e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 25<>2003/03/26(Wed) 12:21<>経営発展の為の推進パワーの結集を<その3><>***経営発展の為の推進パワーの結集を***
                         <その3>

★前号から続きます。
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ある会社で、この環境整備活動を導入した初日に、社員が電気掃除機を持
って来て、あちこち掃除を始めました。
“おいおい、何してるんだい?”と聞きましたら、“環境整備の時間だから
掃除をするんです”と返ってきました。
説明が不十分だったのでしょう。環境整備活動に掃除機や帚はいらないん
です。

それらの事は、通常の掃除の時間にやれば良いんですね。
用意するものは、各自雑巾と洗剤と竹串です。竹串は溝やコーナーのよう
な手の入らない場所の磨き上げに必要です。

環境整備の時間の30分間で、一人が丁度“新聞紙を開いた広さ”分だけを
磨き上げてください。出来るからと言ってそれ以上広げてはいけません。
もしその時間に出張等で、出来ない場合には翌日に倍の時間をかけて、新
聞紙2枚分を磨きあげます。

営業の担当は何だかんだと、理由をつけてたいがいサボります。
さあ、社長と営業責任者の指導力が問われる場面です。
この環境整備の意義を心から全員に納得できたとき、会社の経営発展は目
標を達成できると考えましょう。

磨いていますと冬でも汗が出てきます。
始めの内は、“何で俺がこんな事をしなきゃいけないんだ”と社長自身も思
いますよ。
磨いているうちに、色んな事が頭の中をよぎります。やがて、経営者とし
て何をすれば良いのか、分かって来ます。座禅をするより会社の発展のた
めにはよっぽど効果が出ますね。

同じ事を全員でやっているのですから、社員全員の一体感が出てきて、皆
の心が通じ合うようになります。
この磨き上げを愚鈍なまでに続けますと、一ヶ月で3坪の床を一人で磨き
上げる事が出来ます。

30人の社員がいる会社ですと一ヶ月で100坪の工場の床が舐めるほど綺
麗に磨き上げられます。
その間に、このスペース内の要らない在庫や無駄な物流や品質の改善をし
なきゃおられない位に、問題点がクローズアップされますよ。
とにかく、続けることが大事です。
数ヶ月で見違えるほどの会社に生まれ変わります。
お客さんも銀行さんも“この会社は本気でやる気だな”と目を見張ること
間違いありません。
                         
(以下次号)

   ★★スペースの関係で以下次号に掲載させていただきます★★

               経営プロデューサー  吉岡憲章

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