e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃   2005.1.26  Wed.  vol.224
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◆目次◆----------------------------------------------------------------
 01:【経営発展のヒント】        絶えず「風」を見よう
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行決算期に起こること
 03:【コンサルの視点】         会議は1時間以内で!
 04:【経営相談 Q&A】        リストラの正しい意味は?
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┃01┃経営発展のヒント   『絶えず「風」を見よう』
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 風の力を利用するスポーツにヨットがある。風を受けて海を滑るように走る。
帆船も同じように風によって航海をするがヨットと根本的に違うところがある。
それは、帆船は風に向かって(風上に)は絶対に進めないが、ヨットは風上に
向かうことができるということだ。

 もちろん風上に向かってそのまま進めるということではない。風上に対して
45度方向に進めるということだ。(この走り方をクローズドホールドという)
このときの風を切って走る心地よさはまさに痛快そのもの、ヨットの醍醐味だ。
それでは風を真後ろに受けて走る場合はどうか。一見良さそうだが、ヨットを
操ったことのある人なら誰でも知っているだろうが、不安定この上ない。船は
揺れ、セールはばたばたとあおられる。(この走り方をランニングという)

 したがって、ヨットでは風上がどこかということを絶えず明確に知っていなけ
ればならない。野外のスポーツはゴルフにしろ野球にしろかなり風を気にする。
しかしヨットは風そのものがエネルギーだから、これらとは比較にならないくら
い大事だ。下手をすると沈(沈没のこと)の可能性がある。

 経営においてもこれと同様のことが言える。業界の景気がよくどんどん強気に
経営をしているつもりでも、(ランニング状態では)実態は不安定この上なく、
慢心のあまり過剰投資をしたり、他社が参入し蹴散らされる可能性もある。

 世の流れにまったく逆には進もうと思っても押し返されてしまう。しかし他社
にない特長や業態を進めていくことによって普通の人には考えられないほどの利
益を上げることができる。つまりこれがクローズドホールドということになる。

 ランニング的な経営を進めているか、クローズドホールド的に進めているか、
それは風上がどこかを明確にするところから始まる。

  それでは風上はどこにあるか → それは当然お客様のところにある。

すなわちマーケティングを真剣に行うこと、これが真の風上を見つけるコツとな
る。風上が分かったとき会社は成長する。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック  『銀行決算期に起こること』
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3月は銀行の決算。本部は目標達成のため支店にハッパをかけ、支店では各担当
者にハッパをかける。担当者は、言うことを聞いてくれそうな先に照準を定め、
目標達成のために走り回る。

「社長、3月は銀行の決算ですが、どうしても融資量が足りません。よく調べた
ら、御社の割引残高が減ってきているようですから、3月だけは割引枠を全て
使って協力して下さい。」

それは、おかしい。2、3ヶ月前、手形銘柄が悪いからと言って割引レートを
あげてきた。その時、他行に比べてレートが高いと言ったら、「うちの銀行は
最近手形の銘柄には、うるさくなってきているんですよ。場合によっては、他行
で割っていただいて結構ですよ。」と言っていたよな。

「社長、今月だけは決算ですから協力してください。うちはいつもお宅に協力
しているんですから。どうせ、3月に運転資金が足りなくなるでしょう。その分
を月初に実行しましょう。それは使わないで当座預金に置いておいて下さい。」

確かに、毎月運転資金を銀行から借りているけれど、いつもなんだかんだ言って
実行されるのは、手形決済日の2、3日前。それがなぜ月初に実行されるのか。
それなら、毎月うるさく言わず、余裕をもって実行してくれてもいいのに。

おかしいことがよく起こるのが、3月。割引を依頼されたり、早目の融資実行を
依頼されたりするのは良い方。ケースによっては、融資打ち切りによる倒産も。

決算に向け、銀行本部では利益と不良資産残高の予想作業の連続。経営者にとっ
ては全く納得のいかないことばかり。しかし割り切って考えれば、銀行からの
無理難題の要請は継続支援のあかしだ。一言二言の文句を言いながら銀行要請に
こたえることも、今の時期、企業存続のために必要なことかもしれない。

        【未来事業・取締役チーフコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃ 『コンサルの視点』   会議は1時間以内で!
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        どこの企業でも会議は日常的に行われている。

アンケート調査によると業種や企業の違いはあるものの、一日の業務時間中に占
める会議時間の割合は、一般社員レベルだと5〜15%、管理職レベルは15〜
20%、そして社長になると、なんと40%近くを会議に使っているという。

一口に会議といっても、事業計画、予算編成、決算時に関する会議や総会、部会、
委員会、分科会、日常の打合せの会議など・・・・・その種類は千差万別だ。
会議を開催してみると、参加すべき人々が実際に出席していなかったり、一方通
行のコミュニケーションで何も決まらなかったりしたら、会議は無意味、時間の
ムダとなる。

   とかく、会議は時間ばかりに目が奪われがちだが、
      実は大変コストもかかっていることを忘れてはならない。

たとえば、年間給与800万円の管理職レベルが30人集まって、2時間の会議
を行うと、1回につき約24万円「時間単価×時間数」となる。
このほか資料の紙代、コピー代、会議室の光熱費などの諸経費を含めると費用は
さらに膨らむことは明らかだ。

このように時間もコストもかかる会議をやめ、議題の性格や緊急性を考えテーマ
によっては電子会議を活用するなど、従来の会議以外の方法で代替することだ。

ゼロベースで根本から発想を変えることによってすべての会議を見直してみる。
そして必要な会議だけに絞り込み、会議の標準時間は1時間以内とし、活きた会
議を行うことが、身近にできるコスト削減でもある。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  石黒 和男】

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┃04┃経営相談 Q&A   『リストラの正しい意味は?』
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 Q リストラと言うと人員整理のイメージが強いのですが、正確な意味を
   教えて下さい。

 A リストラとは企業の利益獲得能力に合わせて、経営資源(人、物、金等)
   を再分配する事。人員整理は、人に関する再分配でリストラの一環として
   行われることが多いですが、リストラの最大の目的は、企業の現在の売上
   で会社の経営が成り立つように経営資源の構成を改めることです。

  実務的には、下記のように理解したほうがわかりやすいでしょう。
  1.借入金を圧縮する。・・・経営に不必要な資産の売却(財務リストラ)
  2.資金調達構成を見直し、資金調達コストを削減する。(財務リストラ)
  3.経費削減をする。                (業務リストラ)
  4.採算のとれない事業をやめて人材や資金を儲かる事業に集中する。
                            (事業リストラ)

  上記を実施して現在の売上の範囲で経営が成り立つように出来れば、会社が
  破綻することはありません。

    【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント  熊谷 好之】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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