に行われる解雇を、整理解雇(指名解雇)と言い
    ます。整理解雇を実施するには、以下の4つの要件を全て満たす必要が
    あります。整理解雇の4要件

   1.解雇の必要性−経営上の必要性が本当にあるかどうか。
   2.解雇回避の努力義務−役員報酬の削減、希望退職者の募集等、整理
     解雇を回避するための経営努力が実施されたかどうか。
   3.人選の合理性−人選の基準に合理性があるかどうか。
   4.手続きの妥当性−説明・協議・納得を得るための十分な手順を踏んだ
     かどうか

   整理解雇が、雇用調整の最後の手段であることを肝に銘じて慎重に対処し
   て下さい。  

     【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  熊谷 好之】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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