e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 146<>2003/07/16(Wed) 14:12<>いい加減にせんかい 公務員 族議員 & 金融対策編(8)<><徒然編>
***いい加減にせんかい 公務員 族議員***

◆厳しい経営を余儀なくされた多くの中小企業が存亡をかけて日夜頑張っている。経営改革をするにも手をつけねばならないところはもはや自分を始めとして社員たちの人件費をどれだけ削減するかしかない。いまや中小企業の多くは賞与も出せないことが普通。昇給どころか減給をどこまで抑えることができるかのレベル。

◆週刊文春7月3日号に「公務員の人件費高すぎる」と題して産業別の年間人件費が次のように掲載された。(国民経済計算年報 平成13年度版)
1.公務員               1018万円
2.電気・ガス・水道などの公益事業    795万円
3.金融・保険              678万円
4.輸送機械               629万円
5.電気機械               584万円
6.小売・卸売              430万円

◆公務員を始めとして公益事業や金融業など国から堅く守られている業種の人件費が高い。一方規制や補助金で守られていない産業に従事する人の人件費は低い。小売・卸売産業では公務員の40%に過ぎない。公務員が民間より多忙を極めて生産性が良いなんてことはありえない。これじゃ一度公務員になったら高給の上、倒産もないからだれも辞めない。命永らえるためにさらに“ことなかれ主義”に徹するだろう。

◆かつて公務員は“安定もしているし権限もあるが給料は安い”という清貧に甘んじていたし、逆にそれが公務員に求められていた。今や大企業が標準賃金を作る時に公務員の何割というようなモデルになっている。いつの間に、わが国はこんなおかしな国家になってしまったのだろうか。

◆仮に380万人いる公務員の給与を民間並にするだけで年間16兆円もの税金を削減できることになる。(民間並にすることについて当事者以外誰も反対はしないだろう)さらに特殊法人31機関に対する国の一般会計からの財政支出は昨年度7兆円強。両方を合計すると何と1年で23兆円の税金がムダに使われていることになる。

◆この23兆円から10兆円は国の財務収支の健全化に振り向ける。残りの13兆円こそ産業の活性化のために使う。意欲あふれる中小企業が挑戦する環境をつくり、雇用確保のために使う。産業特区のような腰の引けた規制緩和ではなく大胆な規制廃止がこれに加わればわが国の経済の立て直しは明るいものになる。(規制緩和に金はかからない)

◆景気が悪いのは小泉改革や竹中金融政策が悪いのではない。特殊法人を援護し、規制にかじり付くことによって利権や権限を守ろうとする族議員や官僚に代表される公務員が景気を低迷させている。一歩進んでいる金融政策を浮き彫りにして、マスコミに叩かせている。自分たちのあさましい利権確保体質を棚に上げて。冗談じゃない!!

         経営プロデューサー  吉岡 憲章
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<金融編>
***銀行員を貸す気にさせるテクニック 8***

大阪に出張の折、非常に興味深い新聞記事を目にした。記事の大筋は以下の通り。
大阪商工会議所が会員の中小企業に対して、資金調達手段などの経営問題でアンケート調査したところ改善すべき点として次の項目があがった。

1.個人保証の要求「54%」 2.担保重視の貸出態度「44%」3.金利引上げ要求「26%」もっともなことである。特に1・2については金融機関自
らの弱点を棚にあげて、この2点を認めないと融資をしないという中小企業だからこその融資条件になってしまっている。

あまり知られていないことだが金融機関は、いわゆる上場企業からは個人保証や担保などは徴求していない。
それはなぜか?銀行には、企業に対しての調査能力がほとんどと言って良いほど無いからである。確かに本部には審査部、支店には融資係が置かれている。そして、融資に対しての審査が行われている。だがその審査はマニュアル化された審査であり、決算書の分析が中心である。コンピューターにかければあっという間に出来てしまう、そんな審査なのである。

決算書に隠されている中小企業の実体などは審査の対象外になっている。
大企業から個人保証や担保を採らないのはなぜか。他の銀行が保証や担保をとってないのにウチの銀行だけとるわけには行かない。とれば審査能力が無いのがばれてしまうから。恥ずかしいからである。

このメルマガを読んでいる中小企業経営者の方々が銀行から新たに保証や担保を求められた時に試しに“他の銀行からはそんなことは言われたことはない”と、ひとこと言ってもらいたい。銀行がどんな反応を示すか楽しみである。次回は、皆さんが銀行に差し入れる担保・保証について説明したい。意外に何も考えずに銀行に言われるままに印鑑を押しているのではないだろうか。その行為が大きな危険を含んでいることが多いのだ。

     マネジメントコンサルタント  奥山 孝司

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