e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 75<>2003/03/26(Wed) 14:28<>なんで真紀子さんは人気があるの?!<> *** なんで真紀子さんは人気があるの?! ***


最近私にはどうしても分からないことがある。それは前外相の田中真紀子さ
んが何でこんなに人気があるのか、ということである。外相を更迭されたこ
とに対する同情評も加わっているのだろうが、彼女への支持率が60%を超
すという。

そもそも経営のプロから見たら彼女はトップとしたら落第もいいところであ
る。それは彼女の言動を聞いていれば直ぐに見抜ける。即ち会社(外務省)
の方向をどのように定め、営業戦略(外交)をいかに展開し何を目標にする
か全く方針がない。それよりも当社(外務省)の経営について全く勉強もし
ていない。

会社(外務省)の不祥事などは全く社内の問題。これを対策するなどはお客
様がアレアレと思うくらいさっさと片付けるのなんか経営者にとってみれば
簡単なこと。ましてや機密費等の不祥事は前社長(河野元外相)のときに問
題になっていたのであり、1年経ってもまだぐずぐずお客様(国民)の前で
恥をさらしているのは、経営者(外相)の力が相当低レベルということの証
明にすぎない。どこやらの自動車会社のクレーム処理の不手際と同じ位の程
度であろう。

社内(外務省内)の不祥事対策を社員達(外務省のお役人)がやろうとして
いるのにこの社長はその対策打ち合わせにも加わらないで無視している。に
もかかわらず、外部に向かって“社長の言うことを役員も幹部(外務省のお
役人)も言うことも聞いてくれない”とわめく。特にテレビのカメラがある
ときは声高に叫ぶ。

社長の言うことは、はるかに低次元な素人レベルのことで聞くに堪えない。
さらに勉強をしようという気持ちもなく、気分と思い付きで色々と発言をす
るからぐちゃぐちゃになり、社員達はまともに相手にする気もなくなった。
もう営業(外交)をしようとしても段々とライバル(諸外国)においしいと
ころは持っていかれ、赤字転落が間違いなくなった。

親会社の社長(首相)は何とか子会社の社長(外相)に勉強させ、会社(外
務省)の中をまとめさせるように指導してきたが、ますます社員達の心は離
れていき、損失は拡大していく。社員達(お役人)もものすごく問題がある
が、それを束ねられないでその理由を社員のせいにする社長の能力はあきれ
たほど低い。できれば首を切りたいのだが、いかに強い自薦があったとして
も社長に任命した自分の責任は大きい。

これ以上そのままにしておくと会社(外務省)は倒産状態になるし、親会社
(日本)にも大変な影響が及ぶことは間違いがない。そこでタイミングを見
計らって理由付け(国会混乱)のできる時に首を切った。

こんな社長であれば、中小企業ならとっくに潰れているし世の中から相手に
も去れないだろう。社会的にも経営者としては抹殺されてしかるべきだろう。

こう考えると、田中真紀子さんが抹殺をされないで、なお支持率が高いのは
なぜか分からなくなってくる。国民は表面だけを見ているのだろうか、それ
ともやがて誰からも相手にされなくなっていくのだろうか。お客様(国民)
は本物を見分ける力を持っているはずだが・・・。経営者の道につながるこ
となので特にこだわってみたい。

                  経営プロデューサー 吉岡 憲章

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