e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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┃儲┃か┃る┃会┃社┃に┃   やろうぜ再建!破産夜逃げにならぬ為に!
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┓   経営プロデューサーレポート
┃し┃よ┃う┃じ┃ゃ┃な┃い┃か┃!┃     2004.9.22wed vol.207
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◆目次◆----------------------------------------------------------------
 01:【経営者のための改革のヒント】 「思いの積み重ね」でオンリーワンを
 02:【銀行を貸す気にさせるテクニック】 メインバンクってどんな銀行?
 03:【公認会計士による講座−第7回−】 キャッシュ・フロ−計算書
 04:【経営相談 Q&A】       融資限度額の目処はどのくらい?
 05:【アンケート】          メルマガを何誌購読していますか?
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┃01┃経営者のための改革のヒント 『「思いの積み重ね」でオンリーワンを』
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 「社長の会社のオンリーワンは何ですか?」と尋ねると、殆どの経営者は頭を
掻きながら「特にうちにオンリーワンはありませんね」、さらに続けて「わが社
のような小さな会社でオンリーワンを作ることは難しいですよ」と返ってくる。

 ちょっと待て!オンリーワン事業や業態は企業の規模の大小には関係がない。

    経営者がどこまで“真剣にオンリーワンを追い求めているか"

がキーポイント。規模や金の問題ではなく“社長のこころ”にかかっている。

 町田市は東京の郊外にある人口40万人ほどの衛星都市。JRと小田急駅を中
心として商店が密集した繁華街がある。当市には昔から靴販売店が多い。以前は
この狭い町に数100店舗もの靴屋がひしめいていた。最近は競争の激化、消費
支出の停滞もあって100店舗程に淘汰されたが、今尚風前の灯のお店も多い。

 その勝ち組の中に靴専門の「有明靴店」がある。商店街のはずれに位置して
おり立地条件はよくない。20坪ほどの店に入っているお客の数はそれほど多く
はない。しかしこの店に来るお客は殆どが購入する。
つまりジャストルッキング(見るだけ)の客よりも確実に買う既存客が多いと
いうことを現している。なぜだろうか。

 それは当店の靴の販売方針が明確だということ。店の方針は「足に優しい靴を
提供する」ことに徹底している。派手なデザインや高級感よりも、履きやすく
足を痛めない靴を中心に店頭に陳列している。

 私は典型的な甲高だんびろ足で標準の靴は履けない。4E、5Eを買ってもす
ぐに足が痛んでくる。家内は極度な外反母趾のためにぶかぶか靴しかはけない。
こんな悩みの人は数多くいるだろう。

 店長が「この靴ならあなたの悩みは解決しますよ」と進めてくれた靴を履くと
全く違和感がなく、何も履いてないかのような心地よさだ。市内の整形外科の
先生が外反母趾の患者に「この店に行きなさい」と推薦までしてくれる。
こうなると一度来店した客は確実に固定客になってくれる。

 靴屋はメーカーではない。特に製靴の技術は必要ない。お客の立場から「足に
優しい靴」に特化して、全国から捜し求めれば素晴らしい商品を手にいれること
ができる。この積み重ねが、やがて当店のようにオンリーワンを構築できるまで
になるということなのだ。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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┃02┃銀行員を貸す気にさせるテクニック 『メインバンクってどんな銀行?』
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「メインバンクに相談したのだけど、融資してくれない」「明日の手形決済が間
に合わないのだけど、どうしたらいいんだろうか」「今まで、メインバンクだと
思っていたけど、こんなに面倒見が悪いとは思わなかった。」

一般的にメインバンクといえば融資残高が一番多い銀行、という意味で使われて
いる。別の言い方をすれば、一番親密な銀行、困ったときに助けてくれる銀行。
もう一歩進めれば、資金繰りに困ったときや倒産しそうなときに助けてくれるの
が、メインバンク。こう考えている経営者が多いのではないだろうか。

「資金が足りなくなりました」「会社が倒産します」そんな時「はい、判りまし
た」と、言って融資してくれる銀行などない。経営者が倒産しそうなとき助けて
くれるということを銀行に期待しているとすればそれは間違い。本当にそうなっ
た時には、銀行の冷淡さに怒り唖然としてしまう。金の切れ目が縁の切れ目。
困ったときに頼りになるのは経営者のあなた自身。しっかりして欲しい。

