e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃     2004.10.20wed vol.211
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◆今月のホームページ◆-------------------------------------------------

 □吉岡憲章のコラム
   『わが社の社風作り』 http://www.mirai-j.co.jp/index.htm
 □経営者のための健康情報
   『ひと足早くに風邪対策を』 http://www.mirai-j.co.jp/health_c.htm
 □10月8日〜10日「未来経営塾」の模様
   http://www.mirai-j.co.jp/study_group.htm#041008

◆今週のニュース◆------------------------------------------------------

 吉岡憲章が日経BP社より「インターネットバンキング」についての取材
 を受けました。その内容が日経BP社のホームページに掲載されています。
 どうぞご一読ください。
  → http://info.nikkeibp.co.jp/d/smbc/index.html

◆目次◆----------------------------------------------------------------
 01:【経営発展のヒント】        拡散か深耕か
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 銀行との信頼関係は大事に
 03:【コンサルの視点】         病んだ社会 病んだ会社
 04:【経営相談 Q&A】     機械設備導入上の留意点を教えて
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┃01┃経営発展のヒント 『拡散か深耕か』
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 弥平という農夫が1町歩の耕地を手に入れた。土地は草ぼうぼうで荒れていた
が、彼は一刻も早くこの土地に種を蒔き、山のような収穫を得ることを夢見て早
速「草むしり」にかかった。鎌を片手に茎からなぎたおしていったため割合作業
ははかどった。

 1反の土地の草むしりが終わった。彼は「よし、今度は次の1反の草むしりだ!」
と元気よく次の1反の除草にかかった。やがてこの区画の除草も終え、彼はまた
次の1反の除草作業に入った。

 弥平の頭の中はわが1町歩の広大な土地に溢れかえるような作物が実っている
光景で一杯だった。その夢が疲れた身体に鞭を打つように励ましていた。

 長い時間をかけ、やっとの思いで1町歩の草むしりが終了した。
弥平は「さあ、いよいよこれから種まきだ!」と勢い込んで初めに除草した1反
歩の区画にやってきた。そこで彼は思いもかけない現実に目をむいた。

 なんと最初に除草した1画目の畑はまた草ぼうぼうの荒れた土地になっていた
のだ。以前に残した雑草の根っこから新しい草が勢いよく生えている。これでは
種を蒔くどころか、また草むしりのやり直しだ。弥平は失望のあまり倒れこんで
しまった。

 田吾作もまた同じように1町歩の耕地を手に入れた。彼は1反を鍬を使いなが
ら根っこから草をとった。終えたところで、次の区画の除草に入らなかった。
彼はこの除草した1反の畑に肥料をやり、種を蒔き始めた。

 彼は種を蒔き終わってから、次の1反の除草に入った。しかし草むしりをしな
がらも、前の種を蒔いた畑をしばしば覗きに行って間引きをしたり、追肥を与え
たりした。やがてこの2画目の除草も終わり種まきに入った。

 やがて、3区画目の除草に入ったころ最初の1反の畑は作物で溢れかえって
いた。収穫を手にしながら、彼は3区画目の草むしりと2画目の畑の手入れを
続けた。収穫物が増えてきたお陰でお手伝いの人も頼めるようになってきた。

 田吾作はやがて1町歩全部を実りの多い畑にすることができ、つぎの1町歩の
入手を検討している・・・とさ。

 改めて説明する必要もないと思う。市場をむやみに拡散すると何の成果も得ら
れない。遅いようでも、

身に合ったエリアを深耕していくこと

が現実に収穫を手中に収めることにつながる。市場作りはあくまでも拡散より
深耕ということを頭においてほしい。弥平型経営者ではなく田吾作的な社長で
ありたい。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『銀行との信頼関係は大事に』
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銀行の支店長に呼ばれて困っているという連絡が顧問先の社長から入った。この
社長には以前、機械購入資金の融資を受けるよう指導して、設備資金を手にして
いた。

