e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。 |
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 『『『『 一年で儲かる会社にしようじゃないか 』』』 “やろうぜ再建!! 破産・夜逃げにならぬ為に…” 経営プロデューサーレポート VOL 162 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ <改革編> ***いい加減にせんかい!*** ◆私の事務所に相当の年配の紳士が奥さんに付き添われてやってきた。話を聞くと息 子に譲った会社の経営が厳しい状態に追い込まれている。何とか経営再建をお願いで きないだろうかということであった。 ◆財務諸表を拝見するとかなり追い詰められていることは明白。一見黒字決算のよう だが時価貸借対照表を作成してみると、年商の50%以上にも及ぶ債務超過である。 金融借入れも危険域に達しており、いつ貸し剥がしをされるか分からない。 ◆早速社長である息子と面接、この状態をどう認識しているのかを確認した。営業主 体に動いている彼は会社の危機状態を殆ど認識していない。債務超過が何であるかは 頭の中では分かっていても、実経営において何をしなければいけないか分かってない。 貸し剥がしに対しても他人事のような気持ちでいる。 ◆私から立て直しの方法を聞いた後、彼は「これまでに他のコンサルからも指導を受 け立て直しをやってきた。しかし長く続かなかった。ところであなたの経営コンサル タント事務所の特長は何ですか?」と私に聞いた。彼は私が自分の儲けのために会っ たとでも思っているようだ。 ◆彼の現状を知らないレベルにかなり我慢して聞いていたが、これで私は切れた。「ふ ざけるな!君のお父さんが私のところに何とか息子の会社をして欲しいと頼みに来た から、私は一銭のお金も貰っていないのに、忙しい中で時間を割いているのだ」さら に「社長がそんな程度にしか自分の会社を思っていないならどんなに頼まれても私は 支援をしない!」と申し渡した。 ◆傍で社長の老父は悲しみに沈んでいた。この会社は残念だがこの先半年のうちに 破綻をするだろう。その時になって、この社長は私の言葉の意味を肌で理解すること になるだろう。 ◆これまでに彼の会社をいい加減に指導してきたどこやらのコンサルタントにも大き な責任がある。しかし、しょせん経営の建て直しは社長の思いと熱意がなければ実現 できない。自社をこんな程度にしか認識していない社長のもとで働く社員たちは浮か ばれない。 経営プロデューサー 吉岡 憲章 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <金融編> ***銀行員を貸す気にさせるテクニック*** 9月決算の企業の経営者はこの時期悩むことが多いのではないだろうか。最大の悩 みは決算が赤字か黒字かということである。不況が長引くなかで赤字が2期3期と続 く企業が多くなってきている。金融機関では不良債権問題がまだまだ解決されておら ず融資の引き締め、いわゆる貸し渋り・貸し剥がしが行なわれているのが現状である。 このような状況下で、自分の企業が赤字であるために決算の数字をいじくることに より金融機関からの貸し渋り・貸し剥がしを防ごうと考える経営者が多い。赤字決算 にしたら今期予定していた設備資金の融資が受けられなくなる、今期こそ黒字にしな いと融資が打ち切られてしまうなどの切羽詰った気持ちの現れだ。 会社の決算をいじくる,操作するということは言い換えれば粉飾決算をすること。 そして粉飾決算には2種類あるということを知っていただきたい。一つは完全粉飾, そして灰色粉飾である。 完全粉飾は,架空売上や架空在庫,簿外負債隠しである。この完全粉飾の効果は大 きく、多額の架空利益を計上できる。しかし完全粉飾は絶対に隠し通すことはできな い。いずれはばれてしまう。金融機関に粉飾の事実がわかれば、融資引き上げは当然 である。またこの粉飾は、後々の業績回復により消せるものではなく麻薬のように会 社を蝕んでいくことになる。 もう一つの灰色の粉飾は、どうしても金融機関の融資が必要であるときにはある程 度は認められると考えられる。この灰色の粉飾は会社の会計基準上の処理の問題であ る。会計処理において企業にはいくつかの方法が認められている。企業の実態に応じ て会計処理を選択することができる。認められた範囲内で決算を操作することはやむ を得ない措置ではないだろうか。 いずれにしても非常にデリケートな問題である。経営者は事実は事実として謙虚に 受け止め慎重に対応してほしい。完全粉飾を行なわなければならない現状ならば今の 段階で会社を整理したほうが良い、そのくらい重要な行為である。 完全粉飾の前に金融機関に全てを相談し、アドバイスを受けることを勧める。