e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 80<>2003/03/26(Wed) 14:32<>会社の状態を絶えず肌で感じる<>***会社の状態を絶えず肌で感じる***


時代劇の映画やテレビを見ると、戦の時には“殿”を中心として戦(いくさ)の戦
略を立てるために、軍議がなされる。
戦奉行からの報告に基づき、敵に対して勝てるように自軍の布陣を立て直したり、攻
撃の手順を決めるのである。

 前線から食料補給の後方部隊までの動きが刻一刻と報告され、敵・味方の状態や戦
果を把握して効率よい攻撃をかけた方が戦に勝ち、敵の大将の首を取れるのである。
これが逆だと自分の首が落とされることになるのははっきりしている。

 経営も全く同じなのである。少なくても実質的に赤字の会社は毎日が死に繋がるよ
うな戦(いくさ)をしているのだから、時代劇のお殿様より厳しくしんどいのである。
もちろん、経営においては敵に命を取られることはないが、会社の命を取られてしま
う。つまり倒産をしてしまうということになる。

 きちんと利益を出している会社の経営者は、いつも臨戦体制をひき、経営状態がど
うなのかをしっかりとおさえている。そして問題があると直ちに問題解決に立ち向か
うのである。

 一方、経営の厳しい会社の経営者は、これが全く逆転している。まず経営が悪いの
は景気が悪いからと、なかばあきらめの境地である。今月の売上げがどのくらいの見
込みか知らない。それどころか売上げの目標さえはっきりしていない。

 こうなると、今自社がどんな状態になっているか分からず、どこが敵に攻撃されて
いるかもはっきりしない。だから対策も打てないし打つ気もない。

 経営は情報の積み重ねである。情報の中に、経営指標があったり業務報告やお客様
からのクレームなどがあるのだ。これらの情報が経営者にしっかりと上がってくるこ
とが経営の基本であろう。それが毎月毎週はもちろん毎日刻々と把握できて初めて戦
(いくさ)になる。これができなければ勝つどころか城(会社)は陥落してしまうだ
ろう。

 ぜひ、社長を中心に経営情報が絶えず上がってきて、紙の上に布陣や戦略を書ける
ようにしてほしい。これが会社の状態を肌で感じるということである。



               経営プロデューサー  吉岡 憲章

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