e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 121<>2003/03/26(Wed) 15:15<>貸し剥しに耐える<>
***貸し剥しに耐える***

 貸し渋りはまだ銀行が“貸してくれる意思があるが貸せない”ということである。
しかし“貸し剥し”は全く“貸す意思・付き合う気持ちががないから回収する”とい
うこと。“貸し渋り・貸し剥し”と並べて言われるから同じような感じがするがその
実態のレベルは全く違う。

 以前に説明した債務者区分で“要管理先”以下になれば貸し剥し、“要注意レベル”
だと貸し渋りの対象になる。1年以上前だとこれらがもう一ランクずつ上がっていて
破綻懸念先以下が貸し剥し、要管理先が貸し渋りというところだった。厳しくなって
きたものである。

 自社の財務状況が“債務超過”であったらこれはもう“要管理先”以下と思わなけ
ればならない。もちろんこれは決算書の数字ではない。時価BSのベースだから決算
書で黒字であったり、自己資本が残っていても銀行は“フン!”である。まず時価の
財務状況を出してみることである。

 もし、債務超過であったら一刻も早く経営改革を徹底することである。本気で取り
組めば1年後には黒字経営に転換できるのである。そうすれば“ウチの会社は大丈夫
か?”などと貸し剥しの恐怖に怯えることはなくなる。

 もし、ウチの会社の財務状況はどうなのか?を知りたい人や、黒字経営にしたいと
熱望する経営者はどうぞ連絡して欲しい。私なら1年以内に黒字にしてお目にかける。
             keiei@mirai-j.co.jp

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