e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

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経営再建プロデューサーリポート

“ やろうぜ再建!!” 破産・夜逃げにならぬために…

VOL 08

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        ***倒産直後、社長が姿を消すわけ***     
 
 私はおおよそ25年前に独立し、会社を創業しました。
始めは本当の零細企業から始まり、やがてまあ“企業”と言えるとこ
ろまで成長させました。

しかしこの成長している間でも、絶えず“倒産を恐れる”という気持
ちが頭の中をよぎっていました。経営者としては、至極当然のことか
も知れません。

これは、体験できないだけに、人が“死の世界ってどんなものだろう
か”と、恐れたり想像したりする事と全く同じで経営者としての本能
から来るものかも知れません。

近くで“あの会社が倒れた”と聞くと、わざわざ用事もないのにその
会社の前に車を止め、“どうなっているのだろう”と暫く様子を見てい
たことも何度かありました。

たいがいの場合は、ご承知の様に門を鎖でシャットアウトし、“破産”
を知らせる通知が貼り出されていました。
人影はほとんど無く、時折債権者とおもわれる人が、食い入るように
通知を見つめ、そして何やらブツブツ言いながら、手帳に連絡先をメ
モしてやがて去っていくくらいです。

知人の場合は、“何とか力になれれば・・・”と思い、社員を装って社
内に入った事もあります。
そこで見るのは、債権者が別室に押しかけて、さまざまな要求や思い
のたけをぶつけたり、腕を組んで座り込んでいたり・・・という光景。
でした。

経営者は目を真っ赤にはらし、視線も落ち着かず、殆ど思考能力があ
りません。
端から見た倒産の現場とは、こんなものです。

此れが当事者となるとどうでしょう。

*倒産と同時にまず銀行や国家機関がアクションを起こします.。
 普段はどんなにスローモーでもこの様なときは、津波のように行動
 するんです。
 銀行口座は即刻クローズ、回収や差し押さえがはじまります。

*次に債権者から自分の方の回収を少しでも有利に出来ないかとの
 思いで、様々な要求が突きつけられます.
 例えば、来月末にはこの分だけは返済する旨の念書を入れろ。とか

*債権者にお詫びに伺うと中には監禁されてしまうところもあります。
 “お前に保険をかけるから自殺しろ”という債権者もいます。
 ただひたすら、頭を下げるばかりです。

*中には特殊株主のような人が大声でわめいて行きます。
 何か起きないかとカメラを構えて狙っている人もいます。

そういう中で、当事者である代表は殆どの場合一時的に姿を消します。
私も昔は“社長たるもの、何で皆に会ってお詫びをしないで逃げてし
まうのか、卑怯ではないか。”と思っていました。

しかし、本当の倒産を経験すると“なるほどな”と納得してしまいま
す。
前述の様に、多数の債権者からそれぞれの要求が徹底的にされます。
此れは、破産になった場合でも、裏から様々な要求や脅しが来ます。

中には、本当に親しい人や、連鎖しそうな会社に対して何とか出来な
いか、と考えてしまいます。
下手をすると、詐害行為になってしまいます。
場合によると、身の危険が現実に発生します。

こんな事で、ある程度の方向づけが決まったり、皆の気持ちが少し沈
静化するまで、暫くの間姿を消す事になります。
従って、“姿を消す”という事は“逃げる”事ではなく“次に向かって
体制を立て直す”という事でしょう。

こんな事を考えますと、どんなに辛くても、どんなに苦労しても、“生
きている会社”で徹底した経営改革をする事が、どんなに前向きで、
有りがたい事かということを痛感できます。

今すぐに思い切った経営改革の断行をして下さい。
決して“姿を消す”なんて事がないように。

どのように、経営改革をすればよいのか、徹底的に相談に乗ります。
ご遠慮なく連絡を下さい。
一緒に考え行動しましょう!!

             経営プロデューサー  吉岡憲章


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