e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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『『『『   一年で儲かる会社にしようじゃないか  』』』

“やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…” 

          経営プロデューサーレポート VOL 172

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★★★ビジスタ(ソフトバンク社)に特集掲載されます★★★

2月8日発刊の月刊誌“ビジスタ3月号”の吉岡 憲章の執筆と弊社紹介
の企業が紹介されます。ぜひ書店にてお求めいただきご高覧されますこと
をお願いいたします。
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<改革編>

       *** 営業利益をどこまであげられるか ***

◆いまわが社が本業においてどのくらいの利益を出しているかを如実に表現する経
営指標が営業利益である。毎日毎日の実経営の良し悪しを評価してくれることになる。

◆従って営業利益がマイナスであったら,現在の自分の実経営そのものが“悪い”
と告げられたことになる。例えば営業利益の会社に対して金融機関はまず融資をして
くれない。さらにこれが続くと当然のことながら繰欠の拡大,債務超過そして破綻に
向かってまっしぐらに進んでいくことになる。

◆そこでこの営業利益を確保する方法がいわゆる“業務リストラ”で,経費削減,
人件費合理化,原価低減などの強力な推進である。さらに大事なことは営業利益率を
どのくらいにするかの目標設定である。

◆それではこれほど大事な営業利益はどのくらいのレベルまで追求できるものなの
だろうか。多くの経営者はせめて数%,5%程度を取りたいと思う。現実に中小企業
の標準実績もほとんどこの程度。

◆しかし,経営の本質としては営業利益は10%以上確保できるのである。ゴルフで
言えばこの営業利益10%はシングルプレイヤーのレベルだ。5%で100をきる程
度,2,3%程度では百獣の王(110)だろう。

◆ただ,いずれにしても所詮アマチュアゴルファーの域を出ない。プロゴルファー
ならパープレイで普通だ。経営のプロである経営者がアマチュアのしかも100を切
る程度を狙いとして満足しているのは情けない。営業利益10%をはるかに超えるレ
ベルを計画して欲しい。これがプロ経営者になるための突破口である。

                 経営プロデューサー  吉岡 憲章
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<金融編>
***銀行員を貸す気にさせるテクニック***

銀行と融資取引を開始する時にはお互いに書類を取り交わし、融資の実行とになる。
しかし取り交わす書類をきちんと確認しておかないと、後々大変なことが起こりう
るので注意をしてほしい。銀行と揉めると最終的には裁判で決着ということになる。
その時に決め手となるのは、銀行と取り交わした書類である。

一番注意してほしいのは、「捨印」である。銀行員は必ずこの「捨印」を要求する。
契約書をはじめとして委任状まですべてにである。とにかく、銀行員の言われる
ままに押さないこと。「捨印」があることにより銀行の都合の良い解釈に変えられ
てしまう可能性が生じてくる。

例えば毎月の返済が100千円であったのに、銀行は貸し剥しをする必要が生じ
たので,捨印により返済を500千円に変えたとか,または貸出金利の取り決め
をするときに融資スタート時はプライムレートプラス0.5%と決めたのに1.
5%に変えられてしまったとか、いろいろなケースが発生してくることになる。

しかしながらどうしても「捨印」を押さなければいけない場合には、「捨印」を押
印した直後にコピーをしておくこと。そしてできうることならば、コピーに日付
スタンプを押しその時居合わせた銀行員に担当者印を押させることである。

次にやってほしいのは,銀行と結んだ契約書すべてのコピーを手許において置く
ということる。銀行にとって都合の良い「捨印」をどう使っているか確認するた
めにである。はじめに日付け欄を見てほしい。多くの場合は銀行が勝手に都合に
良い日を押しているはずである。

また契約書の欄外には、銀行員がボールペンで契約した当時の様子を書いている
はずである。契約書を結ぶときにいろいろ疑問点を確認し聞いたとしても、契約
書の欄外の「捨印」のそばには「融資条件にはすべて納得して押印した」「全く問
題なし」などと書かれ本人承諾済みとされているはずである。

銀行とはこういうところである。そう思って今から対処しておかないと、問題が
起きてからでは遅いのである。

未来事業マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

〜〜〜〜〜★☆★☆「未来経営研究会」発足のご案内★☆★☆〜〜〜〜〜

これまで未来経営懇話会を通じて経営者各位と経営のあり方などについての勉強会
を進めてまいりましたが、さらにこの主旨を発展させるため平成16年2月より「未
来経営研究会」を発足させます。詳細につきましては別途当メルマガやHP、著書、
講演等を通じてご案内をいたします。ぜひ多くの皆様のご参加をお願いいたします。
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<コンサルの視点>
***100円システム***

最近スーパー銭湯が大変話題になっている。電気風呂・露天風呂・ジャグジー・サ
ウナなど、いろいろな風呂がある銭湯で今あちこちにできているようだ。私も最近よ
く利用するがそこでひとつ気づいたことがある。それは入浴料とは別に、湯上り後の
利用者にお金を消費(浪費?)させようとするシステムで「100円システム」と名づ
けた。

この100円は、銭湯の更衣室のロッカー代として投入し使用後は返却される。つまり
利用者の潜在意識のなかですでに使用した100円として認識されている。財布にも入
れず「アッ戻ってきた」という感じでポケットの中に入れてしまう。

利用者は湯上り後にジュースやビールを飲みたくなるし,マッサージ機を利用したり
ときには食事等様々な誘惑があるが,その全てがポケットの中の100円が基準になっ
ている。100円でマッサージ機が利用できるし、ジュースも買える。ちょっと足せば
ビールや食事もしやすいように大盛りポテトが200円という具合に値格が設定されて
いる。

たかが100円、されどその100円がお客の財布の紐をゆるめ、100円以上の出費を促
し,1人平均300円として50人で15000円,1ヶ月で何と45万円の売上増をもたら
すのだ。

人の流れと消費(浪費?)心理をたくみに利用した消費システムを作り消費者の心理
をつかむことが店にとって重要なことである。

              未来事業・アシスタントコンサルタント 島森 段

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<発行者>未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡 憲章
<本社>  東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
<事業内容>経営プロデュース 経営改革・経営発展 指導支援
      経営経済関係の講演、著作
<FAX>  03-3367-8731 <MAIL>  keiei@mirai-j.co.jp
<URL>  http://www.mirai-j.co.jp
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