e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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『『『『   一年で儲かる会社にしようじゃないか  』』』

“やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…” 

          経営プロデューサーレポート VOL 169

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  〜〜〜〜〜★☆★☆「未来経営研究会」発足のご案内★☆★☆〜〜〜〜〜

これまで未来経営懇話会を通じて経営者各位と経営のあり方などについての勉強会
を進めてまいりましたが、さらにこの主旨を発展させるために来年平成16年2月か
ら「未来経営研究会」を発足させます。詳細につきましては別途当メルマガやHP、
著書、講演等を通じてご案内をいたします。
               ぜひ多くの皆様のご参加をお願いいたします。
  なお、これに伴いましてこれまでの経営懇話会は発展的に解消をいたします
                           のでご了解ください。
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<経営改革編>
           ***借りた金は前向きに使え!***

◆今年は法的倒産が通常よりも減少している。2003年1月から11月までの倒産
件数は約1万6千件で前年より15%くらい少ない。

◆このように破綻件数が少し減っているのはなぜか。理由は次の3つ。
1.リスク回避のために支払を手形から現金に切り替える中小企業が増えている
2.景気低迷のため投資を控えている
3.中小企業に対する公的融資の財布が緩んでいる
ただし倒産が減少している理由としては、3項が圧倒的に多い。

◆数年前、金融機関の貸し渋り対策としてマルホ(無担保無保証で5千万円まで融資
する)を政府は奮発した。これで多くの経営体質の悪い中小企業は現実に救われた。
しかし真実は危機を先延ばしにしただけであった。これが倒産予備軍が100万社い
るといわれる原因を作った。

◆経営者は一度金を借りると、その瞬間からしばらくの間は気分的に極楽に浸る。や
がて借りた金は、未払い金の支払や都市銀行の返済に回ってしまう。手元に残ったも
のは借入残高だけとなる。

◆折角借りた借金は決して“繋ぎ資金”に使ってはならない。借りられなかったと思
って、リストラ資金や顧客開拓・商品開発資金などの前向き資金に使うことだ。これ
までのように目先に追われた金の使い方をするくらいなら、いっそ借入れなどしない
ことだ。

◆頭を下げて債権者に協力をお願いすることの方が、まだ経営健全化につながる。

                    経営プロデューサー  吉岡 憲章
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<金融編>
***銀行員を貸す気にさせるテクニック***

足利銀行に公的資金投入による影響が栃木県下だけでなくその他の地域でも地銀
を中心にその影響は大きい。この影響がもろに中小企業に降りかかってくる。
各地方銀行では今後の金融庁検査が相当厳しくなるのとの予測のもと、自己査定を厳
しくしている。

自己査定とは、銀行の持っている貸出金や有価証券を、銀行が自ら査定すること。
その結果を自分の銀行の決算書に反映させる。結果的には貸出金の評価が融資先企業
の評価になる。

融資先企業の決算書が赤字続きであると銀行にとっては回収が難しい貸出金とな
り不良債権となってしまう。この不良債権に対しては、貸倒引当金を積むことが決ま
っている。この貸倒引当金が多いほど銀行の決算書は悪くなっていくのである。

「 うちは今まで返済は遅れたことなどない」これが事実であっても、金融検査マニュ
アルの前では全く意味を持たない。なぜならどんなに長い付き合いであったとしても
社長の個人資産があったとしても、評価基準はあくまで決算書の内容次第だ。

しかし銀行としては甘い査定をしたいと思うのも事実である。辛く評価すればする
ほど貸倒引当金が増えることになるため自分の銀行の決算書が悪くなるから。現場の
銀行員にしても辛い査定をしたら、その後の融資取引に影響が出てきてしまうのだ。

それを許さないのが金融庁の検査である。その検査が足利銀行の公的資金導入によ
り、さらに厳しくなるのではないかと各地方銀行は色めき立ち自己査定を厳しくする。
この影響をモロに被るのは中小企業なのだ。

次回はいかにして金融検査マニュアルに対抗していくのか、考えてみたい。

未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司
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<コンサルの視点>
***人生理念と経営理念***

会社の経営をするにあたっては、まず心構えとなる経営理念と経営ビジョン、そし
て基本方針を決める。その後経営計画を作成する。

これを、人生に置き換えてみると,人生理念は「明るく、楽しく、元気よく」(仮)
とする。(ちなみに自分の人生理念は「有言実行」である。)

さらに人生ビジョンは「定職に就き、暖かい家庭を持ち、よい老後を迎える」とし,
人生計画は「あと、5年以内に結婚、マイホーム買って30年のローン、子供は3人
で、貯金は5百万、老後は海外旅行」(かなり情けないビジョンだが)とか。

「この先独りで適当に生きていければいいや」という人にはこれらは必要ない。(そ
れ自体が“非人生ビジョン”だろうけど…) しかしほとんどの人は、もっと明るく
夢があり計画性のある人生を望むのではないだろうか。

ましてや経営者ともなると、理念が明確な経営をしないと、従業員とさらにその
家族の人生をも左右しかねない。「責任の重さに比例して、どんどんと経営理念や経
営計画の重要度が増すのだ」ということを今日行ったわが社(未来事業)の社内研修
会で思い知らされた。

自分はこの研修会を開始するにあたって“未来事業の経営理念唱和”の先導をした。
「ほんものに徹した指導,未来を見据えた支援を通じて中小企業の経営発展に貢献す
る」 これがわが社の経営理念。一言一言かみしめながら発声した。つくづくこの理
念を自分のコンサルとしての仕事の根源にしたいものだと思いながら・・・。

未来事業・アシスタントコンサルタント 島森 段

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<発行者>未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡 憲章
<本社>  東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
<事業内容>経営プロデュース 経営改革・経営発展 指導支援
      経営経済関係の講演、著作
<FAX>  03-3367-8731 <MAIL>  keiei@mirai-j.co.jp
<URL>  http://www.mirai-j.co.jp ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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