早いもので今年もあと一ヶ月。
年末年始はイベントも多く、食生活も乱れがちになります。
食べすぎ、飲みすぎ、さらには運動不足も手伝ってエネルギーの過剰摂取になってしまう心配も…
忘年会、おせち料理、新年会と続くメニューには、どうしても新鮮な野菜やカルシウムなどが不足しがちです。野菜に多く含まれる、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足し、体がだるくなったり、便秘などの悪影響がでてきます。良い体調を維持するためにも、ビタミンやミネラルが大切です。野菜や果物を十分にとり、牛乳などの乳製品を忘れずにとるようにしましょう。
お正月だからといって、安易な気持ちで乱れた食生活を続けていると、あとでツケが回ってきます。
年末年始の食べすぎ、飲みすぎや栄養の偏りがたたって、毎年正月明けは調子が悪いと感じる人も多いと思います。いつまでもお正月気分でおらず、一日も早く食生活を見直し、健康な生活のリズムを取りもどし、快適な一年を過ごしたいものです。
【お屠蘇で健康祈願】
お正月に飲むお屠蘇。ただのお酒ではなく、体に良いお酒なのです。
十種類近くの薬草が調合されていて昔は風邪予防薬として飲まれていました。
お屠蘇は正式には「屠蘇延命散」、「屠蘇散」といい、十種類近くの薬草を合わせたもので、日本酒やみりんに浸して作ります。
山椒(さんしょう)、白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)、桔梗(ききょう)、陳皮(ちんぴ)、桂皮(けいひ)などの薬草が使われますが、これを合わせなければならないという決まりはなく、処方する人や地域によって違いがあります。
効能は、調合されている薬草によって若干異なりますが、健胃、強壮、利尿、抗菌、咳止め、風邪予防、血液浄化、発汗促進、下痢止めなどです。
お屠蘇は単なるお正月の儀礼的な飲み物というより、先人が考えた健康のための薬といえるでしょう。
お屠蘇で一年の始まりに健康祈願をしましょう。 |