e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 26<>2003/03/26(Wed) 12:21<>経営発展の為の推進パワーの結集を<その4><> ***経営発展の為の推進パワーの結集を***
                         <その4>

★前号から続きます。
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経営発展会議の実施について

最後に経営発展会議ですが、前項で説明しました経営発展方針や環境整備
活動を実際に結果に結び付けていくポイントがこの経営発展会議です。
この経営発展会議は以下の3つのミーティングで構成されます。
(1)月次経営戦略会議
(2)週間経営検討会
(3)日々決算確認会
で、社長と経営幹部(役員と部門長)が出席します。

月次経営戦略会議は、前出の経営発展方針書に基づき、月次の対策の進捗
の確認、評価、そして今後の修正を行います。
基本的には全て数字を基に検討を進めます。

次の週間経営検討会は、この月次の目標達成のための、具体的対策の実行
の確認・評価を行います・
部門長からは、出来ない理由が続々出てきますね。
それらをひとつ一つ“出来る理由”を述べさせるように訓練させましょう。

出来ない理由は、大体“人がいない”、“時間がない”、“相手がいない”
そして“品物が入ってこない”の4つに絞られます。
これらは、全て部門長のやる事で、他の理由が出たときは要注意でしょう。

そして、最後の日々決算についてですが、日々決算と言ってもこれは経理
上の決算という意味ではありません。(勿論経理上も日々決算が出来る経
営管理を目指すべきですが、それは又別の機会にしましょう)

日々決算というのは、まず会社と部門が毎日きちんと抑えて置かなければ
ならない管理項目をはっきりさせ、それを社長、幹部が最優先で確認し、
問題があれば即刻手を打つという事です。

例えば売上、回収、仕入れ、稼働率、クレーム、出勤率などは勿論でしょ
う。
現在行っている大きな対策の効果の確認等も含めて、全て数字で表し、喧
喧諤諤と意見を戦わせることにより、“自分は正しくて、相手は悪い”とい
う管理者の本能的な言い訳を是正させる事も出来るでしょう。

昨日の売上は幾らだった?という事すら、知らない(関心のない)幹部が
ざらに居るんですからね。
他の管理項目等どっかに行っちゃってますね。
このようなに、月、週、日のミーティングが有機的に繋がった時、会社は
一目散に発展の道を辿って行くのですよ。

此れまでに、述べました経営発展のための推進パワーの結集方法について、
もっと詳しくお知りになりたい方はどうぞご遠慮なく連絡下さい。
                         
                           (この項 完)

                経営プロデューサー  吉岡 憲章

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