e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃   2004.11.24 Wed.  vol.216
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◆今月(11月)のホームページ◆----------------------------------------

 □吉岡憲章のコラム    『経営改革 成功・不成功の分かれ目』
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 □経営者のための健康情報 『食物繊維はガンをも防ぐ』『笑いと治癒力』
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◆目次◆----------------------------------------------------------------
 01:【経営発展のヒント】        直販をしようじゃないか
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行に債務超過といわれた場合
 03:【管理栄養士のちょっと一言】    風邪の季節到来!!
 04:【経営相談 Q&A】  苦情処理をうまくやる方法を教えてください
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┃01┃経営発展のヒント 『直販をしようじゃないか』
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 わが国の99%以上は中小企業、そして80%は零細といわれる小企業。これ
が、わが国に240万社ある企業の規模の実態。その小企業は製造業、建設業、
小売業、サービス業・・・だが、多くの企業が独自の販路や技術や商品を持って
いない。

 例えば製造業を取り上げてみると、いわゆる下請けの立場にあり、発注もとの
企業から注文を受け、仕様どおりに製造して、当然のことながらその注文先に
納入する。B To Bの商売ということになる。

 下請けには下請けのメリットがある。販売にコストがかからない。別に新しい
技術や商品に取り組んでなくても先方が教えてくれる。在庫や仕入れなどに関わ
るリスクが少ない・・・。

 その反面、デメリットも多い。売価が自分で決められない。売れ行きが自分で
把握できない。コストが安く付加価値が低い・・・。 そしてもっとも大きな
デメリットは、社長でありながらわが社の経営が他人(一部の注文先)に握られ
ていること、これでは自主経営とは言えない。

 下請けから直販企業になると、どんな変化がでるか。例えば売上については、
77%の企業が10%以上伸張、半分以上の企業が何とこれまでの3割以上伸び
る。さらに粗利益率については、下請企業の標準が20%〜30%であるのに
対し、直販企業では約50%も取れる(経済産業省統計による)

 勿論直販をすれば下請けのときとは違った費用もかかるから、これが全て利益
になるということではない。しかしこれだけ売上が成長し、粗利が増えればそれ
こそどんな事業展開も可能となるだろう。このことだけでも企業が目指すべき
方向が明白となる。

     どうやって下請けから脱皮し、直販体制を構築するのか

について、しばらくの間このコーナーで述べて行きたいと思っている。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行に債務超過といわれた場合』
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A社長:「銀行の担当者がうちの決算書を見て、表面上は良いけど実態は債務
    超過だ、というのですが、債務超過になると借入金を全部返さなければ
    いけないんですか?」
私  :「銀行は、どのような言い方をしているの?」
A社長:「決算書では確かに資産が多いが、資産として計上している不動産と
    ゴルフ会員権の時価が下がり、実態は資産よりも負債の方が多い状態に
    なっている。ある程度の期間で債務超過を解消するような施策をとって
    くれないと新規の融資は難しい、とのことでした。
    しかも、金利だけは上げてくれと言うんです。心配で仕方ありません。
    これからどうしたら良いのでしょうか・・・」

A社長のような中小企業の場合、資産を厳密に時価で評価すれば、かなりの数の
企業が「隠れ債務超過」となる。特に不動産や有価証券・ゴルフ会員権などを
持っている場合、その確率は非常に高い。

銀行は今、自己査定・格付け の真っ最中。銀行もリストラで人手不足となり、
中小企業の融資に手間をかける余裕がない。その為、自分の担当先の格付けを
少しでも上げ、事務負担を削減したいと考えている。それが今回相談されたこと
の背景にあった。

銀行としても、ある程度の「隠れ債務超過」は認めており、即「融資引き上げ」
ということにはならない。この場合においては、増資や債務の株式化(役員借入
金などを資本金に振替える)などで、自己資本を強化し「隠れ債務超過」を解消
する方法が一番の有効策だろう。

決算書上、債務超過となっている企業は、短期間のうちにこれを回収できる明確
な根拠がないと、融資は大変困難。取引銀行に現状を詳細に説明し協力を得ると
ともに、債務超過を回収できる根拠として経営改革戦略計画書を作成する必要が
出てくる。

   メガバンクの不良債権処理は終わったと言われている現在、
                  今後、金融庁の注目は地方銀行。

今まで以上に、取引銀行から中小企業への締め付けが厳しくなると予想される。
こんなときだからこそ、冷静に自分の会社の現状を分析し、タイムリーな対応が
求められている。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃管理栄養士のちょっと一言    『風邪の季節到来!!』
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少し前まで汗ばむ陽気だったが、日に日に北風が冷たくなってきた。早いもので
今年もあと1ヶ月ちょっととなった。台風や地震などの天災が相次ぎ、各地に
大きな被害をもたらした。

新潟県中越地震の被災地では、今なお避難生活を余儀なくされている方々が大勢
いる。その方々の健康状態は深刻化しつつある。統計上では風邪を引いた人が
三千人を越えたという。日ごとにつのる寒さと疲労とストレスが重なり、心身は
限界まで来ている状態だ。こうした状況下では免疫力も低下してしまう。一日も
早い復興を願わずにはいられない。

風邪の季節到来で気をつけることを挙げてみた。

 1.手洗い、うがいをする。(暖かいお茶が効果的)
 2.気温差や室内の乾燥に注意
   (冬の風邪ウィルスは湿度に弱い。湿度60〜80%にするとよい)
 3.人混みを避ける、マスクの着用(流行時の飛沫感染をさける)
 4.寝不足、過労、アルコールの過飲、運動不足(不摂生をしない)

以上の中でも特に乾燥には要注意。会社内では暖房等でかなり乾燥している。
加湿器をつけるか、自分の席のあたりに濡れタオルをかけるなどして乾燥しない
ようにしていただきたい。

年末にかけて仕事も大詰めに入り、大事な時期である。体調を万全にして今年を
締めくくりたい。そして来年も健やかな一年であって欲しいと願っている。                     

                【未来事業・管理栄養士  吉岡 美保】

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┃04┃経営相談 Q&A  『苦情処理をうまくやる方法を教えてください』
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 Q 顧客からの苦情処理を円滑に実施したいと考えていますが、どうすれば
   よいか教えてください。

 A 苦情の原因は、設計・製造・検査・販売など、企業活動のすべての段階に
   起因しますから、それぞれの段階で根本的な処置対策を講じて再発防止を
   しなければなりません。

  例えば1.使用段階において、客が正しく使用できるようサービスをする。
     2.販売部門では、客に製品を正しく広告、宣伝する。
     3.検査においては、客の要求している品質を確認する。
     4.出荷部門では、運搬中に破損しないよう十分に包装する。 など

  再発防止に努めることが重要です。

     【解答者:未来事業・マネジメントコンサルタント 石黒 和男】

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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