e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 68<>2003/03/26(Wed) 13:00<>職場が汚くなってきていませんか<>***職場が汚くなってきていませんか***
 
会社の経営状態はすぐに経営者や社員の気持ちに反映される。
後ろ向きのことばかり忙しくなり、周囲のことまで目が届かなくなってくる。
会社が厳しくなると、社長を始めとして幹部達はほとんどの時間を資金繰りに
費やされるようになる。

厳しい資金繰りをやったことのある人はお分かりだろうが、資金繰り表を見て
いると、この目の前のことだけでもクリアーできればいいんだ、というような
気持ちに追い込まれてくる。
それ以外のことなどは、もうどうでもいいような気持ちにすらなってくるので
ある。

この気持ちがすぐに社員達に伝わってしまうのである。
だから、会社全体が目先のことばかりを見るようになり、お客様への心配りや
皆が毎日働く職場の整理・整頓などはどうでもよくなってしまうのである。
超多忙なときでも前向きの仕事をしているときは攻めているから回りにも気配
りができるのである。

毎日のごみが、手垢が、ほこりが、そして書類までも散乱してくる。
その上、汚れていることに平気になってくる。
ついには大事な注文書や人事関係の丸秘書類までどこかにいって、それを探す
のだけで担当者は何日も無駄な時間を費やしてしまう。

会社や職場が汚れていたり、机に書類が散乱していたら、それは社長や幹部の
“頭の中が整理されていない”と考えてほしい。
お客が来社しても「忙しくて・・・」と汚れていることの言い逃れをするように
なっていないだろうか。

これこそ経営者が最も恥じなければならない言い訳である。
こうなったら会社は危ない。
もう一度、自分の机や部屋はもちろんのこと、事務所や現場、車や倉庫ほか全
ての会社の内外の整理整頓を見直してほしい。
これであなたの会社の経営体質がどんなレベルにあるかがはっきりと分かる。

                   経営プロデューサー  吉岡 憲章

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