「実は機械の納入が遅れていて、売上が落ちてきた。手形決済資金が足りなくな
った。悪いと思いながら当座においてあった機械の資金を使ってしまった」とい
う。「確か一億ぐらいだったよね。どのくらい使ったの」「一億全部なんです」

おいおい、大変なことをしてくれたな。しかし、ちょっと待てよ。銀行がきちん
と資金管理をするはずがないし、そう簡単に判るはずがない。そこを指摘すると
「毎年納税資金を借りているのだが、その準備で融資の担当者が当座の動きを見
ていたらおかしいことに気づいたようだ」という。

銀行から借入するポイントは、三つ。
   1.何に使うか(資金使途)
   2.どのように返すか(返済財源)
   3.担保はあるか(保全状況)。

特に融資実行後一番問題とされるのが、資金使途。特に設備資金は業者へ支払す
る都度銀行から融資をするのが原則、ただし銀行も融資残高や預金残高が欲しい
ために、信用がおける取引先に対しては一括に資金を出している。いわゆる信頼
関係を重視した融資。

今回の場合は始末が悪い。この会社の業績が回復したことによる、銀行からの売
込み融資だったことと、本部稟議になっていること。設備資金を運転資金に流用
されてしまったことが本部にわかれば支店長、担当者は始末書もの。多分支店で
は本部に報告せずに解決する方法を、探ることになるだろう。

銀行との取引で一番大切なのは信頼関係。築くには長時間かかるが失うのは簡単。
約束を守らない経営者に対しては原理原則論を言ってくる。この会社が今後銀行
に対してどのように対応していくかは後日報告するが融資における資金使途につ
いては今一度認識を新たにして頂きたい。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  奥山 孝司】

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┃03┃コンサルの視点  『病んだ社会 病んだ会社』
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 最近、心の病を抱えた人の話を身近で耳にします。
旦那さんを亡くされた1人暮らしのシニアエイジで、家事をするのも、家を出て
人に会うのも、すべてがおっくうになり引きこもりになってしまった方。
独身の30歳で、他人と目を合わせてうまく話をすることが出来ない対人恐怖症
の傾向があり、自立できず親に面倒を見てもらっている者。
結婚して子供もいる40代サラリーマンで、うつ病と診断され1年以上出社でき
ずにいる人 など。

働く人の中でもうつ病が急増していると言われています。一説によるとうつ病に
かかる割合は5人に1人とのこと。こうなると決して珍しい病ではありません。
こういった心の病の増加は仕事の生産性低下を引き起こします。危機感を覚え、
福利厚生の一環として心の健康(メンタルヘルス)対策を実施する企業も年々増
えています。大企業にくらべ中小企業はその対策が遅れているというデータも
ありますが、こうした制度の前に会社の風土が一番重要ではないでしょうか。

シニアエイジのうつ病・引きこもりも、周りの家族・友人・ご近所とのコミュニ
ケーションがうまくいっていれば、軽症で抑えられるでしょう。

    中小企業ならなおさら密なコミュニケーションが取れるはず。

社員同士、お互いフォローし合える会社風土であれば、深刻な問題には発展しま
せん。病んだ体質の企業とならないよう、健全な企業風土を作ること。それがで
きるのは経営者です。

        【未来事業・マネジメントコンサルタント  大居 閲子】

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┃04┃経営相談 Q&A 『機械設備導入上の留意点を教えてください』
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 Q 機械部品加工の中小業です。熟練作業者の不足に対処して、加工の能率
   向上と精度の安定をはかるため、NC工作機械の導入を考えています。
   導入に当たっての留意点を教えてください。

 A NC工作機械(数値制御)は従来の汎用工作機械に比べ、設備費が高額な
   ことと、複雑・高度な機械であるだけに、周到な事前準備が必要です。
   1.自社の現状、資金力、技術力、加工内容などを把握すること。
   2.導入した場合、それを十分に稼働させるだけの受注量が確保できるか
     どうかを検討すること。
   3.導入後は社内で機械操作要員の養成をはかっていく体制が必要です。

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
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