e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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◆  一年で儲かる会社にしようじゃないか
◆    やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…
◆      経営プロデューサーレポート VOL 193  2004.6.16.wed

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━━━【 改革編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ***金融機関をもっと利用したらいかがですか***

 最近の金融機関はリレーション・バンキングを目指して積極的に取引企業の
再建支援を行っている。地銀や信金にその傾向は強い。取引先の中小企業を破綻
から防ぎ、不良債権化を少しでも食い止めるところに狙いがある。

 私もその主旨に大賛成。金融機関からの依頼で企業の経営改革を具体的に指導
することが多い。金融機関の現在の体制では多くの取引企業を具体的な経営改革
の方法を継続的に指導するのは難しい。そこで私に再建指導実践の依頼がくるこ
とになる。

 ところが金融機関が「銀行が提携している経営コンサルに指導を頼んででも
改革をすすめないと大変ですよ」と勧めても、決断がつかなかったり、断ってし
まう経営者がいる。まことに勿体ないことだ。断る理由は次のような事が多い。

1.自分の会社はいますぐに改革をするほど経営は厳しくない。
  だからまだ必要ない。
2.自分は経営のプロ。だから外部のコンサルに頼まなくても改革できる。
3.金融機関は経営コンサルの診断によってはウチを潰してしまうのではないか
  と疑う。

 とんでもない考え違いをしていると思う。こんな程度の理解力だから経営が
厳しくなったのだろう。つぎのことを考えてみたらよい。

1.もうすぐに経営の破綻が来る可能性が大。そうもはっきり言えないから
  お得意さんである社長にその実態を遠まわしで言っている。
2.社長の経営力は金融機関がもっとも良く知っている。現在の社長の力では
  経営がおぼつかないから専門家の力を借りろと言っている。
3.金融機関は不良債権にならないように改革をすすめている。社長が金融機関
  の言うことを聞かなければ、やむを得ずそれを理由に回収することになる。

 少なくとも専門家に頼んで改革指導をしているうちは、金融機関は絶対にその
会社を潰さない。逆にその専門家と相談をしながら融資等の協力・支援をする
気持ちが十分にある。だから専門家に頼むのだ。こんなチャンスを逃すのか?!

 もし金融機関から「経営専門家を紹介するから徹底的な改革を実行したらどう
ですか?」と言われたら、“しめた!金融機関の協力が得られながらわが社が
生き残れる”と思って、すぐに飛びつくこと。他の中小企業から見たら、羨まし
い限りの状況だと思うが良い。

                  経営プロデューサー  吉岡 憲章

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━━━【 金融編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       ***銀行員に貸す気にさせるテクニック***

今マスコミで騒がれているUFJ銀行の問題についてはいろいろ取り沙汰されて
いるが、私が一番問題としたいのが中小企業に対する融資の考え方にある。
金融庁検査においてUFJが中小企業融資残高を増やすために、期末(3月9月)
だけの融資を行い、融資残高をかさ上げしたとされている。このUFJが行なっ
た行為は確かに問題がある。しかしどこの銀行もやっている行為であり逆に中小
企業融資に対する融資残高を期末残高比較とした金融庁に問題がある。

この評価の方法は多方面に悪い影響が出てきている。期末月に集中的に行なわれ
たビジネスローン実行の件だ。ビジネスローンは融資残かさ上げには、非常に
使い勝手の良い商品。なぜなら決算書に基付き10日前後の審査で可否が決まる。
銀行員が融資の可否について全く判断する必要がなく、全てコンピューター任せ
となる商品だ。

実例を一つ紹介したい。3月決算の企業で16年度決算は業績不振で最悪の債務
超過となった。しかし、昨年15年度は黒字を確保している。ビジネスローンは
当期は関係なく決算書が出来ている15年3月期で判断するために、ローンの実行
となった。銀行の3月期末に融資量をかさ上げしたいという意向と、今期は赤字
なので今後融資を受けるのは難しいだろうから、今借りておこうという企業の
利害が一致したのだ。

この企業の先は見えているのにおかしな話だ。多分融資資金を使い切った3ヶ月
先にはリスケの申請が行なわれるだろう。それに対して銀行はどのような反応を
示すだろうか。

銀行の生き残りのためのビジネスローンが企業にとってはマイナスに働き、企業
の再建の道は閉ざされるか、遅れることとなる。こんなことをしていたら、一時
的にはあたかも中小企業融資が増加したように見えるが、銀行は不良債権の予備
軍を大量に持ち続けることになるのではないだろうか。

          未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

━━━【 コンサルの視点 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

           ***中国への企業進出***

 平成16年4月15日、北京初の外資系コンビニエンスストア「セブンイレブン」
が誕生した。このニュースを聞いたとき、「えっ!今までなかったのか」と驚い
てしまった。我々日本人には身近なセブンイレブンが、外資系などとかっこよく
呼ばれていると、内心嬉しい反面、「そんな大層なものじゃないのに」と謙遜
してしまう。

先日母親が「これからは中国の時代だから、中国語の勉強したほうがいいよ!」
と言った。そんなことはわかっていたので実は4年前の学生時代から独学で勉強
をしていたのだ。今や中国は140兆円市場とも言われ、中国の需要と供給に
よって、全世界にさまざまな影響を与えている。 経営者は当然それを感じて
いることだろう。

ここで日本のSWOT分析をしてみる。
これは、企業の場合、強み、弱み、機会、脅威に分けて、自社と自社を取り巻く
環境についての分析をする方法なのだが、日本から見ると“脅威”の項目には
真っ先に「中国」。“興味”の項目があれば、やはり「中国」となる。今後の
中国の成長を楽しみにしている一方、日本の経営者と共に“中国への進出”の
手助けをしてみたい。そのためにはまず中国語の勉強だ、それでは再見!

       未来事業・アシスタントコンサルタント 我 叫 島森 段

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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
【事業内容】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 著作
【FAX】  03-3367-8731
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