e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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◆  一年で儲かる会社にしようじゃないか
◆    やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…
◆      経営プロデューサーレポート VOL 196  2004.7.7.wed
◆                       今日は七夕です
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■■■今週のニュース■■■

          ★★★ 読者のお便りから ★★★
私はあるメーカーに長年勤めていましたが70歳まで仕事をするには50歳の
今が起業する時だ!と決意し退職したのですが、それから数年が経ってしまい
ました。しかし今日、本屋で吉岡様の著書「何歳になっても仕事を続けるための
35のヒント」を見つけ早速購入したところ一気に読んでしまいました。
(中略)もう一度自分なりのプランを練り直したいと思います。
本当に勇気をありがとうございました。  (A市在住N氏より)

━━━【 改革編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

           ***参議院選挙に思う***

 この7月11日の参議院投票に向けて、テレビや街頭では政党幹部や立候補者
が賑々しく討論や演説をしている。立候補者や政党の方々にご苦労様と申し上げ
たい。

 ところが、議論の中身は“こんな程度のものでよいのか?!”と、思わず唸り
たくなってしまうほどお粗末ではないか。テーマは年金問題、イラク問題そして
憲法議論にほぼ集中している。賛成か反対かの対立、内容的にはゴマメの背比べ
のようなもの。
これが良識の府といわれる参議院議員になりたい人たちのレベルかと思うと悲し
くなる。またそれを報道しコメントを加えるメディアの程度が知れてしまう。

 これから6年間、解散がない参議院議員になるのだから、政局よりも“わが国
の将来”について真剣に考えて欲しいもの。年金問題など大した問題ではない。
これは拙著「何歳になっても働き続けるための35のヒント」(カンゼン社)を
お読みいただければ私の持論をご理解いただける。

 憲法の問題について、私は40年前から主張してきた。自分の国は自分で守る
という当たり前なことを前提に考えれば自然と方向は決まってくる。ガタガタと
今ごろ議論したところで世界が望む方向に逆らうことはできない。そうでなけれ
ば今ごろ社民党は2大政党の一翼を担っているはずだ。

わが国の将来を考えて大事なことは次の3つ。

1. 1000兆円にものぼる国の借金をどう返済して、国の経営を健全に立て
   直すかということ。金融用語で言えばいまや日本は“実質破綻先”に格付
   けされる。中長期経営改革計画の立案を急ぐ。官民問題、特殊法人問題、
   中小企業育成・その他やらなければならぬことが目白押し。
2. 2006年以後わが国の人口は減少に入るという。少子高齢化、出産率の大幅
   低下など大変な社会問題だ。人口の減少するところに経済繁栄はない。
   国民の生活レベルも大幅に低下する。3子以後の義務教育までの教育費・
   生活費の完全助成、保育施設の完備に加え、妊娠期間の苦労を回避する
   ための医学的支援システムの確立・・・。これが急務だ。
3. 人間教育と専門教育の徹底的な見直しと実行だ。若者たちのモラルの低下
   は甚だしい(勿論これは先輩たちのモラルの低さに起因している)。
   学校、家庭教育が根本的に揺らいでいる。
 
これらの大問題から比べれば年金問題なんて、ほんの些細なことだということに
異論はないだろう。

 将来のことを見据えて、克服しなければならない大きな問題点に確実に楔を
打ちこむ。これは企業の経営改革の真髄だ。国の経営においても全く同じと
考える。
                  経営プロデューサー  吉岡 憲章

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━━━【 金融編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       ***銀行員に貸す気にさせるテクニック***

「定期預金で、借入金を相殺しませんか。相殺すれば毎月の返済が軽減されて、
経営が楽になりますよ。」「うちの銀行はかまいませんよ。苦しいときはお互い
さまです。経営が良くなったら、また積み立てからはじめて頂ければ良いのです
から。」

銀行のこの甘い言葉の真意は、何処にあるのだろうか。会社側に立てば、預金で
相殺することは、決して悪いことではない。私の担当している顧問先にも銀行と
の交渉により定期預金を解約し、返済金を軽減したこともある。以前メルマガに
も書いたが、実効金利の視点から考えればプラスとなる。

同じ定期預金の相殺でも会社側から申し出るのと、銀行側からの甘い誘いとの間
に根本的な違いが生じる。良く考えれば銀行からもちかけられた話で、会社に
とってプラスになることは一つもない。預金と貸出金はいわゆる車の両輪。それ
を会社からの申出ではなく、銀行からの申出で預金、貸出金二つとも放棄すると
いうことは銀行に見捨てられたということ。

「相殺は証書貸付の長期資金からにしましょう。」こうなったら本当に怪しい。
待っているのは、貸し剥がし。長期の融資から相殺していくと、残るのは短期の
手形貸付金。手形貸付は3ヶ月ごと、6ヶ月ごとに返済期限がやってくる。銀行
からは期限がきた時点で返済を求められ、次回融資は受けられないこととなる。

銀行は「相殺する場合充当指定権は銀行にあります。」「相殺については任せて
いただきます。」こんな都合の良い、ひどい行為を銀行に許してはいけない。
貸し剥がしを容認することになるのだから。自分の会社の定期預金をどう使おう
と自分の勝手、相殺充当指定権は会社側が持っている。

万が一銀行からの申出で相殺する場合は、「短期の手形貸付からにして下さい。
それならば折角の好意ですからお受けします。」と言って欲しい。長期の証書
貸付には「期限の利益」が認められている。−当初融資を受けるときに決めた、
期限までに同一条件で返済すれば良いとの取り決め。預金の相殺により、この
有利な借入金を放棄する必要は全くない。相殺する場合はあくまで「短期借入
から」を、肝に命じて欲しい。

          未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

━━━【 管理栄養士のちょっと一言 】━━━━━━━━━━━━━━━━━

         *** 人間は忘れる生き物だ ***

「人は皆忘却の生き物〜♪」とある歌手も歌っていた。
そういえば、一時期食卓を騒がした「鳥インフルエンザ」「BSE=狂牛病」…
食の安全性が問われたものであった。現在、食の安全性に鈍感になってきては
いないであろうか。時が経つにつれ、忘れ去られていく。

忘れるということは脳の記憶にエラーが起こったということだ。人の記憶に
とって大切なのは五感。これが脳への情報の入り口になっている。五感とは、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のこと。そのなかでも、視覚、聴覚からの情報は
膨大であり、それを処理する脳の部分も容積的に大きな量を持っている。

脳に入ってくる情報には、大きく分けて二種類あり、一つは能動的な情報。自分
が見たい、聞きたいと思って、積極的に受信しようとするものだ。
もう一つは受動的な情報。例えば、学校の授業など、それほど興味がない(?)
ものがそうかもしれない。このうち、受動的な情報は、あまり覚えていない。
興味のない事はいくら耳で聞いて目で見ても、なかなか記憶としては残らない
のだ。さらに、覚えているためには「努力」が必要である。どんなに関心がある
事でも、努力しなければずっと覚えていることはできない。

つまり、五感を有効に働かせ情報に対し能動的である必要がある。今からでも
遅くない、五感をフル回転させる生活を心がけたい。

                  未来事業・管理栄養士 吉岡 美保

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【事業内容】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 著作
【FAX】  03-3367-8731
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