e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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◆      一年で儲かる会社にしようじゃないか
◆        やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…
◆          経営プロデューサーレポート VOL 181

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━━━【 改革編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*** 組織の患部をえぐりとれ ***

◆ほとんどの中小企業は社長を含めてほんの僅かなスタッフで創業される。初めの
 うちは社長が営業部長や管理部長を兼ねたりもする。部長というと格好がよいが
 実態は“社長兼小使いだ”と自嘲するレベルだろう。

◆しかし、これも成長域に入っていくと会社としての体裁も整ってくる。営業・技術・
 生産・管理の4機能ができあがって来る。それぞれの職を充実するためにスタッフ
 の採用も盛んになる。

◆ところが企業はいつまでも成長を続けるということではない。やがてあっと言う間
 に成長期を過ぎると会社は停滞期を経て衰退期を迎える。

◆こうなった時の会社の組織図を見てみるとよい。そこには創業時からの元老たちが
 組織上のキイポイントに名を連ねていることが多い。それぞれが会社の成長に大き
 く貢献したのだから当然のこととは思う。

◆現在の中小企業の70%以上は経営改革を要する。すなわち企業として停滞や衰退
 をしているということ。こうなった原因はいろいろあるが突き詰めていけば結局は
 社長をはじめとする経営幹部にあることは否めない。

◆ということは、現在の組織の中心を占めている元老たちのなかにこうなった戦犯が
 いるということ。“それは誰か?”、社員たちは知っているはずだ。これまでの社長
 とのしがらみでやむを得ずに役員や○○部長などの職位についていることができて
 いる。ところがそのことが会社の改革に役に立つどころか支障にまでなっている。

◆早いうちにこの患部(幹部の間違いではない)をえぐりだし、切り取ってしまうこ
 とが会社の立て直しには不可欠である。経営改革の第一歩、それは社長をはじめと
 する経営幹部の改革である。

                     経営プロデューサー  吉岡 憲章

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━━━【 金融編 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     *** 銀行員を貸す気にさせるテクニック ***

経営は、人・物・金が一体化してその効率を上げたときに、はじめて会社を発展させ
ることができる。人とは経営者と従業員をいい、物とは土地・建物・機械そして商品
であり、金とは資金のことを言う。

これらが一体となり経営が進められていくときに、その成果として会社の経営指数に
明瞭に表れてくる。特に銀行は経営者がどんな人であるか、社長の行動と決算が一致
しているか、を重要視する

「企業は人なり」というが、良い会社か悪い会社かは経営者の人物とその経営手腕に
よるところが大きい。現在のような激動する時代においては、経営者の見識、識見、
経営方針、経営態度というものが大きく経営を左右するからだ。当然ながら銀行もそ
の点に注目し経営者に面接することにより人柄を判断し,経営者のビジョン・経営に
対する熱意・経営方針・経営態度を検討することになる。

銀行との面接において注意しなければならないことは,例えば今後の損益予想を聞か
れたとき“ムード“で語る経営者は銀行からみれば融資したくない企業として位置付
けられることになる。「これから当社はバラ色ですよ」「今度の新商品が当ったらすご
いことになりますよ」という表現は通用しない。

反対に「この新規事業をスタートすると、売上が○○円になり、粗利は☆☆円、経常
利益は△△円増加となります」と数字で説明できると信用が得られる。ただし口先だ
けではいけない。社長の発言が実行され決算書にどれだけ反映されているかを銀行は
チェックする。

新規事業が今期の決算にどれだけ貢献したのか。社長が予算作成時に言っていた固定
費削減はどうなのか、取引条件を改善するということだったが売掛金や在庫はどうな
っているのか。全て数字で証明されることになる。

大げさな表現や抽象的な表現で自分の経営する会社を語っても銀行にとってみれば
面接すること自体が、時間の浪費であり全く逆効果となってしまうのである。短時間
であっても数字により自分の会社を端的に表現できる経営者の方が銀行にとってみ
れば素晴らしい経営者と写り信用力も大きくなる。

             未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

━━━【 コンサルの視点 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

***マーケティング戦略のライブが見れる!***

私の地元の駅前にコンビニがある。毎日会社の帰りによって買い物をしている
が、最近その近くにまた新しい別系列のコンビニができた。とてもきれいで、乗降
客の流れを受け止める場所にある。

「コンビニの生死は立地条件でほぼ決まる」といっても過言でないくらいに設置場
所が重要だ。昔アルバイトをしていた店は、最寄り駅の利用者をメイン顧客とし、
近所の工場労働者と、街道の通行車をサブ顧客とするというように“3段構造”を
とっており地域No1の収益をあげていたことを思い出す。

さて前出のコンビニに戻って考えると、ついこの前までは、駅の利用客と近所の
大学生を独り占めして大繁盛していた。しかし、今後は新しいコンビニにもとられ
てしまうリスクを抱えた。

さらに、驚いたことにこの新しいコンビニの左隣にはハンバーガー屋がオープ
ン。右隣には大手スーパーがオープンするという。

今後この街はどう変化していくのかわからないが、経営者はどのような地域調査
やマーケティングをして出店GOサインを出したのだろうか、勝算はあるのだろう
か・・・。

わが駅前はこのコンビニ間の客の取り合い戦争の火ぶたが切って落とされた。
やがてハンバーガーとスーパーも混じって、四巴戦となることは必至だ。少ない
客を4店で取り合って、どれが生き残るのか。

ほぼ同格の立地条件内での戦い。顧客の心をとらえた営業戦略をした方が勝ち
だ。それぞれの店がどのようにして消費者にプロポーズをしていくのか。まさに
外野席にいる私にとっては客観的に“生きたマーケティング戦略”を学べるチャン
スでもある。
            未来事業・アシスタントコンサルタント 島森 段

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  【発行者】  未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
  【本 社】   東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
  【事業内容】  経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 著作
  【FAX】  03-3367-8731
  【MAIL】 mailto:keiei@mirai-j.co.jp  【URL】 http://www.mirai-j.co.jp

   コンサルタント(相談役)にとどまらず
     会社経営を演出し 生まれ変わらせる 『プロデュース』 が使命!
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