e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆  一年で儲かる会社にしようじゃないか
◆    やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…
◆      経営プロデューサーレポート VOL 198  2004.7.21.wed

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
↓e-経営コンサルタント通信 は毎月更新!
 http://www.mirai-j.co.jp

■■■今週のニュース■■■
  〜〜先週のメルマガへ以下のようなご意見がよせられました〜〜

今回の「誰がプロ野球を破綻に導くか?」は的を得たり!!!と、久々に野球
合併問題に対しすっきりした気分になりました。私は福岡在住なのでダイエー
ファンですが、以前から球団身売り問題には、地元ファンが毎年1万円投下
すれば、運営はできると思ってました。現に中内オーナーにも話した事あるん
ですが、その時はオーナーは笑ってましたが・・・福岡ドームでのダイエー戦は
ほとんど満員です。ぜひ一度見にきてください。いつもメルマガありがとう
ございます。 <博多在住 相川様より>
   (ありがとうございました。皆様からのご意見をお待ちしております)

━━━【 改革編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       *** ビジョンと挑戦がないと・・・ ***

 ここ3週続けて直接“経営”から離れたところからの書き出しで失礼させて
いただく。国の経営(政治)を見ていると、われらが企業経営のための反面教師
になるところ大と考えるからだ。

 参院選挙の結果について色々と評論されているが、ひと言で表現するなら
民主党の躍進と自民党の敗北ということになるだろう。しかしそれでこれからの
わが国の経営はどうなるのかということになると大変な疑問が生じてくる。
 
 なぜならこれからを担う両政党の党首に大欠陥があることが明確になったから
だ。自民党首はこの国を変えていくための徹底的なチャレンジ姿勢がなくなって
しまっており、守りに入っていることが誰の目にも明らかだ。“いろいろ談義”
が敗北の原因のように政治評論家たちはわけしり顔で言っているがこんなレベル
のことではない。現首相に国民が期待したのはこれまでの体制に対するチャレン
ジする姿勢であった。3年間続くうちに全く逆に守勢ばかりが目に付くように
なってきた。これでは国民は支持しない。

 一方次期首相候補(民主党首)はどうか。「この国をこの先どうするのか?」
と聞かれて、「自由と公平な社会をつくる」と恥ずかしげもなく言っている。
こんなことは小学校の教科書にも書かれていること。“まじめ”で国民の幸せは
築けない。国の前途はトップのビジョンで左右される。この先のわが国の経営
ビジョンを明確にすることが時期経営者としては大事なので、これでは官僚と
変わらないレベル。現政権に対する不満の捌け口として投票されたに過ぎない。

 これからのわが国の経営ビジョンは次のことを踏まえることが不可欠。
1)国の経営を健全化する(借金経営を子孫に引き継がないこと)
2)平和貢献と安全国家を築く
3)活力を持ち続ける社会・経済環境を作る(少子化の克服、行政システムの
  大改革)
4)文化とモラルを重視する風土つくり(家庭・学校教育)

 こんなことを踏まえたビジョンが、とっさの質問にも国民に分かりやすく
語れるそんな指導者でなければとても国を背負うことも立て直すこともできる
わけがない。トップの発言は単にマニュフェストに記載されていれば良いという
ものではない。

 中小企業の経営も全く同じ。厳しい経営の社長はわが社を立て直すビジョンが
ない。すなわち戦略すらもないということ。さらに“絶対に立て直すのだ”と
いうチャレンジする姿勢もない。だから社員たちもついてこないからさらに経営
は悪化するということになる。国も中小企業も経営の基本はおなじ。国政の
トップ二人を見て我が経営の参考にさせてもらおうではないか。

                  経営プロデューサー  吉岡 憲章

★−★−★ 『トロール船式会社発展法 小冊子』 無料進呈! ★−★−★

『経営者』として、また『コンサルタント』としての、生きた経験が詰まった
『トロール船式会社発展法小冊子』メルマガ読者の方にプレゼントいたします。
ご希望の方は必要事項をご記入の上、下記アドレスへお申し込みください。

 1.会社名 2.役職・部署 3.お名前 4.ご住所 5.TEL 6.FAX
 ※件名に 「トロール船式会社発展法・小冊子 申込」 と明記ください

 お申込はメールにて こちら → mailto:m-info@mirai-j.co.jp  
★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★−★

━━━【 金融編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      *** 銀行員に貸す気にさせるテクニック ***

「先生、先日はありがとうございました。銀行の返済が厳しいので、相談に
のってもらって、リスケを受けています。」
「それは良かったですね。あとは、計画した通りの実績をのこすだけですね。」
「そうなんですが・・・売上が厳しくて。」
「それは仕方ないですよ。毎月の銀行への説明のときに、現状を説明して
アドバイスを受ければ良いんです。」
「先生それはそうなんですが・・・銀行へあれから(リスケの認可を受けた後)
一度もいっていないんですよ。」

