e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃     2004.11.4Thu. vol.213
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◆今月(11月)のホームページ◆----------------------------------------

 □吉岡憲章のコラム    『経営改革 成功・不成功の分かれ目』
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 □経営者のための健康情報 『食物繊維はガンをも防ぐ』『笑いと治癒力』
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◆目次◆----------------------------------------------------------------
 01:【経営発展のヒント】        復活と破綻の間にあるもの
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行との適切な交渉タイミング
 03:【コンサルの視点】         平素の努力が実った時
 04:【経営相談 Q&A】       銀行の新支店長の工場案内について
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┃01┃経営発展のヒント 『復活と破綻の間にあるもの』
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 中小企業では基本的に1年間あれば赤字脱却し黒字に転換することができる。
さらには資金繰りもニューマネーを導入せずに回せるようになる。これが、私の
提唱する経営改革戦略だ。

 これまでにも早い企業では、改革指導を始めてから2〜3ヶ月で月次決算が
黒字となった。資金繰りも4ヶ月くらいで目処がついてくる。このときの経営
当事者(社長)は「あれっ!」という顔をする。そして「これだけやっているん
だから、そうだよなー」と納得をし始める。やがて「よし、来月もこの調子を
続けるぞ!」とチャレンジ精神の塊に変化をする。これが復活へと繋がっていく
ことになる。

 一方で、1年経って少しも好転しない企業もたまにある。こんな会社の社長に
「口ばかりでなくもっと真剣に改革の実行をしないと、この先はないよ」と
言っても、できない理由を繰り返し、そしてその理由を周囲のせいにする。

 私は破綻をした企業をいやというほど見ている。破綻をする企業の共通点は
社長が極楽トンボで世の中を舐めている。わが社の先行きを真剣に見つめようと
しない。銀行から要管理先、破綻懸念先と宣告されても、ピンとこないで「銀行
が何とかしてくれるだろう」とひそかに思っている。

 このように破綻をする企業は根本的に社長に真剣さ、
   謙虚さがない。すなわち「経営のこころ」が欠如していることになる。

しかし、いざ倒れたときになるとすべての社長がこのことを心の底から分かる。
破綻してから悟ったところで全てが「あとの祭り」。

 わが国の中小企業の7割は赤字決算が実態。ぜひこの機会にもう一度わが社の
状態を謙虚に、客観的に判断し「わが経営のこころ」を見つめなおして欲しい。
このことがあなたの会社が復活するか、破綻に向かうかを決めることになる。

                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック『銀行との適切な交渉タイミング』
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銀行との交渉を効果的に行うには適切な交渉タイミングを見計らわなくてはなら
ない。交渉のタイミングを間違うと、簡単に実行される融資もなかなか実行され
ない、という現象が起きてくる。

一つは、訪問日。銀行交渉を実効性のある交渉にしたいとするならば、訪問日に
特段の配慮が必要となる。金融機関の繁忙日である、5日・10日・月末月初・
連休明け・月曜日は交渉は避けた方が良い。銀行員の繁忙度合いを斟酌すること
なく、無神経な訪問を繰り返すと銀行の印象を悪くすることが多くなる。

二つめは訪問時間。会議の多い朝一番、或いは交代により手薄となる昼食時より
も、午後一番が適している。反対に絶対避けたい時間は、午後三時の閉店時間に
かかる訪問。この時間帯は担当者も落ち着かず、逆効果となることが多い。場合
によっては事前に連絡をして、午後4時頃の訪問にするとか、訪問時間を工夫す
ることが必要となる。

三つめとして絶対にしてはいけないこと、それは懇親会やゴルフ会での別席交渉。

銀行は別席での交渉を行う企業を「場をわきまえない企業」として敬遠する。
なかには、別席で支店長に逢っただけなのに「支店長の了承済み」などと言い、
あたかも融資案件が採択されたかのような主張を行い、融資担当者を困らせるこ
とがある。このようなズルイ顧客は、現場の融資担当者や営業担当者の反発を
招く。そして以後の取引においても、有形無形の不利益を被ることを覚悟しなく
てはならない。銀行はこのような企業と懇親会などの場を敬遠するようになり、
企業の不利益を招くこととなる。

現状、銀行の大半が表向き「中小企業向け融資への積極的取組み」を標榜してい
るものの、但し書きとして「良質の中小企業を対象に」といった曖昧かつ恣意的
な条件が付されている。このような状況下でややゆるくなったとは言え、まだま
だ続くであろう「貸し渋り」「貸し剥がし」からは積極的に逃れる必要がある。
上記での延べた項目に注意をはかり、銀行とは友好的な関係を継続し、決して
こちらから嫌われるような行為を行なってはならない。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点  『平素の努力が実った時』
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新潟県のある温泉郷、30件ほどの大小の旅館が建ち並ぶごく普通の温泉町。
その中の1件にホテルNがある、ホテルといっても客室40位の中賢の旅館だ。
今までは、年間を通して連休はともかく、平日と冬場の宿泊客の集客が思うよう
に行かず四苦八苦の状態であった。

そのため、この旅館の専務は東京の大手ホテルで2年間接客についてみっちりと
勉強した。その後、新潟に戻り精力的に従業員の指導にあたり、きめ細かいサー
ビスを徹底的に目指したのであった。

一昨年の4月の連休にある家族4人がこの旅館に1泊した。ご主人はごく普通
の会社の役員と思って普通どおりの暖かいおもてなしをし、満足して帰った。
ところがその方、とんでもない方で、後日大変な事になった。

2、3ヶ月たって、県警の幹部が旅館を訪れた。何か悪い事したのかと思った。
ところが、実は先日うちの者が宿泊した際、おたくの旅館にとても好印象を持っ
たとの事、接客態度、食事、そして温泉、ぜひ、館内を見せてほしいとの要望で
あった。

その後連絡が入り、警備もしやすいので、ぜひ、拉致事件でお帰りになった、
5名の疲れを癒したいのでその宿泊先にしたいとの事であった。

宿泊当日までかなり大変だったが、12月19日その日が来た、あいにくの雨だった
が、その模様はテレビで全国に流れた、当然、旅館名は出ないが、あの専務が
出迎えしている様子が写し出された。

その後、拉致被害者の方々が泊まったすばらしい旅館として評判になり、平日は
主に県内から、週末は全国からお客様が来館し、連日超満員の大盛況になった。
従業員の提案から食事等にも工夫をこらし、ヒット商品を連発している。

当年とって42歳の鬼の専務のもと、従業員が一つになって毎日を戦い抜いた結果
の賜物であった。この様に基本のサービスがいかに大切なことか、業種は変わっ
ても、変わらない。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  油木 愛三】

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┃04┃経営相談 Q&A 『銀行の新支店長の工場案内について』
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 Q 銀行の支店長が交代し、新しい支店長が工場見学をしたいと言ってきま
   した。午後3時頃からの予定ですが、食事や、手土産を用意した方がい
   いのでしょうか。その他注意する点がありましたら、教えてください。


 A 新しい支店長には、あなたの工場の特長をよく説明し、理解してもらっ
   て下さい。そして、他の会社にない強みを強調して下さい。工場内は見た
   目をよくしておく必要があります。
   午後3時頃来るようならば、見学が5時までに終わるように、計画して
   下さい。食事などを、用意する必要はありません。但し、工場で作って
   いるもので手土産になるもの(お菓子やティッシュなど生活用品など)
   があれば、準備して渡して下さい。

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】mailto:keiei@mirai-j.co.jp 【URL】http://www.mirai-j.co.jp
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