会社の経営はあくまで結果。銀行が融資してくれなかったら倒産した、資金繰り
に行き詰まったという発言は、銀行を悪者にして本当は経営者の果たすべき仕事
をしていない証拠だ。メインバンクとは困ったときに助けてくれる銀行だ、とい
うのはある意味では正解。困ったときとは、

   企業が発展する上での必要不可欠の資金が不足しているときを言う。

設備資金、増加運転資金が足りないとき、それを支援するのがメインバンクの
役割であり、決して赤字のときに助けてくれる銀行ではない。

         【未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司】

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┃03┃公認会計士による経営者のための実践的・会計講座(第7回)
┃ ┃   キャッシュ・フロ−計算書(その4)
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今回は前回の「キャッシュ・フロ−計算書の会社経営への活用方法」の内、
「設備投資への活用法」につき詳しくお話しします。

「新たに設備投資を行ったが必要資金は銀行から借入し決算においては新設備の
減価償却費が増加した」という話はよく聞く話ですが「設備投資」「銀行借入」
「減価償却」の3者の関係を読者の皆様はよく理解されているでしょうか。

上記の中で特に分かりにくい「減価償却」とは「固定資産を取得(設備投資)し
使用した場合に、使用経過に伴う固定資産の減耗分を費用(経費)として認識
する会計上の手続き」と定義されています。簡単な例でいえば、2000万円の設備
を購入したが、2000万円全額は購入時の費用にならず、耐用年数(その設備が
使用可能と見積もられる期間)に亘って費用化(簡略化して云えば、耐用年数
10年とすれば1年間に200万円だけが費用となる)するということです。

さて、この減価償却費は支払時に即時費用となる経費の支払いのように“資金の
支出を伴う”ものでしょうか。上記の例で云えば2000万円は「資金の支出あり」
ですが、単に“計算上の費用”である減価償却費200万円は「資金の支出なし」
なのです。
金融機関の「税引後利益に減価償却費を加算した金額が借入金の返済原資(当然
に返済は資金支出を伴う)となる」という説明を聞かれたご経験をお持ちでしょ
うが、これは上記の「減価償却費は資金支出がない費用である」ということから
導かれているのです。

さて、上記の例で設備投資に必要な資金の全額を金融機関から借入したとしまし
ょう。(設備投資前の税引前利益:300万円、設備投資により増加すると予想
される利益(但し減価償却費控除前):150万円 とします)
借入した資金の返済期間は何年とすればよいでしょうか。

2000÷〔(300 + 150 - 100)×(1 - 0.42)+ 100〕=6.6年
借入額 投資前利益 予想利益 減価償却費 税引後利益換算 減価償却費

資金的な余裕を考えた場合(手元資金の取り崩しを考慮しない)には上記のよう
に計算されますが、金融機関に信用のない経営者の方は「借りることが出来るの
であれば返済期間は何年でもいい」と極端な場合短期の借入(1年以内の返済)
を実行し、当然苦しくなる資金繰りで新たな借入に走ることになり、金融機関か
らの信用をさらに低下させるという悪循環に陥ってしまうことが多いようです。

設備投資を借入により行う場合は、上記の計算式のようにシュミレーションを
実施し(予想増加利益額をいろいろと想定して)それに基づき望ましい借入期間
を算定の上、当該期間の(予想)キャッシュ・フロー計算書を作成し金融機関に
提示することが出来れば、金融機関の信用が増すことは明らかでしょう。

                  【未来事業・公認会計士 西山太郎】

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┃04┃経営相談 Q&A 『融資限度額の目処はどのくらい?』
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 Q 銀行から、お宅の借入金はキャッシュフロー上からみて、危ない状態です
   と言われました。いったい、キャシュフロー上においての融資限度額の
   目処はどのくらいですか。

 A 一般的には、非製造業では月商の3ヶ月分、製造業では月商の6ヶ月が
   融資の上限と言われていました。信用格付けでは、キャツシュフローを
   仮に「営業利益+減価償却費」とします。こうした場合、借入金の限度は
   借入金の総額がこのキャツシュフローの、10年以内であることが一つの
   目安となります

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