リスケを受けたものの、あっという間にリスケ期限が終わり返済が始まる。
しかし返済が出来ない、どうしたら良いだろうかということだろう。そして
尚且つ悪いことに、この社長はリスケ開始以後一度も銀行に経過報告をして
いないという。

リスケは、道端に血を流して倒れている人を助ける救急救命みたいなもの。
バブルの頃銀行からどんどん融資をされたとか、いらないのに銀行から騙されて
借りたとか、原因(言いたいこと)はいろいろとあるかも知れない。しかし
なんだかんだ言ったって、最後は経営者に戻ってくる。

「契約して印鑑を押したのは経営者である社長、あなたですよ。お互い納得して
契約し、融資された。その返済が出来ないのは、社長あなたが悪いんですよ。」
「銀行とは誠意を持って、お互い向きあわなきゃいけないんです。銀行は社長の
熱意と、事業計画の妥当性を見てリスケに応じたのですよ。」
「だから毎月、試算表を持参して現況を説明するんです。この前説明しました
よね。銀行もリスケに応じたということは会社を何とかしてあげたい、再建の
手助けをしたいと思っているんですから。逃げては駄目です。」
「銀行としても計画通りいかなかったら、金融面のアドバイスはしてくれるはず
です。そこでお互いの話し合いの中で、もう少しリスケ期間を延長しましょう
という話も出てきます。」
「銀行との契約という、約束を破ったのはあなたですよ。謙虚にこの事実を受け
止め、全て銀行にさらけださなきゃ駄目です。今からでも遅くありません。銀行
に行き現状を説明しなさい。そうすれば打開策は生まれるはずです。」

          未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

━━━【 コンサルの視点 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       *** 現地・現物・現実を知らない ***

 私の友人は教育用図書・教材を出版している会社で人事の仕事をしており、
面接や会社説明会等年間を通して行っている。彼女は常日頃から教育について
考えており、普段面接に来る学生と多く会っている面接のプロだ。

 ある時仕事以外の場所で高校生、大学生に会い、友達感覚で話す機会を得た。
そこで彼女は、「面接モードの学生ではなく、生の学生の声を聴くことができ、
その実態を垣間見た。そして、学生のパワーと、新鮮な驚きをもらった」と
ひどく喜んでいた。

 高度経済成長期初期、自動車メーカーの社長の中には免許さえ持っていない人
が多数いた、という。その頃日本製の自動車は「ブリキの箱を乗せた二輪車の
ようなもの」と世界から酷評されそうしたメーカーは転落していった。

 女性しか使わない商品がたくさんある。以前はほとんどが男性の手によって
企画・製造されていた。男性中心の職場がほとんどだったし、そのことは当たり
前のことだと思われていた。しかし自分が使わない商品の企画をすることは難し
い。やっぱり女性のことは女性が一番良く分かっている。今ではかなり女性が
中心となって製品開発に携わっているようだが、現実にはまだ男性中心の会社は
多い。

 学生の事を知っているつもりでいたが、生の声を聴くことによって、学生の知
らなかった側面を知った友人。免許を持っていない社長が作った自動車。男性が
作った女性用の商品。まずは相手のこと(商品開発の現場ならば顧客・消費者)
を知ろうとすること、そして本当に知るには生の現場へ行くことが必要なのだ。

 私は日頃データ収集を行うことが多い。データを眺め、分かったような気に
なっても、現場は多く知らない。情報を集めることは大事だが、実際に自分で
見て、聴いて、感じることが、数値やグラフ以上のものを教えてくれる。
そのことを肝に銘じておきたい。
         未来事業・アシスタントコンサルタント  大居 閲子

≪≪おすすめメルマガ≫≫====================================
         ┏━┳━┳━┳━┳━┓
     週刊  ┃智┃慧┃コ┃ラ┃ム┃
         ┗━┻━┻━┻━┻━┛
右でもなく、左でもなく、智慧の視点から国内・外を読み解きます。
分かりやすいのに、内容は深い。と感想をいただきます。

相手をどう理解するか、テクニックではなく、智慧がいりますね。
「理解」することは、「愛する」ことと同じだ、と思います。

今年の年間テーマ 「イスラムのゆくえ」第3部は8月配信予定!
「めろんぱん」で、「歴代オススメ!」 に選ばれました。
月曜朝無料配信 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000095300.htm
============================================================


◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆
【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【事業内容】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 著作
【FAX】  03-3367-8731
【MAIL】  mailto:keiei@mirai-j.co.jp
【URL】  http://www.mirai-j.co.jp

  コンサルタント(相談役)にとどまらず
    会社経営を演出し 生まれ変わらせる 『プロデュース』 が使命!
◆――――――――――――――――――――――――――――――――――◆

Copyright (c) 2003-2004  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket