収穫の秋は、草木の花が実をむすんで果実となり、生命を次につなぐ準備を始める季節です。
人間の体も同じように、外に向かっていた「気」を少しずつ内側 におさめて冬にそなえます。
秋は空気が乾燥するため、喉や皮膚にトラブルが起こり、肌があれたり、風邪をひきやすくなります。
それは「気」の力が弱くなり、体の抵抗力が落ちていることも一 因です。
柿、梨、きんかんなどの秋の果物には、喉を潤し咳を鎮めるものがそろっています。旬を迎える野菜や果物が豊富な秋は、食べることを楽しみながら気を補いましょう。
しかし、食欲の秋は食べ過ぎが気になるところです。
補給したエネルギーをきちんと燃焼させ肥満を防止しましょう。
秋は「気」をおさめる時期なので、激しい運動よりも、水泳やウ ォーキングなど自分のペースで続けられる有酸素運動のほうが
適しています。
酸素を大量に消費して、体脂肪を燃焼させるので、ダイエットにも一役かっています。
しかも代謝が活発になり、血行もよくなると体内のバランスも整います。
運動すると免疫力も高まり、風邪を予防できるので一石二鳥です。
また、この時期は便秘にも気をつけましょう。便を腸内に長くとどめておくと栄養がきちんと吸収されないだけでなく、毒素が体内に溜まってしまい大腸がんなどの病気を引き起こしかねません。
野菜や海藻など食物繊維の多い食べ物も意識してとるようにしましょう。 |