今年もいよいよ最後の月となりました。
振り返ってみると、後半は゛新型インフルエンザ゛が流行して手洗い、うがいが
改めて見直されてマスクや免疫力をつけるなど予防医学が重要視されるようになりました。
時代は今、「治療」から「予防」へと変わりつつあります。
今までの医学は、病気になったら治す治療医学が中心でしたが、これからは、@病気にならないように予防する、A治療後に再発などを予防する、などの予防医学が、ますます重要になることでしょう。
研究者や専門家の間では、「栄養と病気の関係」に関する研究が進められ、生活習慣病をはじめとする多くの疾病に、栄養の乱れと食の乱れが深く関与している事実を解明、発表されるようになりました。
東洋では昔から「医食同源」、すなわち、「病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだ(広辞苑)」と言う考え方があり、食は健康を考える上で基本中の基本です。
現代は、過度のストレス社会であり、様々なストレス過剰、暴飲暴食、過食、偏食、喫煙、不規則な生活、運動不足、睡眠不足などの乱れた生活習慣は、様々な病気の温床です。
このことによって、栄養状態のバランスの良い食生活や、過度のストレスの無い生活習慣を改善することこそが、病気の根本の原因を解決することであり、同時に病気を未然に防ぐことでもあるという予防医学が、人々の間でもクローズアップ再確認されつつあります。
予防医学は、「食生活や、過度のストレスの無い生活習慣の改善」にあると言えるでしょう。
今年の締めくくりとして、暴飲暴食が多くなりがちな年末年始にこのことを思い出して
いただきたいと思います。 |