e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 95<>2003/03/26(Wed) 14:46<>会社がいかに生きるかが大事<>*** 会社がいかに生きるかが大事 ***

 私は、経営改革を断行するに当たって、まず“売上げが増加することを考えずに
利益をあげる”ことを第一に考える。
次に、金融機関にどのようにして返済して、一刻も早く銀行下請けから脱出する
ことを検討する。

 しかし、私の経営改革はこれでは終わらない。
もっと大事なことがある。それは“企業は維持をし、生きのびる”ことをもって
最終的なものとは思っていないからである。
そこで、私はオンリーワン戦略の立案を始めるのである。

 生きること。それは企業にとっては最低限の必要条件であり、
十分条件ではないからである。
より大事なことは、“いかに生きるか”ということで、
それは人間と全くおなじなのである。

 経営者が持っている夢、社員が望む幸せな生活を実現するためにこそ、
会社の存在価値がある。
その見通しが読めなくては、会社を生き残らせる必要もないと思う。

 いま、徹底した経営改革を経営者の方々と取り組んでいるのも、単に経費削減を
実行して、資金繰りを繋ぐことが目的ではない。それは経過にしか過ぎないのである。
先の経営発展に結び付けていくためなのである。

 したがって、私は経営改革を指導するに当たって、厳しい経費削減や経営計画を
お願いすると同時に、オンリーワン戦略への取り組みも求める。
明日の資金繰りに頭の一杯な経営者は、オンリーワンへの取り組みは
“落ち着いてから”と先延ばしにしようとする。

 そうではない。これまでもオンリーワンへの取り組みを、怠り軽視したから
経営が苦しくなってきたということが、ほとんどの中小企業にとって厳しい経営に
なった真の原因である。

オンリーワン事業や、オンリーワンサービス、オンリーワン商品が実現した時に
はじめて本当の経営改革のレベルになる。それまでは模造品の経営と思ってほしい。
オンリーワンなしでは“会社がいかに生きるか”も空論に終わって、
何の成果も得ることはできないだろう。

*赤字脱却は1年間で黒字にする
*銀行返済は5年間で終了させる
*オンリーワンは2年で実現させる

これが私の経営改革の信念であり、現実にできるように支援をしている。

                 経営プロデューサー  吉岡 憲章

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