e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 67<>2003/03/26(Wed) 12:59<>社長が会う相手は誰か<> ***社長が会う相手は誰か***

社長の主な仕事の一つに“人と会う”ということがある。
それは社員であったり、株主であったり、お客様であったり、取引先や地域の
要人であったりする。
これらの人に会い、話を聞き、自分の考えを話し、そして情報を入手するので
ある。

では、社長が外に出かけた時に会う相手はどのような人と会うことが多いのだ
ろうか。
お客様であれば相手もやはり社長か、大企業なら役員か事業部長クラスか。
銀行であれば支店長クラスだろうか。

それとも、このような経営層や幹部クラスではなく、いつも担当者レベルとば
かり会っているようなことはないか。
幹部に会いたいと思っても、担当がなかなか会わしてくれない、というような
ことはないだろうか。

また、〇〇クラブとか△△協議会等の名誉職的なお付き合いが多かったり、た
びたび、本業の会議をキャンセルしてまでも事業にあまり関係のないところに
行くようなことはないだろうか。

次に、来客についてはどうだろうか。
社長への来客が保険業者、投資会社、外商など、本業に直接関係のない人が多
いようなことはないか。
社員を呼んで話を聞いたり、会議ばかりしているのもこれまた発展はない。

自分の手帳の予定表を見てほしい。
記入されている予定の中で、どのくらい売上や経営削減のために“直接に役に
立つ人”がどのくらいいるだろうか。
もちろん外部の人である。

その率が全体の80%を超えていなければ、とてもとても経営改革などは進ま
ない。
それとも、今月の予定表が真っ白状態の経営者だったら、これは言わずもがな
直ちに辞任してほしい。

                   経営プロデューサー  吉岡 憲章

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