e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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『『『『   一年で儲かる会社にしようじゃないか  』』』

“やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…” 

          経営プロデューサーレポート VOL 168

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〜〜〜〜〜★☆★☆「未来経営研究会」発足のご案内★☆★☆〜〜〜〜〜

これまで未来経営懇話会を通じて経営者各位と経営のあり方などについての勉強会
を進めてまいりましたが、さらにこの主旨を発展させるために来年平成16年2月か
ら「未来経営研究会」を発足させます。詳細につきましては別途当メルマガやHP、
著書、講演等を通じてご案内をいたします。ぜひ多くの皆様のご参加をお願いいたし
ます。
なお、これに伴いましてこれまでの経営懇話会は発展的に解消をいたしますのでご了
解ください。
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<経営改革編>
***蛍の寿命はわずか***

◆経営者はいつも鵜の目鷹の目で“儲かる仕事はないか”と探している。これは経営
者の本能であろう。あの人が成功したと聞けばその講演会に行く。“こうすれば儲か
る”という本は書店でもヒットをする。

◆それらの話を聞いているうちに“そうだ、自分もこの事業をやってみよう”と思い
始める。講演会が終わって帰路につく時にはもうすでに自分の頭の中では成功への道
のりが描けている。

◆早速、全社を上げて新規事業に取り掛かる。どんどん入れ込み始めていく。仕入れ
も計画通り進んでいく。しかし、やがて没頭すればするほど何か泥沼に入っているよ
うな感じがしてくる。これ以上は資金もつながりそうもない。

◆銀行に運転資金を借りに行くと、木で鼻をくくったように“やっぱりね、危ないと
思ってた”なんて言われる。こうなると先に進むこともできず、といって引くことも
できなく“弁慶の立ち往生”となる。やがてわが社全体がこの影響を受けて危機を迎
える。

◆これが“儲け仕事”に手を染めた多くの経営者たちのたどり着く先である。儲け仕
事は現在の本業の中にしかない。本業をより深く掘り進めるか、隣接する業界に留め
なければ儲けは得られない。

◆自分が専門とする業界と関係のない事業に対してはどんなにベテラン経営者でも
素人と同じ。素人が成功するほど世の中は甘くない。“あっちの水は甘いぞ”とばか
りに甘い水を求める経営者を私は“ほたる族”と呼ぶ。ほたるの寿命は短い。同様に
関連のない事業に儲けを見つけても、ホンの瞬間光るだけ。すぐにその光は消える運
命にある。

◆新規事業が本当の儲けにつながるか、蛍のように短い命に終わるかは“何をやるか”
で決まる。

                    経営プロデューサー  吉岡 憲章
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<金融編>
***銀行員を貸す気にさせるテクニック***

自分の会社にとって役立つ銀行、取引したい銀行とはどんな銀行であるかを考えて
みたい。第一の基準となるのは融資の姿勢だ。銀行は企業を格付けしている。逆に企
業から銀行を格付けすることも必要となる。

一行だけではなく数行と取引をしている場合は、取引内容を分析してその内容が自
分の会社にとって本当にためになっているのか、検討してみる必要がある。そのポイ
ントは以下の項目が考えられる。1.プロパー融資の残高(保証協会付きは含まない)
2.信用貸付の残高(担保の設定額) 3.融資形態(証書貸付・手形貸付・当座貸越・手形
割引) 4.預金残高の比較(定期預金・積立預金)である。

1.〜4を銀行ごとに並べて検討してみると,意外に面白いことがわかる。メインバ
ンクとはどういう取引をしてくれている銀行を言うのか、今一度考えて見る必要があ
るかも知れない。今までメインバンクと思っていたが、実際は会社にとっては役に立
ってはいなかった。そういう現象が現れてくるかもしれない。

またどれだけ無担保融資をしていてくれるか、との尺度で見ることも必要である。
多額なプロパー資金を出していてくれても、一、二番の担保順位で保全を固められて
いれば頑張っているとは言えない。逆に担保をとっているが後順位であるにもかかわ
らず、プロパー融資をしている銀行は会社の経営内容を評価して積極的に融資しよう
としてくれる現われである。

協会付きの融資や預金担保融資しかないところは全くリスクをとらないので付き
合う必要がない。融資形態においても証書貸付の有無について検討してみよう。銀行
にとって融資しにくいのは融資期間が長期となる証書貸付である。この融資を無担保
で出してくれている銀行があったら大切にしなければいけない。

このように銀行取引を見直すための簡単な着眼点を挙げてみた。プロパー融資・担
保・融資形態・預金の観点から取引を見直すことで融資交渉においても参考になる点
が多々出てくる。ただし注意していただきたいのは、メインバンクとは何かという点
については今まで述べてきた現象面だけでは決めることはできない。この点について
は次回以降に説明する。

未来事業・マネジメントコンサルタント 奥山 孝司

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<コンサルの視点>
***ちいさな女の子にもらったもの***

駅の改札を出たところで3才くらいの女の子を抱いた母親とすれ違った。母親に抱
かれた女の子と目線が合い「バイバーイ!」と私に向かって手を振ってくれた。
かわいい表情に私も自然と笑顔になり、「バイバーイ」と手を振り返した。女の子の
母親ともニッコリ挨拶を交わす。ふと、なにか緊張がほどけた気がした。

するとついさっきまで電車の中や繁華街を歩いている時、無意識のうちに警戒心を
抱き壁を作っていたことに気づいた。電車で隣り合った人といちいち挨拶を交わすこ
となどないし、町ですれ違う人に対してもぶつからないことを意識するくらい。

子供に警戒心を抱く大人はいない。小さい子供の表情やしぐさから,その癒しの力
はすごい。誰でもわが子や孫は目に入れても痛くない程かわいくて見ているだけで自
然と顔がほころぶことだろう。

テニスショップのビラ配りを手伝った。50才過ぎの男性がビラを配った時(とて
も感じの良い笑顔の素敵な方なのだが)なかなか受け取ってもらえなかった。これに
対し20才の大学生はこんな配り方をした。自分もテニスウェアを着てラケットバ
ックを背負い通りすがりのやはりラケットバックを持った学生に「この店安くていい
よ。割引チケットあげる。」と言って手渡したらほとんどの人が受け取ってくれた。

その要因としてこんなことが挙げられるのではないだろうか。
?大学生が大学生に配ることによって、年齢が近いことで警戒心が和らぐ
?テニスウェアを身に着けることで、同じ趣味を持つ者として親近感がわく
?ショップの立場からではなく、同じお客として接したため警戒心が和らぐ

自分となにか接点がある人に対しては親近感が沸く。見ず知らずの他人に対しては
どうしても構えてしまう。その壁を低く、又は取り払うためにできることは何か?

今回は駅ですれ違った女の子に心が癒されたと同時に警戒心をいかに和らげるか
がお客様にアプローチするときのポイントだということを気づかされた。

未来事業・アシスタントコンサルタント  大居 閲子

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<発行者>未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡 憲章
<本社>  東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F
<事業内容>経営プロデュース 経営改革・経営発展 指導支援
      経営経済関係の講演、著作
<FAX>  03-3367-8731 <MAIL>  keiei@mirai-j.co.jp
<URL>  http://www.mirai-j.co.jp ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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