金融 機関は事前に相談を受けるならば決して企業を見捨てることはないのだから。 マネジメントコンサルタント 奥山 孝司 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ≪コンサルの視点≫ ***今これを読んでくださっているあなたへ*** こんにちは、はじめまして。縁(えん)とは不思議なものだと思いませんか? 私は縁あって「未来事業」に入社し,未来の「経営コンサルタント」を目指して毎日 すべてが修行と思い頑張っています。 これまでは自分が「経営コンサルタント」の仕事に就くなんて、考えたこともあり ませんでした。その私が、今ここで、こうしてメールマガジンの原稿を書いています。 そして、何かのきっかけで、このメールマガジンをとってくださったあなたが、私の 書いた文章を読んでくれています。これもなにかのご縁でしょう。 先日、当社主催の「未来経営懇話会」で多くの経営者の方々にお会いしました。出 席されたのは、様々な業界の、経営のトップに立たれている方々。今はまだ未熟な私 がそんな方達と同じ席についている・・・修行中の身である私には考えられない状況 です。 当然のことながら、出席者の方はみなさん経験豊富でいらっしゃいます。経営に直 接たずさわったことがない私には、すべてが勉強になります。たくさんの為になるお 話が聞けました。 この仕事は、いろいろな業種の方と出会う機会があります。当社にご相談に来てく ださった方が、ピンチを乗り越えた後、私どもの別のクライアントとタッグを組む、 というようなご縁もあります。 このような縁は大切にしていきたいものです。 縁あって、出会った方々から勉強させていただく。中には素晴らしい女性経営者が たくさんおり,私もその一角として経営の勉強をしていきたいのです。そしていつか、 吸収した経験を生かし、経営者の力になりたい!そう思っております。 アシスタントコンサルタント 大居 閲子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★★食生活に関するご相談,またご提案等ございましたら是非下記アドレスまで お寄せください。★★ yy@mirai-j.co.jp ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★★中小企業経営者向けサポートシステム 埼玉新聞社主催“達人の知恵” 吉岡憲章監修 でさらに充実★★ 埼玉新聞が会員組織“達人の知恵”を中小企業経営者のための役立つ情報とノウハ ウを提供するシステムです。経営相談、経営セミナー、月刊情報誌などをはじめ多く のメリットがあります。 詳しくは下記のURLをクリックしてみてください。 http://www.saitama-np.co.jp/ad/tatujin/index.html ★★お気軽に参加下さい(未来経営懇話会のお知らせ) ★★ 経営発展や改革などについて、食事を取りながらざっくばらんに話し合うことを 主旨とした“未来経営懇話会”(11月度)を下記のように開催します。 記 日時……平成15年11月21日(金)(17:00〜19:00) 場所……永楽倶楽部会議室 (東京 地下鉄赤坂見附駅、永田町駅から徒歩4分 山王飯店7階) テーマ…「1年で儲かる会社にしようではないか」 講師 吉岡 憲章(経営プロデューサー) 「銀行員を貸す気にさせるテクニック」 講師 奥山 孝司(未来事業コンサルタント) 費用……無料 (但し食事代3000円は必要です) 参加資格…中小企業の経営者、経営幹部 主催……未来事業株式会社 経営懇話会 申し込み方法…下記宛ご連絡ください。 (氏名、会社名、職位、業種、電話番号、メールアドレス) お申し込み先 未来事業株式会社 懇話会事務局 FAX 03-3367-8731 e-mail dan@mirai-j.co.jp ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ <発行者>未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡 憲章 <本社> 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル6F <事業内容>経営プロデュース 経営改革・経営発展 指導支援 経営経済関係の講演、著作 <FAX> 03-3367-8731 <MAIL> keiei@mirai-j.co.jp <URL> http://www.mirai-j.co.jp ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ |
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