e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 69<>新年明けましておめでとうございます!<>***新年明けましておめでとうございます!***
 
昨年中はメルマガをご愛読頂きありがとうございました。心からお礼申し上げます。

今年は午年、天駆ける馬のごとく皆様におかれましても公私共に飛躍される年でありま
すようお祈り申し上げます。

さて昨年は小泉内閣の発足、財政・構造改革政策に始まり、アメリカの同時多発テロ、
アフガンのビンラディン掃討作戦そして株価の1万円台割れ、マイカルを始めとする大
型倒産・・・と激動の年であったと思います。

今年は何とか景気回復の希望の持てる年であってほしいと念じますが、残念ながらさら
に厳しさが中小企業に押し寄せてくることは避けられないでしょう。
何故ならわが国の景気が良くなるためのさまざまな施策がまだ陽の目を見ていないか
らで、仮に良くなったとしたらそれは気分的なものでしょう。

ただし、景気が悪いと言ってもそれは中小企業とその経営者に金がないということです。
ある所に金は有ります。金融機関も中小企業に貸す金は有りませんが大企業に貸す金は
溢れています。でも大企業も金が有るから借りません。

国民個人も多くの人が使い切れないくらいのお金を郵便局に銀行に預けています。だか
ら30万円もするおせち料理を頼んだり、テロが怖いからと言って海外に行く代わりに
国内旅行に切り替え、温泉場は超満員です。昇給や賞与が減ったからと言っても本当に
食えない人は特殊な環境の方々のほんのわずかです。

ペイオフ1千万円なんて気にしている中小企業の社長がどれだけいますか。機にしたく
たってそれだけのまとまった金を心配できるほど持っているものなら、心配したいくら
いの資金繰りの厳しさでしょう。
ペイオフを心配しているのは大企業とサラリーマンと定年退職者でしょう。

世界に比類なきほどあぶれているお金が金融機関、大企業、そして少しお金持ち(?)
の国民がそのお金を淀みからはきだし太陽の光を当てさせるような政策が必要なので
しょう。

本当に食えなくなるのは中小企業の経営者となる可能性のある今年です。
このような厳しいときこそ事業を拡大させるのではなく、経営改革を断行して経営体質
を徹底的に良くしていかなる不況にも打ち勝つような会社にすることが最善の道でし
ょう。

来るべき大不況に負けない企業経営をするための参考にしていただくために以下のよ
うに私が講演を行う予定です。ご希望の方はぜひご参加頂き経営にお役立てください。
(詳しくは1月7日付けの日本経済新聞の夕刊に掲載されておりますのでご参照くだ
さい)

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