やっと秋らしい風と空になってきましたね。
新型インフレンザも流行し、学校では学級閉鎖も相次いでいるそうです。
日ごろの手洗い、うがいを習慣にし免疫力を高めるために規則正しい生活を心がけましょう。
スーパーでは秋の風物詩ともいえるさんまや柿、栗、なし、ぶどうなどがおいしそうに並んでいます。
その中でも柿は、我が家の近くのお家の庭にもたわわに実をつけていて、通る度に見上げてしまいます。今回のテーマは意外と知られていない柿の栄養効果についてです。
【柿の栄養】
意外に思うかもしれませんが、実は柿にはビタミンCが豊富に含まれています。
その量はみかんやグレープフルーツの倍近く含まれています。
大き目の柿を1個食べれば、だいたい1日に必要なビタミンCの量を摂取することができるほどなのです。
また、他に柿にはカリウムが多く含まれています。カリウムには、体内の塩分を効率的に体外に排出してくれるという効果があるので、塩分の濃い食事の一緒に食べると効果的です。
【干し柿の栄養】
干し柿はその名の通り柿を干したものですが、この干し柿には渋柿が使われています。
干すことによって、甘味が強くなるだけでなく、渋みがなくなってしまうのです。
実は、この干し柿は、生で食べる柿よりもカリウムやβ−カロテンなどいくつかの栄養成分の量が多くなっているのです。特に、カリウムは生の場合の3倍以上にも増えているので、注目したいところです。一方で、干すことで水分が少なくなったせいか、ビタミンCの量は少なくなってしまっています。
【柿の葉の栄養】
柿についている葉を茶葉として使用したのが柿の葉茶です。柿の葉にはレモンの20倍、ホウレン草の10倍ものビタミンCが含まれているといわれています。
柿の葉は昔から健康茶として利用されてきました。柿の葉にはビタミンCを豊富に含み、フラボノイドも含まれています
通常のビタミンCは熱に弱く、熱すると壊れて減っていくのですが、柿の葉のビタミンCはプロビタミンCというビタミンCになる前の状態のもので、熱に強いのが特徴です。お湯を注いでお茶にして飲んでもその効果が破壊されることがないのです。
生でも良し、干しても良し、葉も良しなのは果物でも柿だけではないでしょうか。 |