今年は4月に入っても、身震いするような寒さの日があったり、そうかと思えば汗ばむ夏日があったりで、体調をくずした人も多かったのではないでしょうか?
5月には若葉がきらめく暖かな日が続いて欲しいものです。
先日、バラフという新種の野菜に出会いました。
食べてびっくり、塩味がするのです。沖縄名産の゛海ぶどう゛のようなつぶつぶが葉にぎっしりついているのです。
葉の表面が水晶のようなキラキラ光っているのは、水滴ではなくプラッター細胞と呼ばれミネラル分を多く含む葉の一部だそうです。食感はシャッキリ、プチプチ。
生でそのままサラダで食べるのがオススメで、その他しゃぶしゃぶや天ぷらにしてもおいしく召し上がることができます。
根から塩分を吸い取る力があるとても珍しい野菜で、有明海沿岸の干拓農地での塩害の研究としてバラフの栽培が始められました。その後、ヨーロッパなどでは高級ホテルのレストランなどで食用として出されている事がわかり、地元の企業や大学と協力して食用バラフの栽培が始まったそうです。
外観から、アフリカのスワヒリ語で、「水晶」や「氷」を意味する「バラフ」と名付けられています。
肉厚でゴツい見た目からくる印象とは異なり、えぐみや渋みはなく、何もつけずに、そのまま食べてもほのかな塩味が口の中に広がります。
このようなミネラル豊富な野菜は他にあまり見当たらないです。
今はまだ値段も高く、有名デパートやネットでしか手に入りませんが、これは試してみる価値がある野菜だと思います。
不思議な食感と自然な塩分はサラダや納豆にまぜたりと今後色々バリエーションが増やせそうです。
店頭で見かけたら、是非お試しを!! |