e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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◆    一年で儲かる会社にしようじゃないか
◆      やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…
◆        経営プロデューサーレポート VOL 190  2004.5.26.wed

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━━━【 改革編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

          *** 社長は自分で伝票をくくれ ***

 私が大学を卒業して就職をしたのは40年前、日本ビクターであった。
そのころのビクターも(?)経営が厳しく経営改革を進めていた。
松下幸之助翁の推挙を受けた百瀬結氏が住友銀行常務から再建のために
同社の社長に就任した。(野村社長の死去に伴い副社長から社長に昇格)

 百瀬社長がもっとも力を入れたのが徹底的な経費削減だった。
社長に対する陰でのニックネームは“モモケチ”
(百瀬結からモモケツ⇔モモケチ)と呼ばれた。
胸のポケットに鉛筆を2本入れている社員を見つけて
“君はどうやって2本の鉛筆を同時に使うのか、やってみたまえ!”
と叱ったエピソードは有名。

 その百瀬社長が始めにやったことは、すべての購買伝票を直接一枚一枚
くくって、発注の許可を与えたこと。勿論再建の成果が出るまでの期間だが。
それでも当時の同社の年商は1千億円を超えている大企業。大変な作業でも
ある。百瀬社長が幹部社員に教えたかったことは、その姿を通じて
「“買い”が利益のもとである、ムダを徹底的にはぶけ」ということ。

 振り返って今、経営の厳しい会社をみると、多くの社長は“今わが社はどの位
買っているのか”すら分かっていない。発注は担当者にまかせっきり。報告も
満足にされずにやがて到着する請求書で置き換えられる。ここで初めて“
こんなに買っていたのか!これじゃ資金繰りが大変だぞ”とびっくりする。

 たかだか数億、数十億円程度の中小企業でこんな具合では厳しい経営に
追い込まれるのは当然のこと。まず経営が安定するまでの間は、すべての
購買伝票をすべて社長自身が直接確認することが改革の原点になるだろう。
ぜひ“モモケチの鉛筆2本”のエピソードのような語り草を生んで欲しい。

                    経営プロデューサー  吉岡 憲章

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━━━【 金融編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        *** 銀行員に貸す気にさせるテクニック ***

今回は決算処理について考えてみたい。3月決算の企業は5月に決算書が
できあがる。銀行から融資を受ける場合や継続して融資を受ける場合には、
決算処理については充分注意をする必要がある。

銀行員が決算書を見る視点は、いたって簡単。「貸せるか、貸せないか」
「返済できるかできないか」の2点だけ。この2点だけに注意して決算書を
作成すれば良いということになる。ほとんどの企業は黒字であっても税金は
払いたくない。それより困ったことに、利益分のキャッシュフローは借入金
返済にもっていかれてしまい税金を払う金もない。

また大幅黒字なら良いが、例えば50万円ぐらいの赤字にしている企業もある。
銀行員なら、「50万位の赤字なら何とかしろよ。」と思ってしまう。それこそ
このくらいの赤字金額ならば担当税理士に相談にのって頂き、出来る限り
合法的に黒字にして欲しい。

「借りるためのバランスシートの作り方」は、損益計算書を黒字にしなければ
いけな い。黒字にしたうえで損益計算書において、銀行員が注目するところ
は4点ある。

1.債務超過かどうか。
 債務超過であれば、理論上は会社が破綻していることになる。
2.資産と負債のバランスはどうか。
 特に注意したいのが、長期借入金と固定資産のバランス。買掛金や
 支払手形は借入金みたいなものであるから、買掛金などが多いと
 いくら借入金が少なくても、仕入業者や業者に会社の資金繰りを
 負担させていることになる。
3.資産と負債の前期との増減。
 特に売掛金・在庫・買掛金の増減が激しい場合は、粉飾が行なわれて
 いるのでは思われる。
4.時価評価と架空資産。
 金額が大きい仮払金、役員貸付などは実体があるのか。減価償却を
 していない設備投資。これらを時価に引きなおすとどうなるのか。

以上4点に注目しながら、決算書をまとめていただきたい。先ほど述べたように
中途半端な赤字ならば、担当税理士に相談すれば会計ルールや税法ルール
に基づき経理処理してくれるはず。それが出来ないような税理士ならば、
あなたの会社にとって本当に必要な人なのか冷静に考えていただきたい。

未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

━━━【 管理栄養士のちょっと一言 】━━━━━━━━━━━━━━━━

*** 脳の機能低下が深刻!! ***

40〜50歳台において顕著にみられる、中高年齢での脳の機能低下が
最近問題になっている。IT時代に突入して人間はいかにも頭を使っている
ように見えるが、ボタン一つでなんでも操作できる環境のせいで、脳は
どんどん退化している。

また、リストラや会社の倒産で急に失職したなどの、突然の環境の変化が
脳にダメージをあたえることもある。このような状態で更年期を迎えると、
「痴呆」と似た症状が現れることがあり事態は深刻だ。

予防としては、脳の神経伝達をスムーズにするDHA(ドコサヘキサエン酸)や
レシチンを積極的に摂るようにする。DHAは魚の脂肪に多く、レシチンは
大豆に多く含まれている。従って和食中心の食事を心がけると良い。

年をとると脳の細胞が死んでいき記憶力が衰えるが、「アルツハイマー病」は
通常の老化と違って症状が急速に進む。国内では65歳以上の5%、
百万人が患者と言われている。原因不明で、不治の病とされてきたが、
この程期待のワクチンが出来たそうだ。

原因物質である「老人斑」と呼ばれる丸いシミを取り除くワクチンである。
血液から「アルツハイマー病」特有のたんぱく質を見つける研究も進んで
いるそうだ。

いずれにしても、早速今からでも脳の活性化を始めていつまでも元気バリバリの
頭のキレル経営者になっていただきたい。

                       管理栄養士 吉岡 美保

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 【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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