e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 110<>2003/03/26(Wed) 14:59<>竹中ショックに早急に対応する<> ***竹中ショックに早急に対応する***

 現在我が国でもっとも注目されている社会的な出来事は“北朝鮮拉致問題”であり、
経済的には“不良債権の早期処理のための竹中提言”であろう。どちらも新聞紙面や
テレビをこれでもかというほど賑わしている。

 北朝鮮問題についての国内の世論は一致しているが、竹中提言については政界、
経済界は真っ二つに分かれてお互いに主張している。私自身は景気対策に合わせて、
不良債権対策をいま強力に進めなければ、我が国の真の発展はないと思っている。
不良債権処理は後回しにしたり力を抜くようなことでは、本当の経済発展はありえない。

 ことここに至っても、危険31社や一部の大企業を生き伸ばさせたり、金融機関対
策を狙いとした族議員政治家達の発言には不快感を通り越したものがある。懲りない
面々がいつもいるということだろう。

 賛成・反対はともかく、この竹中ショックとも言われる不良債権対策は現実には強
力に進め始めていることには間違いない。

 “銀行から債務者区分を落とすぞと脅かされた”、“利息を上げることを強要された”
“定期預金を担保に入れるように言われた”…。
私のところに、このような相談や報告が急激に増加してきている。

 これらをいかに判断し、どのような対策をするか。一言でいえば“それぞれの会社
と銀行との力関係”で考えるほかはない。
多額の支払手形を発行している会社がその決裁に関連付けするように
(手形決裁資金をかたにとられて)銀行から言われたら従うほかはない。
他にも友好関係のある銀行がある場合には、断ることができるかもしれない
(現実には殆どこのようなことはないのだが)。

 したがって、銀行から要求されてからでは多くの場合、泣きながらも従うしかなく
ないのが現実である。

 銀行からのこの種の追求や要求はこれから益々増えるとともに厳しさを
増してくることは間違いない。条件変更、貸し渋り、貸し剥しなど当たり前になる
ことだろう。

 これに対応する方法はただ一つだけ。それは自社の経営改革を今すぐ断行し、銀行
に対して少しでも強い力関係にすることである。年が明けてからではもう遅い。
それまでに金融機関はやってくるだろうから。

どのように経営改革を進めればよいか、私のホームページを通じて相談に来てほしい。
個別にお答え申し上げる。
      http://www.mirai-j.co.jp

             経営プロデューサー  吉岡 憲章

Copyright (c) 2003-2004  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket