e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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経営再建プロデューサーリポート

“やろうぜ再建!!” 破産・夜逃げにならぬために…

VOL10

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        ***ハリのむしろの債権者説明会***
                        <その2>


★前号から続きます。
この号からご購入された方は、是非バックナンバーをお求め下さい。

(本文)

いよいよ、質疑応答の時間になります。
“この人がこんな事迄言うか”と言うような発言が出てきます。

中にこんな質問がありました。
“今回の倒産で、子会社の連鎖は考えられるか?”との質問に、ま
だ十分に生きる見込みが有るのに、迂闊にも代理人弁護士が“子会
社は破産になると思う”と答えてしまいました。

途端に、何人かの債権者が外に飛び出して行きました。
後で帰社してみると、その子会社の幹部達が目を真っ赤にして“何
故弁護士はまだ見通しが有るのに破産するなどと言うのか”と怒り
狂っていました。

結局その子会社は、部品の供給をストップされ1ヵ月後に、連鎖倒
産をせざるを得なくなりました。
ちょっとした不用意な言葉や配慮の足りなさが起こした倒産でこの
様な倒産のことを、何と言うのでしょうか、“無配慮倒産”でしょう
か。

質疑応答の最後に、債権者の一人から、役員は本当に再建をする覚
悟はあるのか、ここで一人ひとり決意を述べてくれ“と言われ、全
役員が“命を掛けても再建させます”という趣旨の決意を表明しま
した。

しかし実際には、その数日後には債権者に誓ったにも拘わらず、色々
な理由をつけて役員は辞めて行きました。
最後まで、歯を食いしばって、誓いを守り再建まで持って行ったの
は、私ともう一人の役員の2人だけということになってしまいまし
た。
この事で、社員たちは次々に辞めて行く役員たちを“逃亡役員”と
呼ぶようになりました。

説明会が閉会しますと、役員一同起立してお詫びをいたします。
債権者の中には,“ふざけるなよ!”と捨てゼリフを残していく人も
います。

一方で“頑張れ、応援するよ”と励ましてくれる人もいます。
有りがたくて、有りがたくて涙がボロボロとこぼれてきて、良く見
えないのですが、後ろ姿に最敬礼します。
この時に、私は“男はありがたい時にはこんなにも泣けるのか”と
いうような事を思った事があります。

世に言う“債権者説明会”の概要はこんなものです。
大勢の債権者を前にして、役員席でつくづく思う事は,“もっと前に
徹底して経営改革を断行しておけばこの様にならなかった”という
悔やみだけです。

この様な事にならない様に、会社が生きている内に、経営改革を徹
底的に実行しましょう。
今をおいて他に無いのですから。

どのように経営改革するか、是非メールを下さい。
一緒に徹底的な改革をしましょう。

          経営プロデューサー  吉岡憲章

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