e-経営コンサルタント通信ではリストラ・資金繰り・経費削減などの問題を経営者の視点で吉岡憲章が経営コンサルティングいたします。

<> 53<>2003/03/26(Wed) 12:45<>ヒトは宝か<>         ***ヒトは宝か***

よく“人は宝だ”と言う言葉が飛び交います。
“人の命は地球より重い”との、かの有名なお話もありますし、それこそカケガエ
の無いほど大切なものでしょう。

さて、一方経営の世界から、この“ヒトは宝”ということを考えてみますと、少し
変わって来ます(勿論 生命の事ではありません)

会社は役員と社員とで通常は構成されています。
日々の業務は主としてこれらのメンバーで運営をされている訳です。
経営の立場で“宝かどうか”を判断する場合は、当然の事ながら、会社の利益に貢
献している人材かどうかが、判断基準です。

私はこの“人材”を次のように考えています。
 ★ 人財 (利益にきっちり貢献している人)…  20%
 ★ 人在 (居る、という程度の人)    …  60%
 ★ 塵材 (会社の足をひっぱて居る人)  …  20%

経営者の中には、この人財も塵材も一緒くたにして取扱い、待遇も平等に、と考え
ている人をよく見かけます。
会社では“ヒトは宝”という事は“人財”のことを言うのです。
社員を出来るだけ多く“人財”にする為に、教育や目的の共有などを行うのです。

塵材は会社にとって、ガンのような存在です。
彼を教育しようと思っても、ロスの方が多いでしょう。会社はボランティアでは
ありません
経営改革の為には、先ずこの“塵材”の摘出手術を断固行ってください。
そうすれば、まず2割の経営体質の改善が出来るのです。

“人材”は社長のこの決心を冷静に見ています。

                 経営プロデューサー  吉岡 憲章

Copyright (c) 2003-2004  未来事業株式会社 All rights reserved.   Produced by i-pocket