e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。 |
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72<>2003/03/26(Wed) 14:26<>塵材を幹部に登用していませんか?<>***塵材を幹部に登用していませんか?*** 会社を主として経営しているのは社長であることは言うまでもない。そして次に役員 や幹部のスタッフであろう。しかし、実際に会社の日常業務を束ねたり、推進してい るのは幹部ではないだろうか。 あなたの会社ではどのような人がこの“幹部”になっているのだろうか。創業時から いる生え抜きのベテラン。それとも途中入社のバリバリだろうか。いずれにせよ彼ら が社長を支え、会社を動かしているわけである。したがって会社を生かすも殺すも幹 部次第ということになる。 これほど大事な“幹部”という職を担っている人たちは本当に“会社の利益”という ことを、どれほど考えているのだろうか。社長はこのことを立場上本能的にも身体に 叩き込んでいる。しかし幹部はどうであろうか? 私の指導している多くの会社ではやはり創業時からの古参社員がそのまま幹部とな っているケースが殆どである。伸びている会社、利益を出している会社ではこの幹部 達が生き生きとして采配を振るっている。一方低迷している会社ではこの幹部達は本 当に仕事をしているのかと思うくらいである。 次のようなポイントが低迷幹部に共通していると思う。 1)金は天から降ってくるような気持ちを持っている。 2)難しいことは社長がやってくれると思っている。 3)社長から言われたことだけをやる。自分で発想しない。 4)うまくいかないのは部下のせいだと思っている。 5)勉強をしようという気持ちが少ない。 6)まあダメなら辞めればいいや、と思っている。 7)部下には徹底的に威張る。 会社がここまで大きくなったのは社長の力である。会社は大きくなってもはじめから いる幹部は少しも大きくなっていないから会社はもうそれ以上大きくなれないのであ る。このような幹部を“塵材”という。 また悪いことにこれらの塵材幹部を社長は切れないでいる。昔は頑張ってくれたから とか、何とかかんとか言うが結局のところ塵材とはいえ愛着がある。社長の言うことは 表向きは“ハイハイ”と聞いてくれるし、社長を立ててくれる技術は一流だからまどわ される。 しかし、社員達はこのことをよく見ているのである。“○○部長は仕事もろくにでき ないくせにやたら威張っている。こんなことでやっていれるか!”と心では思っている。 これでは一生懸命頑張る社員たちが段々いなくなってくるのは当然であろう。このまま では結局会社は沈没だ。 会社の経営を本当に改革するのなら、このような塵材幹部を一日も早く“ごみ箱”に ぶち込むことであろう。これができないのは一重に社長の決断力のなさに起因する。断 固やるべし! 経営プロデューサー 吉岡 憲章 |
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