e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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経営再建プロデューサーリポート
        
“やろうぜ再建!!” 破産・夜逃げにならぬために…
             
VOL 014

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***発注先の情報をトコトンつめろ!***
                
<その1・下請け編A>


 VOL.11,12,13とかけて、私の創業した会社で、私自身が
体験した経営改革について、その概要を説明しました。
整理をするために、ダブりますがもう一度まとめてみますと、その概略
は次の様になります。

ある有名オーディオメーカーから、アナログレコード・プレヤーのOE
M生産を月産2〜3,000台で受注をしたが、実際には商品がヒット
しその10倍の台数の生産規模となった。

しかし数ヶ月後には、CDへの移行という商品の構造変化に直面し、急
激な受注減少に直面した。
直ちに、その対応の為に銀行から運転資金(実は撤退のための)の借り
入れと、経営体質の諸改革に全社を挙げて取り組んだ。

改革のポイントとしては
1)役員報酬の大幅カット
2)工場を3工場から1工場に閉鎖
3)従業員を250名から100名に減少
4)扱い品目を利益順に1/2に絞る
5)徹底したケチケチ運動の実行

等を始めとして、経営革新計画を作り、非常時貸借対照表も添付して、
銀行と更には社員、取引先に要請。
徹底的に対策を実行、フォローした事により、関係先の協力を得ること
が出来た。

同業者から“あそこはもうダメだ”と噂されたり、多くの従業員を失っ
たり大きな傷も受けたが、最悪の事態にならず会社の再建が出来た、と
言うことです。

この経験から考えても、経営の危機を迎えてしまう大きな要因のひとつ
として、“売上見込みの甘さ”と言うか、“売上・受注に対する詰めの不
十分さ”ということが上げられます。

今回のテーマは、OEM受注に際して、商品のライフサイクルに対する
認識の甘さに加え、やはり“売上高、成長率優先”の考え方に問題があ
ったと言うことでしょう。

“受注に対する詰めの甘さ”と一般的に申し上げても、具体的に“どの
ような”と言うことが、理解しにくいと思いますので私自身の体験をも
とにして、
1)下請け受注について
2)海外受注について
3)オリジナル商品受注について
と、分けて実例を述べてみたいと思います。

まず下請け受注について、私のケーススタディーを書き下ろしましょう。
私は今からおおよそ25年くらい前に、それまで勤務しておりました大
手電気メーカーを退職し、電子機器ユニットの製造会社を創業しました。

始めは自分の退職金をもとに、電気製品の基板を組立てる小さな工場か
ら営業し、“物を作る心”とはどのような事なのか、“人を使う”とはど
ういう事なのかを一つひとつ学び、やがては協力会社の中で、一番の会
社になりたいと、密かに思っておりました。

この当時は親会社と下請けの力関係は、厳然とした格差があり、下請け
は浮気をせず、親会社1社からの受注のみで経営をする、またそれを親
会社が“可愛いやつ”と思うような時に仕事がもらえる、と言うような
世の中でした。

右肩上がりの社会でしたから、それでも良かったのでしょう。
又、親会社も言うことを聞く子会社には優先的に発注し面倒を見ると言
うような余裕もありました。
今なら、リスク回避のために、他にも営業活動をするのが当たり前です
ので、ナンセンスと言うことになりますが・・・。

その様ななかで、ただひたすら“品質第一”“納期厳守”に忠勤を励ん
だのが、認められたのでしょう。
やがて数年後には、協力工場の中で40%を超すシェアを確保し、従業
員も150名を上回る規模に成長してきました。

又、基板組立ての主体が人手から自動化に移行を始めた頃で、その為の
自動機導入の準備も始めました。

(以下次号)


★★スペースの関係で以下次号に掲載させていただきます★★


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             経営プロデューサー  吉岡憲章


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